国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
昨日 9月17日 17:00から開催された『NATIVE INSTRUMENTS PRODUCT PREVIEW FALL 2013』のレポートをRock oNスタッフのアシッド渋谷がお届けいたします。
現在TRAKTOR DJを使っている、もしくはモバイル環境でDJを始めたい!と思っている方は必見です!
会場となった原宿FLAGはとってもお洒落でストリート感のあるスペース。まさにNATIVE INSTRUMENTSの新製品発表会にぴったりの会場です。
中に入ると早速今回の主役であるTRAKTOR KONTROL S2 MKII/S4 MKIIが鎮座していました!
本機の最大の特徴は何と言っても世界初のiOS用プロフェッショナルDJソフトウェアであるTRAKTOR DJを完璧にコントロールできるようになった事です。iPadまたはiPhoneでTRAKTOR DJを起動し、あとはケーブルでつなぐだけで、すぐさまプレイ出来ます。
TRAKTOR DJをiPadまたはiPhoneで使う際に最もネックとなっていたのは、テンポ変更やエフェクトの調節をする際、いちいちタッチ操作で呼び出さなければいけなかった事です。これでは操作に気を取られてしまい、フレキシブルな発想が要求される実際の現場で集中力を持続させる事が難しいですよね。
しかしS2/S4 MKIIを使えばテンポ変更はもちろんピッチコントローラーでターンテーブルさながらに制御できますし、エフェクトも本体上部のツマミにアサインされているので、TRAKTOR DJのみでは不可能だった、エフェクトの複数同時コントロールが容易に出来るので、ミックスに集中出来ます。
またハード面でも嬉しい改良がなされています。まずはジョグホイールです。今までの新たにシリコンダンパーを採用したジョグホイールと高級感のあるアルミプレートは適度な重さと滑らかさがあり、キューイングがよりスムーズに行えます。
この感触はCDJのジョグホイールの感覚に近く、とても安定感が有りました。会場で行われたデモプレイの際にも頻繁にバックスピンされていました!フェーダーも今までは1レールタイプでしたが、今回から2レールが採用され、フェーダーの重みや安定感が格段に向上しています。
これは微妙な音量調節がキモなハウスミュージックのDJには最高の朗報となるでしょう!内蔵インターフェースについても24bit/96kHzのCirrus Logic AD/DAコンバータを搭載し、クラブでの使用でも充分な音圧および音質クオリティーを実現しています。
ここまでTRAKTOR DJのコントロールについてレポートして来ましたが、TRAKTOR KONTROL S2 MKII/S4 MKIIにはTRAKTOR PRO 2ソフトウェアが同梱されています。
新たに搭載されたRemix SlotsやFluxボタンによって今まで以上にトリッキーなプレイをシンプル操作で行えるようになりました。Fluxボタン一つでFluxモードに入り、即座にキューポイントでのジャグリングやルーピングが出来ます。
既存の曲を使うDJにとってブレイクがどこで入ってくるかは非常に重要です。TRAKTOR PRO 2を使えば自由自在にブレイクを作り出す事が出来るので、限られたプレイ時間の中で何度もピークを創出する事が出来ます。これでもかというぐらいフロアを爆発させてやりましょう!
以上、駆け足でしたが『NATIVE INSTRUMENTS PRODUCT PREVIEW FALL 2013』は、現在爆発的に普及しているiOSのでのDJプレイ(TRAKTOR DJは国内において発売から僅か6ヶ月で26万ダウンロードを誇ります!)のネクストレヴェルを示唆する、刺激的な発表会でした!
デモをしてくれた橋本 洋 さん(Soundrope)と。
記事内に掲載されている価格は 2013年9月18日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ