HEAR THE REAL TONE 2017 ~ Strings編 ~


業界スタンダードから最新ストリングス音源をRock oN目線で比較!
ソフトウェア音源の中で常に需要が高いと思われるストリングス音源。今回は多数ある製品の中からそれぞれの製品の特徴や音像をチェック!メーカーデモと実際に使ってみて印象が違かったりということも多々あると思いますので、是非皆さんの創作活動に生かしてみてください。今回は1つの共通のオケに対して、各社のストリングス音源を使用し比較致しました。
【ストリングス編成】
下記4トラックの弦楽器を使用。本来のバランスより弦楽器隊の音量は大きく設定して収録しています。
- Violin 1
- Violin 2
- Violla
- Cello
【比較試聴音源の前提条件】
- 1. 音源に掛けるReverbは音源独自の物を使用。Reverb機能が無い物はそのままの空気感で収録。
- 2. 企画の都合上、独自の奏法やキースイッチを使ってしまうと、再現が出来ないソフトで出て来てしまう為、主にLegatoやSustein・Staccato(無いソフトはSpiccato)のみで打ち込みをしております。
- 3. Strings音源に対してのEQ処理はNGとしました。またStringsのラインに対してシンセストリングスやその他シンセ等は一切重ねておりません。
- 4. 抑揚をつける為、ソフトによって「Expression(CC11)」若しくは『Moduration (CC1) 』を書き込んでおります。
- 5. Strings以外の音源はLogic Pro X純正の物だけを使用しております。生楽器は一切使用しておりません。
【使用DAW】
使用DAW:Logic Pro X 10.3.2
【デモ楽曲】
「Rock oN Quartet No.1」Music by Shota Tani
※楽曲の権利は作曲者の所有するものとし、楽曲の無断使用はご遠慮下さい。

総評
いかがでしたでしょうか ? まず一番始めにお伝えさせていただきたいのは今回のこの企画は各ソフトの優劣や順位をつけるものではありません。
各メーカー色々な特徴があり、今回のこのデモトラックには残念ながら合わないものもありましたが今回とは真逆のダンスミュージック等にはかなりマッチするだろうという音源もありました。実際に初めて打ち込むソフトも有り、音源の特性を活かし切れていない部分も多々ありましたが各ソフト毎の特徴を把握していただけますと嬉しいです。
Strings音源は混ぜるな危険?
「ストリングス音源はどれを買ったら何でも出来ますか?」とよく聞かれることがあります。正直に申し上げますと1つの音源で全てジャンルをカバーするのはかなり厳しいものがあります。
ストリングス音源は決して安くありませんので、そう思われる気持ちは本当に良くわかります。私も始めの頃は決死のローンでVienna Special Editon 1と2とPlusを買いました(笑)※当時はVienna Special Edition Standard とExtendedでしたね。
ただ、ストリングスの楽器の特性上、収録時の空気感等も各メーカーによって異なりますので楽曲の雰囲気によっては浮いてしまうことも多々有ります。そして、多くのプロフェッショナルの方のプロジェクトを拝見させていただき共通していることは、意外と色々なストリングス音源を混ぜて使っている方が多いことです。
「まず一つの音源で打ち込みを行い、足りないと思う部分をもう一つの音源で補う」場合や「初めからボトムになる部分で目当ての雰囲気が出る音源を選択し、トラックの抜けを良くする為に別の音源を」等と使用方法は人それぞれです。実際に生で取ったテイクの下に打ち込みのストリングス音源をうっすらと重ねている方等もいらっしゃいました。
何となく、1つの音源だけで完結させないといけない固定概念があったりしますが創作活動は自由です。自分がイメージする出音に近づける事さえ出来れば何をやっても良いのです。勿論、それぞれの音源のボリュームの配分によって景色も変わってきますので、是非攻めの姿勢で色々と研究をしてみてください。
生演奏へ近づけることだけが果たして全てにおいて良い結果になるのか?
「どの音源が1番生に近いですか?」とご質問されることもとても多いです。あくまで個人的な見解を述べさせていただきますとSoloストリングスに関しては、現在のソフトの進化によってかなり生に近いところまで追い込めると思っています。
ただ、多人数による演奏に関しては生のカルテットやオーケストラ等の大編成で録音した音に近づけるのはかなり至難の技であり、ストリングス音源は生演奏とは別の「武器」として捉えるのが一番現実的だと思っています。不思議な物で、「Violin 1」「Violin 2」「Violla」「Cello」のそれぞれを別々に収録し重ね合わせた物と全てのパートを同時に録音した物では全くと言って良い程、音が違います。
録音した時のそのスタジオの空気感というのもそのストリングスの「音」になっているので始めから各パート別々に収録されているソフトウェア音源の弱点はそこにあったりもします。マシンパワーの進化も目覚しい昨今では、このストリングス音源の根本的な問題点を解消出来るかもしれない「Vienna MIR PRO」の今後に個人的にも非常に期待しています。
VIENNA MIR PRO ¥ 99,576(税込)
eStoreで詳細で注文する!
VIENNA MIR PRO 24 ¥ 39,852(税込)
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音だけで無く使い勝手も音源を選択する上でとても重要な項目です!
「音は良いけどこのソフト打ち込むの自分には合わないな…」実は以外とこれが原因で買ったは良いがHDDの片隅で眠らせてしまってる方も多いです…wこれに関しては実際に触ってみるしかありません!
Rock oN渋谷店では、今回の比較対象のストリングス音源が全て実際にお店で触れます!Vienna社とSpitfire社に関しては国内販売分の全てのラインナップが揃っております。店内のコンピューター全て併せて、まさかの約18TBに近いストリングス以外の音源達もいつでも一緒にお試しいただけるのはRock oNだけ!朝から晩までひたすらインストールしたあの3.5日間は一生忘れません (笑)
是非、気になる音源がある方は店頭へお越しください!
まとめて比較試聴!
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全てのStrings音源をダウンロード(24bit/48kHz Wav)
EAST WEST |
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Symphonic Orchestra PLAY Edition Platinum Complete Plus |
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発売からかなり年月が経った今でも人気のStrings音源といったらこの製品!EAST WEST社からは新しい「Hollywood Strings」というストリングス音源が出ていますが別物として捉えられる方が多く、「Hollywood Strings」をお持ちでもこちらの製品も今もなお使っている方が多いです。特にオケへの馴染みやすさは今回の企画の中で随一だと思いました。
今回はマイクポジションは「Close」のみで構成し、キースイッチを使用したPresetを選択しました。この製品にはキースイッチを使用しないものも多数収録されています。打ち込みのコツはベロシティによって表情がかなり大きく変わる為、Expressionだけで抑揚をつけようとするのでは無く、ベロシティの値にも是非着元して表情をつけていってください。
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Rock oN的おすすめポイント!

EAST WEST社からは新しい「Hollywood Strings」というストリングス音源が出ていますがEAST WEST製品は「GOLD」ラインでは無く、マイクポジションを多数選べる「Platinum」や「Diamond」がオススメ!
EAST WEST社の製品にはよく「GOLD」という文言が製品名の後ろについていますがこの比較的お値段がお安い「GOLD」はマイクポジションが「Stage」しか選択することが出来ません。その為、楽曲によってはかなり浮いてしまう可能性が高い為、もしご予算が許すのであれば「GOLD」以上のラインナップのものを心からオススメします。後からのアップグレードは本国のみとなってしまう為、意外と面倒です。
個人的には「Close」を中心に「Stage」のマイクを少し付け足してして使用すると馴染みやすくなると思います。※今回はちょっと合わなかった為、「Close」と内蔵の「Reverb」で調整致しました。是非、EAST WEST社の製品を検討されている方は「GOLD」以上の製品を手にとってみてください。
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト
EAST WEST社がオススメするもう一つのオーケストラ音源。「Hollywood Orchestral」

こちらの製品は「Hollywood Strings Diamond」「Hollywood Brass Diamond」「Hollywood Woodwind Diamond」「Hollywood Percussion Diamond」の4つ全てが揃って10万円前後という非常にお得なバンドルです!
もちろん、「Symphonic Orchestra PLAY Edition Platinum Complete Plus」にもストリングス以外の楽器も揃っておりますが、冒頭でもお伝えした通り質感は別の方向性になりますので、こちらもお持ちになっていても損はありません。DAW上でオーケストレーションに挑戦したい方等、これを持っていれば必要最低限の楽器は全て揃いますのでこれからの方も、既にEAST WEST社製品に馴染みのある方にもオススメです!
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Strings音源の期待の新星!「今、オススメのストリングスと言ったら何ですか?」と言われたら迷わずこれ!(笑)「Spitfire Audio」は劇判などの作品よりの音源と思われている方が多いですがこの「SPITFIRE CHAMBER STRINGS」はPOPSでもガンガン使えます!弦楽器の摩擦音等もソフトウェア音源もここまで来たかというくらいリアルに再現されているので是非オススメ致します!マイクポジションの操作も可能で、そういった操作が苦手な方には「Easy Mix」というモードでパラメーター1つで調整することも可能です!
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Rock oN的おすすめポイント!
とりあえずトップラインをサクッと打ち込みたい時に非常に便利な「Peformance Legato」

とりあえずトップノートのラインを打ち込みたい時にいちいちキースイッチ迄設定していた面倒くさい!」そんなあなたにこの機能は超絶オススメします!
この「Peformance Legato」は打ち込んだ時のタッチ(ベロシティ等)によって「ATTACK」「SLOWER」「FASTER」「RUN」の4種類に判別して演奏してくれます。つまり、スタッカート等も短く歯切れ良く打ち込むことで、ソフト側が自動判別してそれっぽく再生してくれちゃう優れもの。一番始めの取り掛かりでイメージを具現化するのに持ってこいの痒いところ手が届く機能です!
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト
コンピューターに掛かる負荷をもう一台のPCに逃がすことの出来る「Vienna Ensemble Pro 6」

音が良い分「メモリ」の容量もい〜っぱい使います!(笑)今回の企画では一番再現性が高い「Power」を選択しカルテットを組んだところメモリ容量が約8GB!OS側で大体2GBくらい持ってかれているので、4トラックだけで合計10GB持ってかれます!ということで、本来はMacのみで完結する予定でしたが急遽WindowsPCとMacをLANケーブルで繋いで「Vienna Ensemble Pro 6」に助けを求めました(笑)
もちろん「Laptop」や「Normal」を選択することで使用するメモリを抑えることは出来ますが一度この「Power」で聞いてしまうと…もう戻れないですねw特に今、Macをメインに制作をされていてパワー不足に悩まされている方はこういった「Vienna Ensemble Pro 6」等を使用して、外部のPCにパワーを逃すのはオススメです。僕もメインDAWがLogic Proの為、Macからは離れられませんのでこのようにWindowsとも仲良く付き合って制作しています。
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Vienna Ensemble Pro導入に伴い、サブ機となるPCをご検討されている方Rock oNとOM Factoryの共同開発によって生まれたオリジナルWindowsPC「SoundCube Ⅳ」がオススメ!
あなたの「したい」を形にします。
SoundCube Ⅳ 特設ページ
http://www.miroc.co.jp/special/rock-on-soundcube-iv/
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SPITFIRE |
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SYMPHONIC STRINGS |
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Strings音源の期待の新星!「今、オススメのストリングスと言ったら何ですか?」と言われたら迷わずこれ!(笑)「SPITFIRE SYMPHONIC STRINGS」は劇判等をメインに使用するのが向いている大編成のストリングス音源です。
特にこちらはマイクのバランスによって色々と音像を変えることが来ますのであらゆる場面に対応がしやすい設計になっていて「Speed」や「Release」といった項目の調整も「SPITFIRE CHAMBER STRINGS」よりシビアに反応するような気がしました。個人的にはこの空気感は本当によく出来ているなと思いながら制作していました。是非一度触っていただきたい一品です。
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Rock oN的おすすめポイント!
Strings音源の期待の新星!「今、オススメのストリングスと言ったら何ですか?」と言われたら迷わずこれ!(笑)とりあえずトップラインをサクッと打ち込みたい時に非常に便利な「Peformance Legato」

「とりあえずトップノートのラインを打ち込みたい時にいちいちキースイッチ迄設定していた面倒くさい!」そんなあなたにこの機能は超絶オススメします!この「Peformance Legato」は打ち込んだ時のタッチ(ベロシティ等)によって「ATTACK」「SLOWER」「FASTER」「RUN」の4種類に判別して演奏してくれます。つまり、スタッカート等も短く歯切れ良く打ち込むことで、ソフト側が自動判別してそれっぽく再生してくれちゃう優れもの。一番始めの取り掛かりでイメージを具現化するのに持ってこいの痒いところ手が届く機能です!
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト
Strings音源の期待の新星!「今、オススメのストリングスと言ったら何ですか?」と言われたら迷わずこれ!(笑)より早く「オートメーション」を書き込む為に。「Native Instruments KOMPLETE KONTROL」


Native Instrumentsの「Kontakt」エンジンを使用しているとなれば忘れてはいけない「KOMPLETE KONTROL」Spitfire全製品ではございませんが、今回の比較試聴に上がった2製品は既に「NKS」対応済みです。オートメーションの掛けられるツマミが自動的に「KOMPLETE KONTROL」の実機に割り当てられますのでMIDI CCの設定等が苦手な方には必須のアイテムです。
「レガートから徐々にヴィブラートを掛けていきたい…」なんていうワガママもあっという間に書き込めちゃいます。打ち込みのストリングスは、どうしても「Expression」等の情報を書き込まないと抑揚の無い残念な結果に終わってしまうことが多いです。わかっているけど、PCが苦手でいままでやって来なかった方は今回を機に是非導入して見てはいかがでしょうか?
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今、初めてStrings音源として非常に人気が高い製品です。ストリングス以外の楽器も含めて総容量が4GBとマシンスペックやストレージに余裕が無い方にも安心の設計になっています。元々MOTU Symphonic Instrumentを作っていたUVIだけあって非常にパワフルなストリングス音源となっています。
モジュレーションホイールでExpressionを書き込める点も非常にユーザー目線で扱いやすいです。ダブルストップを使用する場合は「Performance」を「Polyphonic」に変更することを忘れないようにして下さい。こちらの音源の音作りで一番重要になるのはReverbの「Dry」と「Wet」の配分だと思います。Dry成分に弦の生成りが非常にパワフルですので、それを緩和させる役目としてReverbは欠かせないと思います。是非、自分のお気に入りのポイント探ってみてください。
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Rock oN的おすすめポイント!
今、初めてStrings音源として非常に人気が高い製品です。ストリングス以外の楽器も含めて総容量が4GBと人気の駆け上がり等も含めた豊富な奏法でダンスミュージックやRock系にオススメ!

とにかく「Spiccato」等の音を聞いていただければお分かりになりますが、とにかく歯切れが良くかなりカッコイイ音がします。Rock系の楽曲にマッチすると思います。今回の比較試聴の曲調には若干合わない部分もありましたが、今のEDMを中心としたダンスミュージックやテンポの早いRock系の楽曲やアクションシーン等で使用するBGMには持ってこいだと思います。
ストリングス以外の楽器も含まれているのがこのソフトの特徴でもありますので是非、自分なりの使い方を探してみてください。
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト
UVI FALCON

UVI製品をご利用中の方は忘れてはいけない「FALCON」この製品を導入することによって、無償の「UVI Workstation」よりも更に細かい設定や音作りが可能になります。中にはFALCONの中でしか掛けることの出来ないエフェクターも存在しますので是非チェックしてみてください!
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Vienna |
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Special Edition Vol.1+Vienna Instruments Pro 2 |
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Strings音源の定番中の定番、Vienna Instrumentsから一番人気の「Special Edition Vol.1」から「Orchestral Strings」を選択しました。奥行きのある伸びが特徴的で大人数編成で弦楽器隊を組みたい時に重宝します。アタックは「Solo Strings」等とは対照的に遅めになっていますので、MIDIデータを少し早めに再生するようにDAW側で設定してあげると扱いやすくなります。
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Rock oN的おすすめポイント!
Viennaシリーズはキースイッチを使用して、各奏法を瞬時に切り替えることが出来る仕様になっています。「ポルタメント」等の奏法はモジュレーションホイールを仕様することでスムーズに移行出来たりと非常によく考えられたエンジンです。奏法のPatchを自分なりに組み上げてしようすることも出来るのでストリングス音源初めての方から玄人志向の方にもオススメ出来る製品になっています。
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト

※こちらはソフトに無償で付属する「Vienna Instruments」の画像です。最低限の機能に限定されます。
ソフトウェア購入時に無料で付属してくるエンジン「Vienna Instruments」ではポリフォニックレガートを使用することが出来ません。その為、Cello等で2つの弦を同時に弾くダブルストップ等の奏法を打ち込んでもレガート奏法では強制的に1音のみで再生されることになってしまうので注意が必要です。
「Vienna Instruments Pro 2」を導入することによって、問題なくレガートでも2声以上を鳴らすことが可能です。その他にもヒューマナイズやタイムストレッチ機能等、色々とさらに細かく設定することが出来るようになりますので是非オススメ致します。今回は企画の関係で、細かい奏法は使用しておりませんが、トリル等の奏法を積極的に使用したい方は「Vienna Special Edition Vol.1 Plus」を購入すると更にバリエーションが増えるのでこちらも是非導入してみてください!
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Vienna |
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Special Edition Vol.2 + Vienna Instruments Pro 2 |
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Strings音源の定番中の定番、Vienna Instrumentsから一番人気の「Special Edition Vol.2」から「Chamber Strings」を選択しました。弦楽器の摩擦音等もリアルに再現されているのが特徴的で少人数編成で弦楽器隊を組みたい時に重宝します。
「Solo Strings」のカルテットではちょっと人数感足りないと行った時や、POPSやROCK等のジャンルで使用するストリングスとしてはこの「Chamber Strings」は音抜けも非常に良く馴染みやすいのでオススメです。それでもどうしても馴染まない場合はうっすらとシンセストリングス等を混ぜてみると良いと思います。
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Rock oN的おすすめポイント!
Viennaシリーズはキースイッチを使用して、各奏法を瞬時に切り替えることが出来る仕様になっています。「ポルタメント」等の奏法はモジュレーションホイールを使用することでスムーズに移行出来たりと非常によく考えられたエンジンです。奏法のPatchを自分なりに組み上げてしようすることも出来るのでストリングス音源が初めての方から玄人志向の方にもオススメ出来る製品になっています。
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※こちらはソフトに無償で付属する「Vienna Instruments」の画像です。最低限の機能に限定されます。
ソフトウェア購入時に無料で付属してくるエンジン「Vienna Instruments」ではポリフォニックレガートを使用することが出来ません。その為、Cello等で2つの弦を同時に弾くダブルストップ等の奏法を打ち込んでもレガート奏法では強制的に1音のみで再生されることになってしまうので注意が必要です。
「Vienna Instruments Pro 2」を導入することによって、問題なくレガートでも2声以上を鳴らすことが可能です。その他にもヒューマナイズやタイムストレッチ機能等、色々とさらに細かく設定することが出来るようになりますので是非オススメ致します。今回は企画の関係で、細かい奏法は使用しておりませんが、トリル等の奏法を積極的に使用したい方は
「Vienna Special Edition Vol.2 Plus」を購入すると更にバリエーションが増えるのでこちらも是非導入してみてください!
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Native Instruments |
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Session Strings |
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KOMPLETE 8 ULTIMATE から ULTIMATEシリーズ付属しているストリングス音源。POPS・R&Bやダンスミュージックのトラックと相性がよくこちらも人気の製品となっています。特に「Animator」を使用したスタッカートは非常にリアルでこの製品のオススメ機能です。他の大容量音源と比較してしまうと、迫力に掛ける部分はありますがPOPSのオケには非常に馴染みやすい点がこの製品の魅力です。
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Rock oN的おすすめポイント!
モジュレーションホイールで「Dynamics」操作を忘れずに!

こちらの製品は右下の「Dynamics」はMIDI(CC1:Modulation)でコントロールが可能です。MIDIキーボードの「モジュレーションホイール」で打ち込んだフレーズに簡単に抑揚をつけることができます。
もう1Stepアップの為のオススメプロダクト
より早く「オートメーション」を書き込む為に。「Native Instruments KOMPLETE KONTROL」

Native Instrumentsの「Kontakt」エンジンを使用しているとなれば忘れてはいけない「KOMPLETE KONTROL」「Session Strings」はNative Instruments社が開発したものですので、もちろん「NKS」にも対応済みです。オートメーションの掛けられるツマミが自動的に「KOMPLETE KONTROL」の実機に割り当てられますのでMIDI CCの設定等が苦手な方には必須のアイテムです。
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Native Instruments |
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STRING ENSEMBLE -SYMPHONY ESSENTIALS- |
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KOMPLETE 10 ULTIMATE から付属しているストリングス音源。なんと開発があの「LA Scoring Strings」を作っている「Audiobro」社ということで、やはり鳴らしてみると安定のクオリティーでした。こちらの音源はどちらかというと大編成のストリングス音源になりますので、BGMや劇伴等の使用用途にオススメです。迫力のあるスタッカート等も魅力的ですし、特にチェロのダブルストップ等の迫力は素晴らしいと思います。
KOMPLETE 10 ULTIMATE もしくは KOMPLETE 11 ULTIMATE は持っているけど、あまり使っていなかったという方は是非試してみてください。
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Rock oN的おすすめポイント!
モジュレーションホイールで「Dynamics」を操作してフレーズに表情を!

この製品はツマミが少ない点も非常に魅力的で、シンプルな設計になっています。奏法の切り替えはキースイッチを用いていますので、初めての方でも安心して使用出来ます。一番の特徴は、中央の「Dynamics」はMIDI(CC1:Modulation)でコントロールが可能な点です。MIDIキーボードの「モジュレーションホイール」で打ち込んだフレーズに簡単に抑揚をつけることができます。
ただ、1点だけ注意点があります。モジュレーション情報の「115」辺りから弦のアクセントが強くなるのと同時に「サンプルスピード」が少し早くなりますので、気をつけて処理をしないと他のアンサンブルとリズムがズレて聞こえて来てしまいます。その為、細かいフレーズでは低めに値を設定し、協調したいロングトーン等で使用するようにしてみてください。また、「Modulation」だけで無く「Expression(CC11)」も同じように別途書き込めるようになっておりますのでご安心を。
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Audiobro社の人気ストリングス音源も是非!「LA SCORING STRINGS 2.5」

弦の摩擦音等がとてもリアルに再現出来るということで非常に人気の高いストリングス音源「LA SCORING STRINGS 2.5」
ちょっと今回は時間の関係で今回の比較視聴企画には参加出来ませんでしたがこちらも根強い人気となっております。非常に細かい部分まで打ち込むことが出来ますので、少し根気は必要ですが完成した時の達成感はお値段以上です(笑)定番ストリングス音源の5本の指に入る、こちらの製品是非チェックしてみて下さい。
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IK Multimedia |
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MIROSLAV PHILHARMONIK 2 |
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IK Multimedia社から発売されている本格的ストリングス音源「MIROSLAV PHILHARMONIK 2」初代の「MIROSLAV PHILHARMONIK」とは全く別物と思ってしまう程、大きくクオリティーアップした製品です。
特に他のストリングス音源より空気感が独特で、文章にするのは難しいのですが非常に奥域があり、とても魅力的なダークな印象を感じました。是非一度、音を聞いていただき気に入った方はチェックしてみてください。
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Rock oN的おすすめポイント!
Sample Tankの良いところを継承し必須のパラメーターが全て手前に!

流石SampleTankを開発をしているIK Multimedia社という事もあり、使いやすいエンジンが魅力的です。手前の8つのパラメーターにはよく使う項目が自動でアサインされていますので初めての方でも安心して使用することが出来ます。
また、左したの「Learn」ボタンを押してから任意のツマミを選択することによって簡単にオートメーションを書くことが出来ます。1点だけ注意点があるとすれば、既に「Expression(CC11)」等が書き込まれたMIDIデータを使用する場合
うっかり「Learn」ボタンでExpressionのツマミをクリックしておかないと情報を受け取ってくれませんのでご注意を。キースイッチは左側の黒い鍵盤をクリックすると各鍵盤にアサインされた奏法の一覧を確認することが可能です。
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「MIROSLAV PHILHARMONIK 2」の操作感がお気に入りになった方は「SampleTank MAX」

画像を見ていただいてお分かりになるように、非常に「MIROSLAV PHILHARMONIK 2」と操作性が似ています。ストリングス以外の音源のレパートリーがまだ少ない方等は是非導入をオススメ致します。
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