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29
May.2007
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コロンブスの卵?! YAMAHA n12/n8 with Cubase

gotostore.gif従来のAudio I/F付Mixerの概念を覆すコロンブスの卵的、コンセプト!「音質を妥協せずに」、「制作環境は、シンプルで行きたい!」を1台で図るYAMAHAの新しいコンセプトを体現する新製品登場!

本日5/29 YAMAHA社内で行われた同社新製品のデジタル・ミキシング・スタジオ n12/n8のディーラー向け新製品発表会に参加。そのレポートをお送りします。

今回は、その型番も[n]これはnewから・・といったお話。分類で言うと、高品位なMIC Preを内蔵した、デジタルMIXER Audio I/F Cubase付、でも、実際は、全く新しいコンセプトを感じさせるのです・・・何が、それはコンピュータDAW環境での音楽制作で、意外と多くのユーザー が直面していた壁を突き破るnewコンセプトなのです。

そして、使い方で様々なユーザの顔も見えてきます。 解説前にヒントを!

  • 今までのI/Fクオリティーに疑問がいっぱいの方>>高品位アナログPREやあのK’sLaboのエフェクトプロセスがシンプルに手に入ります。
  • 従来のDAWソフトのオペレーションで、制作への集中力が削がれている方>>すっきり、最低限の思考でレコーディングが進みます。
  • 録音>MIX>モニターリングの流れが今ひとつ複雑な方>>しっかりサラウンドまで管理出来るモニターコントロールが手に入ります。
  • ポータブルDAWのデータでは、データを渡せないと困っている方>>Cubase AIとの連携により簡単にCuabase互換のマルチトラックデータが手に入ります。
  • ギターリスト、モニターレーテンシーが悩み。>>この[n]なら行けます。

まずは、同製品を開発担当したPA・DM事業部 石川秀明氏にお願いしまして、製品説明を行って頂きました。QUICK TIMEムービーでご覧下さい。

yamaha_movie1.jpgムービー1 : 製品概要編

yamaha_movie2.jpgムービー2 : 簡単Rec編

yama_12rl.jpgオー ディオーインターフェース機能を内蔵したミキサーは、Mackie ONYXシリーズ、ALESIS MultiMixシリーズ等すでに当店で人気があり、既に1つの製品ジャンルとして皆様に認知されています。今回、YAMAHAが発表したn12とn8。 一見、同じ製品ではないかと思ってしまいますが、違った大きな魅力が含まれています。

yama_12acubase.jpg yama_12revaux.jpg yama_12fader.jpg


・デジタルミキサーである。
そう、ONYXやMultiMixはアナログミキサーですが、nシリーズは、(ヘッドアンプ部を 例外として)デジタルを動作基盤としています。このこと が、人気DAWソフトCubase(同製品にはCubase AI4がバンドル)と密接に相互関係することで、作業効率のスムーズ化を実現しています。新規プロジェクト作成時のトラック新規作成、入力ポートのアサイ ン等面倒な作業は、nシリーズ専用テンプレートを選ぶだけで終了。すぐにレコーディングに入ることができます。

・DAWからのアウトをパラでフェーダーに立ち上げることができる

yama_12moni.jpg ONYX やMultiMixは、DAWからの出力については、ステレオアウト だけをモニターすることができますが、nシリーズは「ワークモード」スイッチ の切り換えにより、Cubaseの各トラックをハードウェアの各トラックに立ち上げることができます。Cubaseソフトウェアだけ使った内部ミックスに 加え、nシリーズを使ったハードウェアミックスも可能になり、搭載コンプ、EQまたは外部エフェクターの利用により、ミックスの音作りの幅を広げます。 ONYX、MultiMixシリーズでは出来ない、新たなコンセプトの1つです。


・サウンド入力に個性を加えるマイクプリアンプ

yama_12cond.jpgこ れまでのYAMAHAのヘッドアンプ、マイクプリアンプのキャラクターは、元音を変えないナチュ ラルな高クオリティーサウンドとして定評がありました。 でも、nシリーズは違います。インバーテッドダーリントン回路を採用したディスクリート方式Class-Aマイクプリアンプを搭載。ELNA社と新たに専 用の電解コンデンサー(左写真)を開発するといった力の入れようが示す通り、密度の濃い中音域が魅力のサウンドを作り出しました。ビンテージ系サウンド が、ミュージ シャンに受けている最近のトレンドに十分答えたクオリティです。A/D前アナログ部分は、ここまで。


・「K’s LAB」産まれのコンプ搭載、しかもモノラル全チャンネルに!
yama_12morph.jpgYAMAHA 技術開発グループ「K’s LAB」が産み出したSweet Spot Morphing Compressor。ここに大きなノウハウがつぎ込まれています。ご存知の通り、コンプレッサーには様々なパラメーターがあり、最適な結果を生み出すた めには、コンプレッサーの動作原理の理解はもちろんのこと、ソース毎に変動するコンプの挙動に対応した設定が必要になり、それなりの経験が必要とされま す。でもそんなことはエンジニアの領域。Sweet Spot Morphing Compressorは、いい音で、すばやく演奏を押えたいミュージシャンのために開発された、直感操作で音楽的に気持ちよいコンプレッサーの設定を得る ことができるコンプレッサーです。世の中で銘機と呼ばれるさまざまなコンプレッサーを徹底的に研究し開発され、音楽的ノウハウが凝縮されています。従来の パラメータではなく、モーフィング、ドライブといったつまみいじらせる点で、何かEmpirical Labs Distressorの世界を感じさせます。

・モニターコントローラである。

yama_12moni1.jpg

近年重要の高まるモニターコントローラーを内蔵しています。サラウンド環境ももちろんOK。メインモニターノブをビッグノブライクなものにしてもらえると更にグッドなのですが。<<リクエスト、つまみやノブ交換金属オプションぜひ

yama_12rl.jpg

割り切ったポイントが、命です!

  • デジタルインプットも有りません。CD入力ももちろんアナログ
  • トータルリコール有りません。
  • DAWフェーダー&ノブ等のフルコントロール有りません。(ロケート等々有り、ワークモードにおける連携はシンプルにばっちり)

この割り切りが、この製品の新しコンセプトを支えています。ハードメーカーらしい、パーツまでも含めた音質。埋め込まれたデジタルEQ,COMP は、アナログアウトボードにも似た魅力を感じさせる個性です。近年の高品質YAMAHAサウンドの集大成が、このMIXERなのかもしれません。DAWソ フトから見れば、[n]は巨大なインプットプラグインの様であり、 [n]からDAWソフトをみれば、高機能編集レコーダに見えます。つながっているけど、お互いの仕事に関わらない。

それを、シンプルにまとめた点で、その全体、もしくは一部を使用することでさまざまなニーズが生まれます。

複雑さを、DAWに感じていたユーザーから、高品位なプロセスを手に入れたいハイエンドエンジニアまで妥協ないサウンドクオリティを答えてくれそう です。抱かせる期待は、更に派生製品へ。高品位MIC PRE A/Dやデータ互換を維持し極限までシンプルにしたCubase[n]の付属とか・・・それほど、今回の[n]は、コンサバな印象の強いYamaha製品 の中でもコロンブスの卵的[new]を感じさせる、注目の新製品です。

販売価格 n12 ¥138,000(税込) n8 ¥99,800(税込)
販売開始予定 2007年6月25日

yama_other.jpgまた、こちらも新発売 New MW シリーズも展示されていました。詳細は、メーカー製品ページをご覧下さい。

記事内に掲載されている価格は 2007年5月29日 時点での価格となります。

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