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ミュージックメッセ2011にて発表され、その類いまれない存在感を醸し出しているRoland渾身の意欲作「JUPITER-80」。そんなJUPITER-80の名を引き継ぐ「JUPITER-50」が5月25日ついに発売開始!そこで今回は「JUPITER-80」の魅力を振り返りながら、「JUPITER-50」との違いを比較しながら進めていきましょう。
まず、JUPITERシリーズ共通で搭載されている肝心の音源としてはSuperNATURALアコースティックトーン・SuperNATURALシンセトーンという、Rolandの最新技術を使った音源で、それぞれの楽器パートが専用音源に匹敵するハイクオリティな音源を搭載しています。
SuperNATURALアコースティックトーンとは、楽器を実際に演奏した際の奏法を自然に再現出来るよう作られた音源です。
例えば、エレクトリックベースを打ち込む際にそのまま八分を演奏するだけではグルーブも無く、面白みの無いサウンドになってしまうと思います。しかし、JUPITERシリーズに搭載されているエレクトリックベースであれば、ミュートやグリッサンドなどを自然に取り込む事ができ、まるで実際にベースを弾いているようなサウンドを鍵盤で再現することが可能です!
また、シンセサウンドをサポートするSuperNATURALシンセトーンは、SHシリーズやD-50、JD-800といった歴代のRolandの名機を彷彿させる約350種類を超える波形、GAIA SH-01で好評だったシンセの音づくりがわかりやすいパネル・レイアウト、そしてJUPITER-80 Version 2で新たに加わったアナログ・シンセの振る舞いを再現するロー・パス・フィルターなど、まさにシンセサイザーの集大成ともいえる内容です。例えばRolandの名機であるJUPITER-8の波形を、JUPITER-80に搭載されている最新鋭のフィルターを使って加工、なんてことも。しかもVersion 2 になりヴィンテージ・タイプのロー・パス・フィルターが計4種類となり、サウンドメイクの幅がより一層広がります!
これらのSuperNATURAL音源がどういったサウンドなのか…?実際にJUPITER-80により作られたサウンドをプロモーションビデオを見てみて下さい。実際にJUPITER-80を演奏されているのは西脇 辰弥 氏です。
このビデオで演奏されているパートは全てJUPITER-80により演奏されています。ベース音源、オーケストラ音源にブラス音源など現在様々な専用音源が多数発売されていますが、それらのソフトが再現していた自然な演奏をJUPITERはいとも容易く再現してしまいます。個人的には、JUPITER-80があれば他のソフト音源はいらないと思います!
生楽器奏法の再現性を見てみると、西脇氏が演奏していたビデオで聴こえる冒頭のフラメンコギターなど、ソロパートを弾いている途中でストロークになる箇所がありますが、これらも実際のギターのように6弦から1弦をつま弾いたような、自然な音のバラツキがうまく再現されているのが分かると思います。また、ベースに関してもミュートが至る所にちりばめられ、独特のグルーブが表されています!
これらはキーボーディストの曲作りにおいて、ギターやストリングス、ブラスのアレンジのイメージを素早く形にしたい時、強力な武器となるでしょう。デモ制作時間がグッと短縮されそうです。
また、膨大なパラメーターを一括変化させることで破壊的な音色変化を生み出す新機能「トーン・ブレンダー」も魅力的な機能のひとつ。つまみやD ビームでライブ・セット内のトーン×4個分の複数パラメーターを同時にコントロールし、非常にマニアックな使い方が可能です。
こういう使い方をPCでやろうとすると、メモリーやCPUを気にしなければならないし、激しい負荷でフリーズしないとも言い切れないません。ライブではハードウェアシンセを選ぶキーボーディストは多いですが、JUPITERシリーズのリアルな音源と派手な音色変化を安定してやってくれる性能は、非常に高い演算能力を物語っているといえるでしょう。
ストレスなく音作りができるJUPITERシリーズは、作り上げたサウンドから新しいインスピレーションが生まれ、演奏や楽曲制作の幅が広がっていくのではないでしょうか!
JUPITER-80ではSupre NATURALサウンドを合計10個(Upper LiveSet/Lower LiveSetが4TONE、Solo/Percussionが各1TONE)ずつ、レイヤーすることが出来ます。もちろん弟分であるJUPITER- 50でも合計6つのレイヤーとなりますが、JUPITERのサウンドやLiveSetによる表現力を体験する事は可能だと思います。
ハードウェアで重要なディスプレイは、JUPITER-50は通常のLCDディスプレイですが、JUPITER-80は反応の良いタッチパ ネルディスプレイが搭載されています。iPhoneやiPadなどが浸透し、多くのクリエイターがタッチパネルによる操作にも慣れてきていると思います が、タッチパネルによる直感的な操作は作業の効率化に繋がるのではないでしょうか?
多くのTONEを取り扱えるJUPITERシリーズでサウンドメイクを行うのであれば、一度に多くの情報を視認でき、しかもその情報にタッチパネルでダイレクトにアクセスできる操作性は必須なことですし、最高峰ハードウェアならではの特権だと思います。
もちろん、重量はJUPITER-50の方が6kgほど軽いため可搬性に優れており、場所を選ばず気軽に演奏出来るメリットがあります。JUPITER-80のバージョン2で追加になったビンテージ・タイプのLow Pass FilterやMFXストラクチャーが選択できたりと、この価格で最高峰のトーンが手に入るのは魅力でしょう。このことから…。
JUPITER-80 Ver.2 | JUPITER-50 |
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記事内に掲載されている価格は 2012年5月25日 時点での価格となります。
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