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REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

15
Apr.2024
REPORT

NAB 2024 : Arrival

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ついにやってきたNABの季節、4月の西海岸。一足早く初夏を楽しみに、東京から10時間のフライトでたどり着いたLos Angelesは、まさかの曇。しかも寒い。Los Angelesらしい風景を皆様にお届けしようと海岸にでてみたものの、何やら、冬の日本海を感じさせるなんともグレーな世界が 広がっていました。が、陽気なLos Angelesの皆さん、こんな天気で尾元気に水着で日光浴(太陽でてませんが、、、さむいですが、、、私はフリースです)していました。そっちの光景のほうが西海岸ぽかったかも。。。と思いながらも、撮影していなかったので、、、

Las Vegasで行われるNABの前に、Losに立ち寄りましたので、その模様をアライバルレポートとしてお届けしたいと思います。Los Angelesに立ち寄った最大の目的は、SONY 360Reality Audioと、360VME(Virtual Mixing Enviroment)の、実情をインタビューするため。そのために、SONY AmericaのあるSony Picter Enterteiment、Los AngelesのSony Pictures Studioへの訪問です。エンジニアであり、コンポーザーなど様々な分野で活躍するDennis “@Roc.am” Jones氏にお会いして様々なお話を聞くとができましたその模様は、秋のProceed Magazineでしっかりとレポートしようと思っています。こちらお楽しみに!!

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元、Columbia Pituresが名前を変えSony Picturesとなっているのでが、このようなヒストリックなサインはそのままになっているのが、伝統を重んじるアメリカらしいところ。

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敷地内には、このような巨大な撮影スタジオが立ち並びます。その巨大さは、言葉では表しづらいですが、国内の最大規模の最つえいスタジオの3倍以上はあるでしょう。そこらの小学校の体育館よりも広い空間です。

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スタジオのポストプロダクション部門、その中でもサウンド部門は、伝説的とも言える数々のスタジオを持ちます。かなり多くのスタジオ(主要なダビングステージが4部屋、ADR,Floyが各3部屋、それ以外に数え切れない仕込みの設備)がありますが、中でもいちばん有名なのが、こちらのスタジオ。

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BARBRA STREISANDと呼ばれるこのスコアリング・ステージ。John Williamsが数々の映画の劇伴をこのスタジオを拠点に録音してきた部屋です。残念ながら、作業中とのことで内部の見学まではできませんでしたが、誰もが知っているスター・ウォーズのテーマや、ジョーズなどの録音がここで生まれたと考えるとまさに伝説の地。思わず拝んでしまいそうになるオーラを感じます。

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このスコアリングステージが入る建物には、まさにそのものJohn Williams Music Buildingと名付けられています。

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撮影スタジオもそうなのですが、すべてのスタジオには、そこで どの作品が作られたのかがこのようなボードに記録されています。このスコアリングステージは、作曲者名とともに作品がリストされていました。ちなみに一番古いものがは1939のThe Wizerd of OZ(オズの魔法使い)。90年近い歴史があるということになります。

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今回、室内まで見せていただけたのが、こちらの360Reality Audioの部屋。もともと試写室として使われていた部屋を改装したとのことで、十分な天井高が撮られた部屋でした。ここで、エンジニアの方などに360RA作品の最終チェックなどを行ってもらっているということでした。

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そしてこちらの部屋では360VMEの測定も行われています。その実力を知っていただくためにも大活躍しているとのこと。全米各地からの問い合わせが絶えず、デモを行いに行くこともあるが、この部屋での体験会なども積極的に行われているということでした。結果はもちろん好評!インタビューをさせていただいたDennis “@Roc.am” Jones氏も360VMEがあれば どこでもイマーシブミキシングができる!これは革命的な技術だと、興奮気味にお話されていました。

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もう一つが3年前にできたばかりだというSony Musicのスタジオ。このスタジオは、外部に貸し出すのでははなく、Sony Musicレーベルに所属するアーティストの録音を始め、スタジオ・ライブの配信、Pod Castの配信など、アーティストの支援のために使われている部屋ということです。

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こちらが録音ブース兼PodCastの配信部屋です。

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収録用のライブルームは、かなり広く、映像の収録機材が入っても余裕のあるように設計されている。ここに顧客を招いてのプレゼンテーションなども行えるようにセットアップが行われていました。

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このSony Musicのスタジオの入ってるビルは、Akio Morita Buildingという名前。ご承知かと思いますが、SONYの創業者の名前つけられています。こちらの写真は、SONY創業者の盛田氏の生家が造り酒屋であり、そこの酒樽がエントランスに飾られていました。

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と充実の見学をさせていただきましたが、本番は、Las Vegasへ移動してからのNAB showです。しっかりと英気を養い、レポートを皆様へお届けしたいと思いますので、NABのレポートを是非ともお楽しみに!!

記事内に掲載されている価格は 2024年4月15日 時点での価格となります。

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