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梓澤がお送りするViolet designご案内!
Violet designの最高峰、The Flamingo Magic-Earテイスティング頂けるようになりました。バルト三国といってもなじみが薄いかもしれませんが、中でもラトビアは、その昔からNEUMANN、Telefunkenなどのビンテージマイクをレストアする技術力には定評がありました。そんなラトビアに端を発し、一躍名の知れるところになったblueの元開発者が、丹誠込めてデザインした数々のマイクがViolet designです。
blueよりもさらに個性の強い外観を誇るVioletのマイクたちは、全てがカーディオイドのみという特徴を持っています。ポーラーパターンを切り替えることによるサウンドのロスを嫌い、徹底的に単一指向にこだわった思想は、フラッグシップであるThe Flamingo Magic-Earにも良く表れています。
Magic Ear
独特の形状のハウジングをご覧下さい!これは、ただ単にこの形をしているのではありません。Magic-Earの名のとおり、実際にこのハウジングに納められているカプセルは、まさに人間の耳のような独特の形状をしているのです!
ところで、いいマイクロフォンの条件とは何でしょうか?難しい質問です。真空管回路?極限迄薄くされたマイラーフィルム?どれも重要な要素かもしれません。しかし、Violetはまず「聞こえるままに捉える」ということを重要視したのでしょう。空気の振動を捉える人間の耳からこの斬新な発想が生まれれたのかもしれません。
Violetがカーディオイドのポーラーパターンにこだわるのも、ここに理由があるのでしょうか?人間の耳に近いカプセルで、人間の耳に近い指向性を持たせれば、どんなマイクよりも自然に聞こえるはずです。物理的には、円形ダイヤフラムの取り付け周辺からのリフレクションによる定在波を、中心からの距離を変えることで周波数を分散、特性からピークを取り除く効果が有るとのことです。ただし、円形とは異なった振動特性の変化も有るわけですからここは、職人的チューニング巧みによって仕上げられている訳です。
Violetのwebサイトには、ムービーをはじめサウンドファイルなどもアップされていますので、一度、覗いてみてはいかがでしょう?
近日中に、レビューを行いますが、皆さんもROCK ON PROリファレンス・スタジオにて、その実力を、是非確かめてみて下さい!
記事内に掲載されている価格は 2009年2月20日 時点での価格となります。
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