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まるでその場で弾いているようなリアルなサウンドで、昨今クリエイターの間で人気が出てきている音源がAmple Soundです。簡単なキーボード入力で使用することができる点も非常に評価されています。
Ample Soundはアコースティック系、エレクトリック系、ベース系のライブラリがありますが、今回はアコースティック系のAGMとAGT、AGTwelve、AGLがバージョンIIIになりました。
(なんとバージョンIIをお持ちの方は、無償でアップグレード可能です!アップグレード方法はこちらを参照ください。
https://sonicwire.com/support/dev/vi?id=137819)
IIIでのアップグレード内容も踏まえてご紹介します!
アコースティックライブラリーラインナップ
まずは、Ample Soundのアコースティック系ライブラリーについて、以下のラインナップが現在用意されています。
それぞれのデモ音源をご視聴ください。
AGM III :Martin D-41 のモデリング
AGT III:Taylor 714CE のモデリング
AGTwelve III:Taylor 956CE 12 Stringモデリング
AGL III:Alhambra Luthier クラシックギターモデリング
Ample Soundの魅力
Ample Soundが人気の理由は、その音源自体の品質の高さが一番ですが、そのほかにも入力が難しいギター演奏を比較的簡潔に入力できてしまう点と、フィンガリングノイズなどを含めたリアルなサウンドの再現性にあります。
とりあえずピアノを弾く感覚で適当に演奏しても、自動でフィンガリングノイズが入ったり、ギターのフィンガリングポジションに合わせた適切な弦ポジションでの演奏をしてくれるなどあります。
UIについて
今回バージョンIIIになってより洗練され見やすくなりました!
大枠としては下記のレイアウトになっています。上記の写真とともに解説していきます。
キーボードのスイッチ割り当て一覧はこちらです。主にキーボードの中央部で音程を入力し、音域外の下部と上部でキースイッチなどを担っている構成です。
気になるコードストローク入力方法について
ギター特有の入力方法で気になるのはストロークの入力方法ですよね。
入力方法としては、左手と右手でそれぞれ2パターンから選ぶことができます。
左手:コード入力を担当
パターン1:左手でコードをそのまま押さえる。(コードの認識は、ソフト側で自動で判別します。)
パターン2:コードを1から24までのスロットにあらかじめ作成しておき、左手は割り当てたコードがある鍵盤を一つ押す。
※モードの切り替えは、写真の赤矢印部分を押すと変更できます。
右手:ストロークパターンを担当
パターン1:右手でアップ/ダウン、ミュートやストロークノイズを入力。キーボードに割り当てられています。1弦から6弦までがD3からB3まで割り当てられており、アルペジオの演出も容易なのがいいです。
パターン2:ストロークパターンを作っておき、ストロークパターンを選ぶ。
ちなみに、ストロークパターンなどはMIDI書き出しでメインDAWのトラックに貼り付け出来るので、メインパターンだけ作ってMIDIトラックにバンバン貼り付けていくという作り方も可能ですよ!
(動画はバージョン2のものです。9:11秒からストロークの入力になります。)
ver.III の改良点/変更点
スタッフ購入時のおすすめポイント!
その1:AGT III:Taylor 714CEのモデリングを買う場合は、別売りの指弾き音色追加音源も合わせての導入がオススメ!
通常はピック弾きのライブラリだけですが、こちらを入れると指弾きの優しいニュアンスの音色も入手でき、演奏表現の幅が広がります!
その2:テレキャスター音源とメタルギター音源は他にあまりないのでオススメ!
すでにエレクトリックギター音源をお持ちの方にも、是非オススメしたいのは、下記の2つです。
AMPLE GUITAR TC II
テレキャスターならではのエッジのある歯切れのいいサウンドと、カラッとしたドライな音がたまりません!
主なギターブランドではストラトキャスターやギブソン系が多いですが、テレキャスター系は以外と少ないんです。
AMPLE METAL ECLIPSE II
1音下げでチューニングされた各弦の0フレット~22フレットから、丹念にサンプリングされています。低音のレンジを広げるサウンドアレンジではぜひオススメです!
その3:単体よりもバンドル版での購入を断然お勧めします!
アコースティック系バンドルやエレクトリック系バンドルなど用途に応じたバンドルを用意しています。
別々に買うよりも圧倒的にお得なので、まとめ買いがオススメです。
商品ラインナップ
オンラインストア Ample Sound製品ラインナップ一覧
https://bit.ly/2EuEHCD
デモ版を使ってみよう!
Ample Soundのサイトでは、上記製品のライト版である、AGM Lite IIがダウンロード使用できます。
気になった!という方はぜひ無料ダウンロードして使用してみてください!
https://www.amplesound.net/en/download.asp
Ample Sound 本国サイト
https://www.amplesound.net/en/index.asp
Writer.オルタネイト福山
記事内に掲載されている価格は 2018年12月20日 時点での価格となります。
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