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03
Feb.2026
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バウンス清水が、Neumann RIME & NDHヘッドホンで体験するDolby Atmosミックスセミナー開催!

Rock oNスタッフ・バウンス清水が講師となり、「ヘッドホンで始めるDolby Atmosミックス – Neumann RIME & NDHシリーズヘッドホンで体験する制作セミナー」と題したセミナーが、日本工学院蒲田校のNeumann イマーシブ・デモルームにて開催されました。

バウンス清水といえばイマーシブオーディオ関連の役立つ情報を届けるスペシャリストとして、これまでもNeumann イマーシブ・デモルームでのDolby Atmosミックス解説セミナーや、Rock oNでの「今シブWorkshop!」やパラダイス記事「今シブ」などで、数多くの空間オーディオの魅力やノウハウをお伝えしてきました。

RIMEほかイマーシブオーディオ制作の新しいアプローチを体験できるセミナーということで、多くの方が会場に集まりました。内容充実のセミナーをレポートします。

以前開催されたセミナーの模様はこちら


【前編】「Neumannで学ぶイマーシブMIXスタートアップ講座」開催


【後編】バウンス清水が日本工学院にて「Neumannで学ぶイマーシブMIXスタートアップ講座」開催!

RIMEとは

前半では、Neumannヘッドホン用のDAWプラグイン「RIME」を用いたDolby Atmosの制作ワークフローを、実例を交えつつ解説。

バウンス清水「今回はRIMEの話なので、ヘッドホンでミキシングする「RIMEを使った制作ワークフロー」ところに時間を費やしていこうと思います。

RIMEとは『Reference Immersive Monitoring Environment』の略で、Environmentは環境って意味ですね。Neumann KU 100を使って収録したドイツのイケてるスタジオを手に入れることができるという状態で、要はスピーカーの代わりになってくれるということです。

Dolby Atmosはチャンネルベースとオブジェクトベースが合わさったフォーマットになっています。

・映画から始まっているフォーマットなので、元々のチャンネルベースというのはそのままオブジェクトを足したという形
・Dolby Atmosでのミックスを始めるんだったという部分では、スピーカーも数を揃えないといけない
・7.1.4のシステムを組もうと思ったら 11本のスピーカーと1発のサブウーファーが必要(ステレオと比較して、1システムに対して5〜6倍のスピーカーが必要)

例えばKH 80 DSPで7.1.4のシステムを揃えたとしたら100万円くらいしますから。こう考えるとスピーカー揃えるのって大変じゃないですか、買って欲しいって言ってるけど(笑)Dolby Atmosミックスやりたいって思ってるだけなのに急にハードルが上がるという。」

そこで今日紹介するRIMEはモニターコントロール部分やスピーカーの部分がヘッドホン(NDH20、NDH30)に置き換わることで一気にDolby Atmosミックスを始めやすくなる。今日はそういう話を解説していきます。

僕は空間オーディオはやっぱり素晴らしいと思うので、ぜひやった方が良いと思います。僕らがセミナーをやりまくっている理由はそれです。」

Dolby Atmosミックスには、3つのデータ確認が必要?

バウンス清水「音楽をミキシングするときに結構重要なことがあって、それは聴く人が様々なタイプがいるということです。

まずスピーカーで聴く人がいるっていうのがあって、もう一つはヘッドホンで聴くっていう人達ですね。 さっき言ったようにAmazon MusicとApple MusicがDolby Atmos対応してるよっていう話ですけど、このDolby RendererっていうのとApple Rendererって聴いている音が違うんですよ。ちょっとややこしいですね。

1)Dolby Renderer:これがドルビー社が提供しているレンダラーです。この音を聴くときって【バイノーラルメタデータ】っていうさらに一個パラメータが挟まってて、Near/Mid/Farっていう、ヘッドホンに対してその音は近いのかっていうのを調整するものがあります。ですのでAmazon Musicでアトモス作品聴いてる人はそのバイノーラルメタデータが反映された音を聴く形になります。

2)Apple Renderer:それに対してApple Musicで聴く人たちはちょっと違ってて、Appleはスピーカー用のコーデックを使っています。これがバイノーラルのコーデック【AC4】ってやつを使ってて、一個進んでる新しいものなんですよ。

そのまま使ってくれればいいのにAppleは手前のEC3っていうスピーカー用のコーデックを使っています。 おそらくApple TVもあるし同じコーデックで配信したかったということがあるのかもしれないんですけど、スピーカー用のものを受け取り、7.1.4をApple独自のレンダリング方式でバイノーラルにしているという形になります。

この2つがだいぶ違うんですね、オブジェクトベースの差がありますけどレンダリングを変えられちゃうと全然聴こえ方が違うんです。

ですのでマスターファイルは1個ですけど実は3パターン聴かれるものがある状況なので、Dolby Atmosの音源を出しているアーティストの方々やエンジニアさんは、スピーカー用とAmazon Music(Dolby Renderer)とApple Music(Apple Renderer)、面倒でもこれら3個をミキシング時にチェックしておきたいよねっていう状況です。

Dolby Atmosのミキシングはこの3つを聴きながら作業していくような形になるんですけど、スピーカーで聴く人に対してはスピーカーでモニターすれば大丈夫なわけです。バイノーラルの方はドルビーレンダラーはDolby RendererだったりDAWが出してくるバイノーラルレンダリングされた音っていうのはメタデータが絡んでいるものになります。

Apple Rendererは何を聴いているかというとAudiomoversっていうメーカーがあって、そんなに高くないんですよ。 これが出てきたことによって作業中リアルタイムでApple Rendererを聴けるようになったんですよ。これが出る前は聴けなくてLogicだったら聴けるらしいって言ってみんなLogicに7.1.4ch送ってレンダリングさせて聴いたりしてたんですよ。しんどいじゃないですか。

今はAudiomoversってところが「Binaural Renderer For Apple Music」という素晴らしいプラグインを作っていて、メディアインテグレーションが輸入しているプラグインなので(笑)ぜひ買ってください。

こうしてユーザー側の3パターンっていうのをリアルタイムで確認しながらミックスできるようになったという形です。」

RIMEを含めた3つの音源を瞬時に確認するには

バウンス清水「じゃあ今日ご紹介するRIMEはどこに来るかっていうと、スピーカーの置き換えですね。スピーカーを用意しないんだけど、今のスピーカーだとどう聞こえてるかっていうのをヘッドホンでモニターしようという状態です。なので全てバイノーラルっていう状態で、全部ヘッドホンで確認するにはどういう風にそのシステムを作ろうかっていう話になります。

主に使うのがAudiomoversのBinaural Renderer for Apple Music。なぜこれを主にするかっていうと、スライドに表示している赤黄青の部分が切り替えながら作業ができるんですよ。ですので7.1.4chを受ける形でApple Rendererを作ります。

Pro ToolsからまずBinaural Renderer for Apple Musicに7.1.4を送ります。それが赤いライン。これがAppleユーザー用のApple Renderer。これ1系統目です。

もう1系統は13、14に送るオクジュアリーフェーダーを作ります。これは今ProToolsの内部レンダラーを使った想定の話をしてますけど、内部レンダラーのライブレンダーへリアルタイムにずっと生成するんです。ヘッドホン用のバイノーラルっていうのをオクジュアリートラックで受け取って、それを13、14chに送ることで2系統目のDolby Rendererが確認できるようになります。

最後にRIMEですが、7.1.4chのオクジュアリートラックを作ってそこにRIMEを刺します。そこでステレオになったものを15、16chに送ります。これが青で示したところですね。

これで3系統できまして、手元で瞬時に切り替えられるようになります。Audiomoversはよく出来ててこの3系統をキーボードにアサインして3つのタイプを瞬時に切り替えられるようになりますので、めちゃくちゃ便利です。」

RIMEで作った音源を試聴!

ここからは会場のKHシリーズで構築された7.1.4チャンネルDolby Atmosシステムにて、バウンス清水が実際にミックスした3タイプに、マスターファイルを含めたステレオ音源を含めた4曲の試聴を開始。

バウンス清水「RIMEの音源を鳴らした時にヘッドホンっぽいミックスだなって思いましたね。それとスピーカーでなくヘッドホンで作業すると、上下左右がわかりづらくなるので、結構大胆になっちゃうんだなって思いました。ただここでスピーカーで聴いてみても、個人的にはRIMEでやったミックスが一番イメージに近い音像にできたなという印象があります。」

回を重ねるごとにさらに充実さを増しているDolby Atmosセミナー。今回もRIMEの優位性や特徴を中心にした解説を通じて、バウンス清水の「空間オーディオの面白さや可能性を、できる限りわかりやすく伝えたい」という熱い想いが込められているように感じました。また会場でヘッドホンやスピーカーで直接サウンドの違いを体感できるのもこうしたセミナーならではの魅力だと思います。

今後もこうしたDolby Atmosセミナーの開催が予定されていますので、ぜひ会場に足を運んでDolby Atmosミックスのノウハウを知りながら、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。


★次回のセミナー開催が決定!


ヘッドホンで始めるDolby Atmosミックス 実践編

~Neumann RIME を活用したミックスワークフロー ~


開催概要
日時:2026年2月24日(火) 
13:00 開場、13:30 開始 ~ 15:30 終了(予定)
場所:日本工学院専門学校 蒲田校 イマーシブデモルーム
(〒144-0051 東京都大田区西蒲田5-13-25日本工学院専門学校6号館5F 音響芸術科)

定員:30名(事前予約制・応募者多数の場合は抽選制)

参加費:無料(申込締切:2月16日(月)11:00 AM)

●製品情報

・RIME

RIME (Reference Immersive Monitoring Environment)は、ヘッドホンでイマーシブコンテンツをモニタリングするためのDAWプラグインです。

ステレオ、サラウンド、7.1.4までのイマーシブフォーマットをヘッドホンでモニターでき、他のソリューションとは異なりNeumann NDH 20 および NDH 30 ヘッドホンのためにオーダーメイドされています。そのユニークな音響特性と卓越した製造精度を完全に取り入れた結果、色付けのない信頼性の高いサウンドと、シャープな3次元イメージングを実現しています。

RIMEは画期的なAMBEOアルゴリズムを使用し、ノイマンのテクノロジーを駆使して制作されました。KHラインモニターとサブウーファーは、専用のリファレンスルームに設置され、ノイマンの音響専門家がMultichannel Extension付きのMA 1を使って微調整を行いました。

この最先端のセットアップは、Neumannの伝説的なバイノーラルヘッドKU 100を使用し、優れたプリアンプとコンバーターを備えたMT 48オーディオインターフェイスに接続して収音されました。そのため他のソリューションが、それぞれが異なる印象を与える多数の仮想空間でユーザーを混乱させるのに対し、RIMEは信頼できる唯一の情報源として、究極の品質の1つのリファレンスルームを提示します。

14日間の無料トライアル期間も!

RIMEプラグインソフトウェアには14日間の無料トライアル期間もあります。ご購入前にこちらからダウンロードして、まずはその機能を試してみてはいかがでしょうか。

NEUMANN
RIME
¥17,380
本体価格:¥15,800
174ポイント還元

・NDH 20

●スタジオ用密閉型ヘッドフォンの最高峰

  • 定評のあるNeumann のスタジオモニタースピーカーのようなリニアなサウンドバランス
  • 場所を選ばない高い遮音性
  • 透明感のあるハイレゾサウンド
  • 長時間の装着でも快適、携帯性に優れたデザイン設計

Neumann NDH 20は精密にバランス調整を行なった音像に、Neumann製品ならではの高品質なサウンドを組み合わせた遮音性の高い密閉型のヘッドフォンです。周囲が騒がしい場所でのモニタリングやミキシングの作業にも適しており、形状記憶式のイヤーパッドは長時間装着するような作業でも疲れづらく快適な付け心地となっております。

また周波数特性も5Hzから30kHzと広いレンジのチェックが可能となり、オーディオファンでも愛用できるヘッドフォンです。

NEUMANN
NDH 20
¥72,624
本体価格:¥66,022
0ポイント還元
NEUMANN
NDH 20 BLACK EDITION
¥91,300
本体価格:¥83,000
0ポイント還元

・NDH 30

●高解像度のステレオパノラマと正確な定位感を再現するオープン型ヘッドフォン

NDH30は優れたディテールを再現する解像度と高精度なステレオイメージ、そして鋭い定位感を備えたオープン型ヘッドフォンです。リニアな音場感と優れたトランジェント特性は、ミキシングやマスタリングなど、最も要求の厳しい用途におすすめです。

  • 卓越したリニアリティと過渡応答
  • 高い空間分解能
  • KH-Lineモニタースピーカーとの音質・ミックス互換性
  • 長期にわたる高い快適性
  • 内部バランス調整済み、布製カバーケーブル(着脱式)

NDH 30は、MA 1で完璧にキャリブレーションされたノイマンのスタジオモニターセットアップのリファレンスサウンドを、簡単に持ち運べるヘッドホンというスタイルで、どこでも利用できるようにすることを目的に開発されました。

優れたディテールを再現する解像度と高精度なステレオイメージ、そして鋭い定位感を備えたオープン型ヘッドフォンです。

NEUMANN
NDH 30
¥107,800
本体価格:¥98,000
980ポイント還元
NEUMANN
NDH 30 Black Edition
¥85,749
本体価格:¥77,954
0ポイント還元

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