特許技術となる三角形ダイアフラム採用マイクメーカー『Ehrlund Microphones』が登場!
スウェーデン生まれのマイクブランドEhrlund、元々は丸いダイアフラム全面に同じテンションをかけて三角形に加工するようですが、その詳細は特許技術。1980年頃からの技術らしくも、それがマイクに応用されたのはここ数年の話。いやそもそも何のメリットがあるのか、という質問をしたところ、まずこちらの実演を見て欲しいとのことでした。
この動画を例に、仮に円形の中央に振動が発生した場合、丸い円の場合全周囲から均等に振動が跳ね返りますが、三角構造の場合跳ね返った振動の到着が早く、トランジェント特性の向上及び周波数レンジの改善ができるであろうというのが発想の根源。
EHR-Mのスペックにある7Hz~87000Hzという異常な周波数レンジは目を疑いますよね(同社HPのSPECにもしっかり記載されています)。トランジェント特性は円形ダイアフラムに比べ25%向上しているとのことですが、実際のところは使ってみないと何とも言えないですところ。新製品のハンドヘルド型マイクが799ドル、サイドアドレス型EHR-Mでも1600ドルと価格はミドルレンジだけに国内での発売が待ち遠しい!
Writer.Takemoto
Ehrlund Microphones
ehrlund.sem
記事内に掲載されている価格は 2018年1月28日 時点での価格となります。
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