本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
AES2017

19
Oct.2017
REPORT

AES 2017 : 速報 Facebook 360


AES 2017 by Rock oN

AES 2017 by Rock oNAES 2017 by Rock oNAES 2017 by Rock oN
AES 2017 by Rock oNAES 2017 by Rock oNAES 2017 by Rock oN

IMG_8871

AES 2017の会場にはSNSでおなじみFacebookのブースが出展。しかも今回はAvidパートナーエリアでの出展です。

Facebookは 2016年からユーザーがタッチパネルやマウスで360°画像を見ることができるコンテンツをスタート。今では360°動画もアップロード/視聴できるようになっていることはユーザーの方ならよくご存知ですよね。

360°動画を使ったSNSの楽しみ方をより広めるべくFacebookは「Facebook360」というプロジェクトを立ち上げ、360°コンテンツの制作に力を入れているのをご存知でしょうか。より多くの360°コンテンツを投稿してほしいFacebook360は2016年5月から「Facebook 360 Spatial Workstation」という360°サウンドコンテンツ作成プラグインを無償で配布しています。

53003547302__4674CE39-87E6-4823-889E-606121D873E4Facebook 360 Spatial WorkstationはFacebooが2016年に買収したUKのTwo Big Ears社の技術から生まれた360°作成に必要なビデオプレイヤーやエンコーダー、そしてDAWのプラグインなどを含むソフトウェアスイーツです。無償でありながらこれだけで音声編集、動画との合成、書き出しまでが可能になるのは驚きですね!リアルタイムにビデオ&オーディオモニタリングしながらのオートメーションまでDAW上で記録が可能です。

そして今回発表されたProTools 12.8.2でのVRオーディオ機能強化に伴い、Facebook 360 Spatial WorkstationのAAX活用もより本格化することでしょう。

Facebook 360 Spatial WorkstationはVSTもサポートしており、Nuendo、そして驚くことにフリーウェアのReaperなどの有名DAWで使うことができます。Amboisonicsやステレオソース、効果音にナレーションなどを360°ムービーの空間に定位させることが可能です。百聞は一見にしかず。まずはFacebook 360 Spatial Workstationを使って作られたコンテンツを見ていただきましょう。


(※ヘッドホン推奨!動作が思いときは歯車マークを押して解像度を下げてください)

マウスやタッチパネルの操作で視角を変えると音源まで移動していくのが分かると思います。左右はもちろん、前後や上下まで再現されるのが分かるでしょうか。このムービーと同じことをPCと360°カメラさえあれば他はほぼ無料で作ることができてしまうというのです!(DAWは無料版のReaperを利用するなど)

これまでVRコンテンツというと業務用の機材とソフトウェアが必要でそれらはとても高額でした。しかしSNSという巨大な仕掛け人がそのワークフローをより身近なものに変えようとしています。

(ただこの記事を執筆現在はHPの日本語化ができておらず、詳しいチュートリアルも少ないのでこれからに期待します)

Facebook 360 Spatial Workstationで作られたムービーはYoutube 360にも対応しているということで、その可能性はより広がります。これは無償です。あなたも今日から360°コンテンツを作ってみませんか。

Facebook360
https://facebook360.fb.com/spatial-workstation/

Writer.Tomita

fb360TOP

この記事、あなたの評価は?

    記事内に掲載されている価格は 2017年10月19日 時点での価格となります。

    最新記事ピックアップ

    Inter BEE 2023 : ZOOM
    レコーダーやエフェクターなどを中心に革新的で意欲的な製品を数多く生み出してきたZOOMは、今回も興味深い新製品を多数展示していました! 構想・開発に2年半をかけたという「S6 SessionTrak」は、遠隔地のミュージ [……
    Inter BEE 2023 : Synthax Japan
    Synthax Japanのブースでは、RMEの新製品を中心に展示。 RMEのフラッグシップ・オーディオインターフェイスFireface UFX IIIが展示されてました。94入力/94出力192kHz対応しているハイエ [……
    Inter BEE 2023 : ゼンハイザージャパン
    DEAR REALITY ドイツ本国からDIRECOTR MARKETING & BUSINESS DEVELOPMENTのKAI DETLEFSEN氏とTECHNICAL APPLICATION ENGINEERのJanis Käune氏…
    Inter BEE 2023 : TAOC
    Rock oNでもスピーカースタンドを多数取り扱っているTAOCブースでは、自動車用鋳造部品メーカーとして蓄積してきた技術や経験を活かしたオーディオ向け製品を多数展示していました。 MSTP-Dは、TAOC史上初のニアフ [……
    Inter BEE 2023 : ROCK ON PRO
    MTRX Thunderbolt 3 ModuleをPro Tools | MTRX II に実装した展示展開。AvidのフラッグシップI/OをCore Audioで接続するネイティブ環境で使用することができ、大きな可能性を拡げます。
    Inter BEE 2023 : Media Integration
    メディアインテグレーションブースでは、「次世代テクノロジーの響宴」として、ミュージック/ポスト双方の未来を担う次世代テクノロジーが集結されていました。
    Inter BEE 2023 : Audio-Technica
    来場者にコーヒーを無料プレゼントするなど大盤振る舞いのAudio-Technicaブース! こちらではコンパクトで高性能なラベリアマイクATW-898が展示されていました。 ATW-898はワイヤレスシステム用の単一指向 [……
    Inter BEE 2023 : GENELEC
    GENELECブースでは9月にアムステルダムで発表したSAMリファレンス・コントローラー「9320A」が展示されていました。 9320Aは、GenelecのUNIOサービス・プラットフォームにアクセスすることで、スマート [……
    Inter BEE 2023 : Solid State Logic
    Solid State Logicのブースでは、先月AESで発表されたばかりのPURE DRIVE QUADとPURE DRIVE OCTO2機種を展示! ORIGINに搭載されたSSL伝統のクリーンなSuperAnal [……
    SUPERBOOTH23 : KORG
    エレクトロ・アコースティック楽器、Acoustic Synthesis_phase5のデモンストレーションがおこなわれていました。
    SUPERBOOTH23 : U・D・O
    フラッグシップ・シンセサイザー「Super Gemini」を発表。代表であるシンセ・デザイナーのGeorge Hearnさんに解説とデモムービーをお願いできました!
    SUPERBOOTH23 : Lambda Synthetics
    新興メーカーLambda SyntheticsがSUPERBOOTHに初出展。最初の製品となるPolyPulseのプロトタイプを展示していました。 この見た目からは何だかわからず、非常にワクワクさせてくれるPolyPul [……
    Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company