クリエイターの定番機材、RME AudioのオーディオI/Fユーザーはご注目ください!RME オーディオI/Fのルーティング/コントロールソフト TotalMix FXの昨日をフィジカルに操作するための専用コントローラー『ARC USB (Advanced Remote Control USB)』が登場しました!
Multiface、Digiface、HDSP(e)、Fireface、Babyface、MADIfaceシリーズ等、2001年以降に発売されたすべてのRMEインターフェイスに対応します。RMEユーザーがさらに手早く作業を進めることができる待望のコントローラーです。
[eStoreClipper1A mdin=’42912′ img=’LINK’][/eStoreClipper1A]ARC USB (Advanced Remote Control USB)
TotalMix FX対応リモート・コントロール
ARC USB(Advanced Remote Control USB)は使用頻度の高い操作やコマンドに直接アクセスできるように設計されたTotalMix FX対応リモート・コントロールです。毎日のスタジオ作業のあらゆる場面で最高のパートナーとなる製品です。極めて高い柔軟性により、RMEインターフェイスの利便性を最大限に引き出し、ワークフローをシンプルにします。
ARC USBは以下のTotalMix FX搭載のRMEオーディオ・インターフェイスでご使用いただけます。対応機種は2001年発売の製品までさかのぼります*。また、今後発売されるTotalMix FX対応製品のすべてでお使いいただけます。さらに、UFX +およびUFX IIでは、ARC USBを直接本体に接続するスタンドアローン・モードでの使用が可能です。
・Multiface・Multiface II・Digiface・RPMなどの、PCI、PCIe、Cardbus、ExpressCard接続の製品にも対応します。
・HDSPシリーズ(PCI):9652、9632、AES-32、MADI、MADIface
・HDSPeシリーズ(PCI Express):RayDAT、MADI、MADI FX
・Firefaceシリーズ(USB 2、USB 3、FireWire):400 800、802、UC、UCX、UFX、UFX+、UFX II
・Babyface、Babyface Pro、MADIface Pro、MADIface USB
製品の特徴
ワークフローをよりシンプルに
〜 TotalMix FXの柔軟な機能を手元でコントロール
ARC USBはTotalMix FXの最も使用頻度の高い操作とコマンドに直接アクセスできるよう設計されており、スタジオでの日常に欠かせないツールです。TotalMix FXを通じた極めて柔軟な設定によってワークフローがシンプルになり、ほとんどの状況でRMEインターフェイスの操作性が大きく向上します。
低スペック・マシンでも安定動作のUSB1.1 – Windows、Mac OS Xにネイティブ対応
ARC USBはUSB1.1対応のリモート・コントロールです。UAC1クラス・デバイスとして動作し、Windows、Mac OS Xにネイティブ対応します。OSが認識した時点でTotalMix FXで使用可能になります。他のリモート・コントロールとの共存も可能です。つまり、TotalMix FX内でARC USBのオン/オフを切り替える必要はなく、コンピューターに接続するだけで、各ボタンやホイールはTotalMix FXおよびRMEオーディオ・インターフェイスのコントロールとして機能します。
20メートル以上の延長が可能
ARC USBはバスパワーで動作しますが、必要とする電流はほんの僅かです。また接続は、低スペック・マシンでも安定動作が確認されているUSB1.1によって行われます。長さが5~10メートルある長尺なUSB2ケーブルや安価なUSB2延長ケーブルは、バスパワー駆動に障害が起きがちですが、ARC USBではこれらも全く問題なく使用いただけます。より長距離のケーブルが必要な場合は、アクティブUSB2ケーブル(エクステンション/リピーター・ケーブル)を使用することで比較的安価に20メートル以上の延長が可能です。
複数のインターフェイスを同時コントロール
ARC USBは複数のインターフェイスを同時にコントロールできます。選択中のオーディオ・インターフェイスの設定をTotalMix FXのARC & Key Commandsダイアログで行い、各インターフェイスで使用したい機能をアサインするだけで設定完了です。ARC USBのボタンとホイールはアサインされた設定に従い各インターフェイスをコントロールします。操作するインターフェイスをその都度スイッチで切り替えたり選択したりする必要はありません。
Fireface UFX+およびFireface UFX IIのスタンドアローン・モードに対応
Fireface UFX+およびFireface UFX IIはRME製品の中で唯一USB1.1のホストとして動作しますので、これらの機種に限り、コンピューターではなくインターフェイスに直接ARC USBを接続することが可能です。この接続方法はUFXをスタンドアローン・モードで使用する場合に特に便利です。詳細は「スタンドアローン・モード」をご覧ください。
TotalMix FXをコントロール
ARC USBは36以上のコマンドを15のボタンにアサイン可能です。出荷時のARC USBには、各ボタンの下のラベル通りのキーコマンドがすでにアサインされ、TotalMix FXで使用頻度の高いほとんどの操作がカバーされています。
・1列目のボタン:スナップショット1~4を起動
・2列目のボタン:スナップショット5~8を起動
・3列目のボタン:MONO(モノ)、VOL PH1(ヘッドフォン1・ボリューム)、VOL PH2(ヘッドフォン2・ボリューム)、EXT INP(外部入力)
・最下段のボタン:TALKBACK(トークバック)、SPEAKER B(スピーカーB)、DIM(ディム)
ボタン、ホイール、フットスイッチの機能をカスタマイズ
各機能はTotalMix上で自由にカスタマイズ可能です。各ボタンの挙動はアサインする機能に合わせてプッシュ、トグル、オン/オフに設定できます。また、お使いの設定に合わせてシールを貼り替えられるTotalMix FXの全てのコマンドが印刷されたシールが製品パッケージに同梱されます。ロータリー・エンコーダー(ホイール)は、ゲインやボリュームなどのパラメーターを変更できます。こちらもTotalMix FXで変更可能です。
設定可能な機能概要:
・グローバル・ミュート
・グローバル・ソロ
・ミュート・グループ(1~4)
・ソロ・グループ(1~4)
・フェーダー・グループ(1~4)
・リンク・メインAB
・スピーカーB選択
・DIM(メイン出力)
・ミュート(メイン出力)
・ミュートFX(メイン出力)
・モノ(メイン出力)
・トークバック
・外部入力
・リバーブ
・エコー
・ヘッドフォン・キュー(1~4)
・スナップショット(1~8)
・レイアウト・プリセット(1~8)
・メイン・ボリューム
・ヘッドフォン・ボリューム(1~4)
・マイク・ゲイン1、マイク・ゲイン2、マイク・ゲイン1+2
・インストゥルメント・ゲイン3、インストゥルメント・ゲイン4、インストゥルメント・ゲイン3+4
・マイク/インストゥルメント・ゲイン9、マイク/インストゥルメント・ゲイン10、マイク/インストゥルメント・ゲイン9+10
・マイク/インストゥルメント・ゲイン11、マイク/インストゥルメント・ゲイン12、マイク/インストゥルメント・ゲイン11+12
※一部のインターフェイスでは使用できないコマンドや、機能の違いによって少々変更されているコマンドもあります。Fireface UFXおよびUFX+には、DURec用の機能として、録音、再生、停止コマンドもあります。
複数の機能を同時にコントロール
複数のコマンドを同時に実行することも可能です。例えば、ボタン1をCue Phones 1に設定します。これにより、ボタン1を押すことでヘッドフォンのサブミックスがメイン出力(スタジオ・モニター)から出力されます。次にヘッドフォン・サブミックスのボリュームを変更可能にするため、ボタン2をVolume Phones 1に設定します。
これで、ボタン1とボタン2を同時に押すことでメイン出力からヘッドフォン・サブミックスを出力すると同時に、そのレベル(TotalMix FXの3段目のフェーダー)をエンコーダーで変更することが可能になります。
フットスイッチを接続
標準的なフットスイッチ(スイッチ・ペダルのみ。サスティン・ペダルには非対応)を本体右側の1/4 TSジャックに接続可能です。15のボタンと同様、フットスイッチの設定はARC & Key Commands Settingsにて行います。
スタンドアローン・モード(Fireface UFX + / UFX IIに対応)
Fireface UFX +およびFireface UFX IIのみ、ARC USBを本体のUSBポートに接続することにより、スタンドアローン・モードでの使用が可能です。スタンドアローン・モードでARC USBを使用する場合は、あらかじめ各ボタンにプリセットされたキー・コマンドを使用することができます:
1列目のボタン:Setup 1〜4
2列目のボタン:Setup 5〜6
3列目のボタン:MONO(モノ)、VOL PH1(ヘッドフォン1・ボリューム)、VOL PH2(ヘッドフォン2・ボリューム)、DIM(ディム)
最下段のボタン:DURec: 録音、再生/ポーズ、停止
※ 製品にはスタンドアローン用シールも同梱されています。
誤操作を防ぐための安全対策が考慮されており、以下のスタンドアローン・モードから選択できます。変更はUFX+およびUFX IIのディスプレイ画面で行います。
Standalone ARC Volumeモード
全てのボタンを無効にします。エンコーダー・ホイールのみが有効となり、メイン・ボリュームの調整が可能です。UFX+およびUFX IIとARC USBが直接接続され、かつコンピューターとオンライン状態の場合に、安全対策として活用できます。オフライン状態(コンピューターとの切断、スリープなど)になると、UFXがオンライン・モードからスタンドアローン・モードに切り替わると同時に、ARC USBの各ボタンの機能も変更されます。これにより、意図せず誤った機能を実行してしまうことを避けることができます。
Standalone ARC 1 s opモード
各ボタンを1秒間押し続けることで、プログラムされた機能が実行されるオプションです。誤操作を防ぐための機能です。このオプションは各Setupに記録されるため、Setup毎にオプションのオン/オフを使い分けることができます。オフに設定されたSetupをロードすることで、この機能はUFX+およびUFX IIで自動的に無効になります。
Standalone ARC normalモード
ARC USBの通常モード
[eStoreClipper1A mdin=’42912′ img=’LINK’][/eStoreClipper1A]記事内に掲載されている価格は 2017年5月15日 時点での価格となります。
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