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代理店ブース。DiGico、Earthworks、イタリアのスピーカーメーカーoutline、ドイツのアンプメーカーCAMCOを展示。ガラスの向こう側ではスタッフから製品のレクチャーを受ける来場者の姿が見えました。製品のことをしっかり伝え、魅力を理解してもらおうという熱意と誠実さを感じました。
DiGiCo
さて、プロオーディオ、ライブサウンドといえば忘れてはいけないDiGiCo。
製品としては残念ながら2012年にデビューしたSD5だけでしたが、大型イベントやホールでない限りはまだまだアナログ卓が主流の中国SRシーンにデジタルコンソールの恩恵を与えようと、スタッフが来場者に導入のメリットを伝えていました。
またSD5を展示するのであれば、USB-MADI接続を可能とするコンパクトなオーディオ・インターフェース「UB MADI」も一緒に置いて欲しかった。中国ではまだまだ他チャンネル転送が普及していないため、MADIを含めたソリューション展開は見送ったということでしょうか。ただスタッフに話を聞くと、MADIやネットワークオーディオが必要となるシーン(ニーズ)が増えてきているため、それらの普及も時間の問題ということでした。今後に期待しましょう。日本も負けていられませんね。
Earthworks
ワイヤレスマイクの展示が多い中、堂々と自身の存在をアピールするEarthworks。中国ローカルメーカー製品の品質向上と、富裕層の中で広がるハイレゾオーディオのニーズに答えるべくマイクもより周波数特性の良いものが求められてきているとのこと (数年前の日本と同じですね)。そういう環境の中でエンジニアからラブコールが送られるのがEarthworks。
マイクグリルの着脱でハンドヘルドにもなるハンドヘルドタイプにもなるSR20が無かったのが寂しかったのですが、やはりハンドヘルドはアーティストのニーズを理解し尽くした、安価な地元ブランド製品が強いとのことでした。前述のようにSR20は2通りの使い方ができること、そしてなにより20kHzまで極めてフラットに近い音響特性を持つ高品位なマイク。「ただのボーカル用マイクではないということをもっと知らしめたい」と担当スタッフは鼻息を荒くしていました。これから挑戦が始まる、ということですね。
記事内に掲載されている価格は 2016年3月2日 時点での価格となります。
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