音質に定評のあるaudientがなんとラージフォーマット・フルアナログ・ディスクリート・ミキサーを発表!!!デジタル全盛の現代ですが、やはり質の良いアナログコンソールを求める声は数多く有ります。そんな中、非常に魅力的なプロダクトが登場しています。
1ブロック、12フェーダーの仕様なのでこの写真に写っているモデルは 24faderとなります。最大構成で72フェーダー迄の拡張が可能ということです。センターの8本は、DAWコントロールとVCAの切替が可能なフェーダー、David Dearden氏のデザインを踏襲した同社のフラッグシップとなるASP 8024と呼ばれるモデル。
評価の高い回路設計を数多く取り込んでいるのも魅力の一つ。Mix Busは同社の倍音コントロール回路であるRETRO IRONを備え、メインのMix BusはJohn Hardyの990オペアンプが使われています。もちろんMic Preは定評あるASP880を受け継いだ設計。なかなか魅力的な構成だと思いませんか?
基本的な構成も、ベーシックな部分はインライン設計、Rec Busは24ch!!しかもカスタムで48ch仕様にも出来るということ。このサイズながら、マルチトラックのトラッキングに対応できる仕様となっています。EQは全チャンネルに4Bandのものを装備、Master BusにはVCA Compが用意されています。
これだけの仕様を備えながら価格は$32,800ということ。アナログの高品位なコンソールを探していた方は要チェックな製品が登場です。
https://audient.com/news/musikmesse-2016-presenting-asp8024-heritage-edition
同社のコレまでのアウトボード製品も展示されています。倍音を付加するRETRO IRONはこちらのASP800から搭載が始まっています。もう一つASP880は8chのマイクプリを搭載したモデル。これらの製品の派生としてラージフォーマットコンソールが登場するとは、実物を見た後でもなんとも信じられません。登場の待ちきれない製品です!!
記事内に掲載されている価格は 2016年4月8日 時点での価格となります。
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