2014年はFinaleが誕生してから25周年。この記念すべき年に、Finale2014が新たに登場です!
Finaleは、Make Music社の誇る最高峰の楽譜作成ソフトウェア。
普段DAWベースで音楽制作をされている方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、現在国内外で出版されている楽譜の多くがこのFinaleを使って制作されており、特に音楽系の大学・専門学校に通う学生の方にはAvid社のSibeliusと並んでおなじみの存在なのではないでしょうか。
Finaleを筆頭とした楽譜制作の現場では、いかに効率的で使いやすく作業上のストレスが軽減できるかが重視され、これまでにもいくつもの機能の向上・改善が進んできました。
今回新たに発売されるFinale2014も、デザインが一新されたほか注目すべき新機能が満載です!
多声部での臨時記号・休符の処理がスマートに
オーケストラの楽譜制作において、多声部での記譜は必須だと思います。
声部が複数になると同じ小節の中で臨時記号や休符の処理が煩雑になりがちでしたが、Finale2014はそれらの処理がぐんとスマートに。
「小節内の異なるレイヤーの臨時記号を再表記」「異なるレイヤーの同じ休符をまとめる」メニューが追加されたことにより、声部ごとに手間をかけることなく一気に処理ができるようになりました。
管弦楽の、特に木管・金管パートの楽譜作成がかなりストレスフリーになりそうです。
より快適なHumanPlayback機能を搭載
プレイバック時に人間的な表情を加味するHumanPlayback機能を内部機能として搭載。楽譜上の記号類をFinaleが認識し、人間の演奏らしい自然な揺らぎを再現します。しかもこの機能は、音楽ジャンルを設定することでそれに相応しい演奏が自動で行われます。クラシックならクラシックらしい、ジャズならジャズらしい色味を再現してくれるこの機能はFinaleならではのものです。
Garritanのサンプリング・オーケストラ音源を搭載
数々のアワード受賞歴のあるGarritan Perasonal Orchestraの新たな音源を搭載し、よりリアルなプレイバックが可能に。
楽譜作成ソフトのプレイバックに外部の音源を利用しようと思うとなかなか設定に手間取ることが多かったように感じますが、この音源の付属によりそんな悩みも解消されます。
上記のHumanPlayback機能とあわせて、単なる音の確認としてのプレイバックではなく楽曲の演奏としても十分に期待できそうです。
※全ての収録音色はこちらのpdfに掲載されています
ここでちょっとおもしろい動画をご紹介します。画像は本物のオーケストラですが、音はGarritan Perasonal Orchestraです。
Finaleから始める楽譜制作
これから始める方でも大丈夫。操作方法や便利な機能などを30~60秒程度の短い映像で紹介した「finale Quick Lesson Movie」が用意されています。
ごく基本的な設定や操作方法はもちろん、知って得する応用テクニックも盛りだくさん。
閲覧は、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット型端末などのモバイル機器にも対応しています。これを見て練習すれば、美しく素早い楽譜制作が可能になります!
このほかにも、調性の設定での無調の選択や、パーカッションマップ設定機能でのメニューの追加など、気になる新機能が盛り沢山。
もちろん、Finaleは作成した楽譜のグラフィック・ファイルとしてのエクスポートや美しい印刷のほか、オーディオファイル、MIDIデータとしてのエクスポートも可能なので、本格的なスコアからちょっとしたボーカルのスケッチやコード譜まで、作成した楽譜を簡単に共有することができます。
頻繁に楽譜制作をする用のない方でも、DAWでオーケストラを制作される方にはオススメです。スコアモードを搭載しているDAWは多々ありますが、楽譜制作ソフトFinaleを使用する楽しさ・快適さを一度知ったらもう二度と手放せません!
プロだけでなく音楽愛好家を含め世界で250万人を超えるユーザーに愛されている、機能/シェアともに世界最高峰の楽譜作成ソフトウェアです。 デザインの刷新、ファイル形式の変更、Mac版におけるフレームワークの載せ換えといった大きな進化とともに、数々の新機能を追加。 これらの機能向上は作業上のストレスを軽減し、創作への集中を高めることに繋がっています。[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’32298′ img=’ZOOM’]
Finale 2014の解説書であるスタイルノート刊『Finale 2014実用全ガイド』をセットにしたお得なパッケージです。最新のFinale2014の機能全般を実用的な視点から解説しています。
操作したい項目ごとに説明がまとまっており、わからなくなった時に参照しやすく作られているほか、関連項目も記載。各項目には、多くの「ヒント」と「注意」が書かれているので作業する際の参考になるように作られています。
また、実際の楽曲から採った譜例がたくさん引用されているので、実践的な内容になっている点も特徴。ページ数が多いため、机の上で開いた時に開きやすい特殊な製本となっています。Finale2014を使う際にはパソコンの横に置いて活用して欲しい1冊です。[/eStoreClipper1A]
記事内に掲載されている価格は 2014年2月24日 時点での価格となります。
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