海外、特にヨーロッパ市場で絶大なシェアを誇るFocal。基本的な設計だけでなく、パーツの素材にもこだわりを持って世に送り出されるスピーカーは、高い評価を得ています。20以上の特許に基づいて設計されたFocalのスピーカー紡ぎだされるサウンドはバランス、定位感共に素晴らしく、例えば、ステレオでレコーディングされたソースは、素材の持つありのままのサイズ感で出力されてきます。
でも実際に聞いてみないと分からないですよね!というわけで、私マイケル長岡によるCMS 50とCMS65の試聴レビューです!
※9月7日発売予定のCMS40は入荷次第、追加レビューを記載したいと思いますので、お楽しみに!
☆ サウンドキャラクター
CMS50とCMS65を比較すると、本体サイズの違いから来る低域の量感以上に、サウンドキャラクターに違いが有ります。
特に印象的なのがCMS50の「盛り上がった印象」のローミッドの出方。その特性のおかげでインストゥルメントの混ざり具合などが非常に分かりやすくなっていて、曲の雰囲気や、ローミッドのEQの変化が非常によく分かります。また、高域と低域が落ち着いた感じもあり、長時間のモニタリングを必要とされる、制作用途に最適だと思いました。
CMS65はトータルでバランスが良く、量感的にフラットな印象で、エンクロージャー、ウーファーの大きさから来る余裕も感じられ、最終的なミックス、マスタリング等、トータルの質感を調整する場合には非常に有効だと思います!もちろんCMSシリーズ共通のリバースドームツイーターもバランスよく機能していて、アコギやベースの弦がフレットに当たる感じや、歌のブレス等が生々しくモニタリングできます。
☆ 定位感、ステレオイメージ
CMS50、CMS65共に文句無しの仕上がり!非常にソリッドかつシャープで、余計な「にじみ」がありません。スピーカー全体で鳴るというより、ウーファー、ツィーターからダイレクトに音像、定位が伝わる感覚です(予想ですが、設計レベルでの「鳴り」に対するコンセプトが通常のスピーカーとは違うのではないでしょうか?)。
☆ 最後に
以上簡単ではありますが、マイケル長岡によるFocal CMS50とCMS65の試聴レビューでした。長年にわたる実績から高い評価を受ける、スピーカーブランドFocalのCMS50とCMS65。その正確なステレオイメージと定位感をスタジオに導入されてみてはいかがでしょうか?
そして今ならCMS50かCMS65をお買い求めのお客様に、専用スピーカーキャリングバッグをプレゼント!!スタジオにスピーカーを持ち運ぶ際に便利です。
Rock oNではFocal各モデル試聴可能です(CMS40の入荷は2010年9月7日です)。来店された際はお気軽にスタッフに声をかけて下さい。
Focal CMSシリーズ関は関連ページはこちら!
http://www.timelord.co.jp/brand/professional/focal
記事内に掲載されている価格は 2010年9月1日 時点での価格となります。
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