ベータ版を持ち込んでユーザーの反応を伺っていたのが、こちらのsoundwhale。こちらのソフトウェアは、遠隔地を映像と音声で結んでリモートレコーディングや、遠隔地からのディレクティングを実現するソフトウェア。その特徴は、映像と音声の同期が確保されているということはもちろんですが、非常に低遅延というのもセールスポイントだということ。
実際に2台並んだPC(左が再生側、右が受け取り側)こちらで確認をさせてもらいましたが、イントラネットでの設定とはいえ、体感的に5フレーム程度の遅延という感覚でした。インターネットに出ればもう少しパケット遅延が発生することと思いますが、それでも十分実用的な範囲に収まるのではないかという予感のするソフトウェア。
今回は Pro Tools でのデモンストレーションでしたが、バーチャルでAUdio Interfaceとして振る舞うこちらのソフト、設定出来るチャンネル数の制限もないということ。また、soundwhale 側から Pro Tools をリモートすることも出来るので、チャットツールなどを組み込まれたこちらのソフトウェアの画面だけで、ある程度の共同作業が行えるということになります。
このソフトウェアを開発している方は実際にサウンド・エンジニアを行っている方で、従来のこのような機能を実現するソフトウェアの問題、課題点をなくして更に快適な環境を提供したかったという意欲的な製品。まだベータ段階ということですが、製品化の非常に楽しみなソフトウェアですね。
Writer.Yousuke
iZotope
https://soundwhale.com/
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