海外、特にヨーロッパ市場で絶大なシェアを誇るFocal。基本的な設計だけでなく、パーツの素材にもこだわりを持って世に送り出されるスピーカーは、高い評価を得ています。
以前にCMS50、CMS65のスタッフレビューを掲載しましたが今回その末っ子モデルとも言える、CMS40のスタッフレビュー掲載です。
まずはルックス面から。外観はそのままCMS50が小さくなった印象です。聴いてすぐ分かるのはCMS40はとても周波数バランスが良く金物の定位、鳴りがはっきりしたモニタースピーカーだということ。特にJazzドラムのブラッシングスネアのように音量が小さく、かつニュアンスを感じとることが難しい楽器の存在感もはっきりと聞こえ、「ミュージシャンが今、何をしているのか?」という細かい部分までモニタリング可能。
理由は特殊音響処理を施したエンクロージャーとインバーテッド・ドームツイーター。金属エンクロージャー特有のレゾナンスを抑え、高い解像度を実現。そこに音の拡散を極限まで抑えたインバーテッド・ドームツイーターが鋭い定位感を実現します。
同サイズのADAM A3Xと比べると、高域のキャラクターの違いが明確に感じ取れます。X-ARTリボンツィーターによる滑らかで、空気と一体化したような自然な音場を表現するADAM A3Xに比べ、CMS40は密度があり、空間を鋭く突き抜けるかのように素早くリスナーの耳まで到達する印象を受けます。
サイズ感から来る低域の余裕はCMS50、CMS65と大きくなるにつれ感じ取る事は出来ますがCMS40はサイズ感、音のバランス感共に部屋で鳴らすスピーカーとして最適ではないでしょうか?
その優れた定位感、サウンドはそのままにサイズダウンされたCMS40。「Focalのフォーカスされた定位感やサウンドが欲しいけれどもCMS50やCMS65だとスペースが・・・」と感じてこられたお客様も多いと思います。そんな方にこそお薦めできるCMS40です!
CMS40はもちろんの事、Rock oNではFocal各モデル試聴可能です。来店された際はお気軽にスタッフに声をかけて下さい。
Focal CMSシリーズ関連ページはこちら!
http://www.timelord.co.jp/brand/professional/focal
記事内に掲載されている価格は 2010年9月26日 時点での価格となります。
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