自宅での環境は周囲の生活リズムによって刻々と変化するなか、モニターレベルを一定にリファレンスを持ってミックスに臨むのがベストですが、そうも行かないのが現実。そこでおススメしたいのが渋谷店店頭でご試聴いただくお客様からも「密度が濃い!!」と絶賛のFocal CMS40です!! 周波数の密度が濃いとインプレッションを数多くいただくのも、その低域から高域までしっかりと再現できる技術が折り込まれているからこそ。その秘密を一目で見て取れるのがリバースドームツイーターです!!
見ての通り、通常のツイーターは膨らんだ形状をしていますがリバースは全くの逆。この形状が空気中への放散効率を最大に保ち、非常に広い指向性を実現、レベルによってニュアンスが変化してしまうことなく高域の正確性に寄与しています。さらなるメリットはボイスコイルの結合方法。凸型ドームの場合はそのエッジ部分でしか結合が行えないため16kHz以上で位相が反転し何らか補正の必要がありですが、リバースはドームの中ほどで結合できるためコーンの表面全体を均一に駆動、その動きを均一に空気へ変換していきます。この高域の効率的な再現がCMS40の特長であるサイズを見まがう量感を生みだし密度が濃い!!との評価に。つまり量は低域だけの話しではないということではないでしょうか。言われてみればここのところで評価を得ているEVE / ADAM /Focalはそれぞれ独自のツイーター構造を開発してオリジナリティとしています。ニアフィールドのサウンドキャラクターを決定する重要なファクターと言えるでしょう。
さらに実力を発揮させたいならインシュレーターはマストアイテム!! audio-technica AT6099は防振ゴムとして最高品質のソルボセイン、ハネナイトを使用した4層構造を持つコンパクトなインシュレーター。より接点を減らす効率的な3点支持でもたらされる効果は絶大、グラフを見てもお分かりの通りその減衰効果は歴然です。ダンピングの向上は低域の締まりと高域の定位感に直結するためCMSの密度の良さをより引き立てます!!
ワンルームのアパート/マンションであまり大音量で音が出せない、けれども外部スタジオでミックスする余裕も無いし自宅でじっくり取り組みたい、という悩みを抱えている
クリエイターの方も多いかと思います。なるべく小型のモニターで正確なモニタリングをしたいなら、EVE AUDIO SC204がお勧めです。内蔵DSPによるチューニングで問題に対する解決策を見出すことができます。このEVE AUDIOに搭載されたDSPは大きく2つのメリットを持っており、まず第一にリボンツイーターとウーハーのクロスオーバーをスムーズに繋げている点があります。とくに高域の再現力に優れたリボンツイーターは時に音が分離しがちです。自然界において音が出ている箇所から高域と低域がバラバラに出る事などあり得ません。DSPでの補完により結果的にナチュラルなサウンドを再現することが可能になっています。そして第二のメリットはフィルター・コントロールです。フロントパネルのLEDリング付きのノブにより、Low / High / Deskの3種類のフィルター設定を行う事でその環境に最適なモニタリングを実現します
こちらも0.5dBステップのシェルビングタイプHigh Filter。3kHz以上の帯域を+3dB~-5dBの範囲でブースト/カットします。部屋の反響、反射音が気になるときにカットしたり、機材の設置上離れた場所に置いたときに少しブーストするなどの調整を行えます。
これは何だろう?と思われるかもしれませんが、スピーカーをデスクトップに置いた際、机の天板から主にローミッドが反射します。その帯域をカットし補正するのがこのDesk Filterです。スピーカースタンドに立てられない環境であれば非常に大きなアドバンテージとなります。
人それぞれに違うモニタリング環境で最適解を見つけるために産み出されたEVE AUDIOのモニターなら、間違いなくあなたの納得のいく音を確かめられるはずです。さらにスピーカースタンドとしてIsoAcoustics ISO-L8R130との組み合わせが最適です。デスク天板からのアイソレーションにより余計な振動を防ぎ、高さ及び角度を微調整することでぴったりのリスニングポジションを確保することができます。
記事内に掲載されている価格は 2013年8月2日 時点での価格となります。
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