Ableton Live 10 遂に発売!高速で制作がこなせるツール、Max for Liveの統合、PUSH2との連携強化!

ついにAbleton Live 10が発売!
Live 10は4つのデバイス、これまで以上に高速で制作がこなせるツールの導入、Max for Liveの統合、PUSH2との連携強化などさらに完成度を高めました。
Live 10

New devices , new sounds
Live 10に新たに搭載された新しいインストゥルメントと3つの新しいエフェクトを使用することで、多用途かつ、より大胆なサウンドパレットとしてのポテンシャルをLiveにもたらします。
Wavetable

WavetableはAbletonの新しいシンセサイザーです。Wavetableは広大なソニックパレットとして、アナログや豊富な楽器群から成るバラエティに富んだウェーブフォームに、モデルリングされたアナログフィルタ、深く柔軟なモジュレーションから構成されています。
Echo

Echoは、クラシカルなアナログと、デジタルサウンドの質感をもち、拡散したサウンドスケープ、激しいフィードバック、その他の実験的なフィールをもつデバイスです。
DrumBuss

DrumBussは、トランジェントの調整や、ローエンドへパワーを加えるサブベース、トランスポーズなどを備える、オールインワンのドラムサウンド・デザインツールです。
Pedalデバイス

オーバードライブ、ディストーション、ファズサウンド、三つの特性と回路をモデリングしたPedalデバイスが新たに搭載。ギターだけではなく、ボーカルやシンセ、ドラムをはじめとしたサウンドに対しても有効です。
Capture
レコーディングを考えていないときに思いついたアイデアでも、Liveに取り込んで音楽にしていくことができます。MIDIトラックを作成して再生状態にしておきます。演奏を行い、いいと思えるフレーズが鳴らせたら、Captureボタンを押します。Liveが自動でテンポとタイミングをマッチングするので、演奏したメロディやグルーヴがきれいなループになって再生されます。Captureを使って楽曲を作り込むこともできます。新しいパートを加えられるほか、現在のトラックにMIDI信号をオーバーダブできます。上手く演奏できたときにCaptureを押すだけなので、作業を中断することなく制作を進められます。
複数のMIDIクリップの編集

ドラム、ベース、コード、メロディといった複数のパートを組み合わせた制作が可能です。セッションとアレンジメントのどちらのビューモードでも、ひとつの画面上に複数のMIDIトラックとクリップが表示されるので、より効率的な編集が可能になり、トラック間の関係性が理解しやすくなりました。
ワークフローを加速
Live 10は、ミュージックプロダクション、クリエイティブプロセスのあらゆる行程においてアイデアの具現化を図りやすいよう、多数のワークフローのアップデートと、全く新しい機能を提供します。
- 新しいLiveのインターフェイスは、よりブラッシュアップされたグラフィックスと洗練された色彩を採用し、視覚的にも一新がなされています。最新のテーマ達は、あらゆる環境で視認性を向上させます。
- アレンジメント・ビューのナッジ、タイムストレッチ、ワンタッチ・ズーム、ドラッグ・アンド・ドロップ・トラックの複製などに改良を加え、迅速、かつ容易なアレンジエディットを可能にしました。
- ブラウザコレクションでは、お好みのサウンドへスピーディにアクセスすることを可能にしました。カスタマイズ可能なブラウザを用いることで、サンプル、サウンドが瞬時に目視いただけます。
- グループトラックのグルーピングが可能になり、多くのトラックを扱うプロジェクトにおいてもよりシンプルなプロジェクト管理を可能にしました。
- クリップ、MIDIノート情報の途中から再生が開始されても指定のMIDIノートをトリガーいただける仕様にアップデート。パッドサウンドやその他の持続音も同様、モニターするためにノートを最初から再生する必要はありません。
- I/O リネーミングにより、スタジオの楽器やハードウェアに合うようLiveの入力と出力に自身で名称を加えることが可能になり、適切なルーティングを簡単に選択いただけます。
- 超低域のレンジもフォローする新しいEQ Eightとチャンネルストリップに搭載されたSplit Stereo Pan、UtilityデバイスのBass Mono機能の追加など、ミキシングツールのアップデートが施されています。

新しいサウンドライブラリ
リデザインされたCore Libraryと新しいPacksを搭載したLive 10は、導入後すぐに音楽を楽しむためツールを備えています。
- Core Libraryは、より豊かでより詳細なサウンドで、さらに高い品質へのアップグレードを実現し、また、ブラウザにおいてもこれらのサウンドへのアクセスがしやすい構成がなされています。
新しいEssential Instrumentsは、シンセ、マルチサンプリング・エレクトリック・キー、ドラム、4つのサウンドを含んだ新しいパックです。
- Curated Collectionsは、共通の音のテーマを共有する楽器、クリップ、サンプルを含む、進化するスタイルとシーンを結びつける音楽スレッドをキャプチャする、コンパイルされたPackです。
Push2に新たなハンズオンコントロールが追加
Live 10は、新しい機能と新しい高解像度ビジュアライゼーションをPush2にもたらします。
- 新しいステップシーケンシングレイアウトにより、ノートのステップシーケンシングとリアルタイムの同時再生が可能となりました。
- クリップ内のノートがPush2に直接表示され、クリップナビゲーションにおいてのブラッシュアップが施されます。
- Wavetable、Echo、EQ Eight、Compressorなどの主要AbletonデバイスのインターフェイスがPush2ディスプレイに表示され、視認性に⻑け、より直感的な操作を実現します。
- ワークフロー改善のためのレイアウトを配備し、パターンの構築や拡張、トラックアーミングなどの操作が可能にアップデートし、よりスムーズな新しいフローを提供します。
Max for Live – 無限の機能が搭載

Live 10はmax for Liveを標準搭載し、速く安定したパフォーマンスを提供します。
- 完全に統合されたMax for Liveは、より素早いロード、省CPU使用量、Liveのネイティブデバイスのように扱えることを可能にしました。
- 新たなオーディオルーティング機能により、マルチチャンネルのスピーカー設定を使用して、演奏、インスタレーション、劇場向けのマルチチャンネルオーディオルーティングが可能になります。
- 新しいデバイスとして、アップグレードされたDrum Synth、改良されたモジュレーションとマッピングデバイスなどを搭載します。
- MIDIハードウェアとの高度な統合が可能です。Max for LiveデバイスはSysExの送受信が可能で、プリセットのバックアップダンプやパラメータの制御など、シンセサイザなどのハードウェアへのより深いアクセスが可能となりました。