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先日のMusik Messeで衝撃の発表となったZOOM H6国内初お披露目となる発表会が岩本町の『M’s SPACE』にて行われました!! マイクの違いや仕様で悩んだ全ハンディレコーダーユーザーが待ち望んだマイクユニット交換型、さらにハンディながら6ch対応により2機種同時録音による遅延などに悩む事無く、収録が可能になった事もポイントでしょう。
冒頭ZOOM CEOである飯島雅宏で明らかにされたH6コンセプトは『一眼レフカメラが用途に応じてレンズを交換する様に、用途に応じてマイクを交換する事』。手軽に、そして柔軟に、幅広い可能性を提供してくれるH6の魅力に迫ります!
●最大音圧136dbSPLを誇るXYマイク、そして信頼性の高いレコーダー機能の数々
まず注目すべきは付属マイクの性能でしょう。まだ公式HP公開前ですがざっと特徴を箇条書きすると
●付属XYマイク(単一指向性)の特徴
・ZOOM H4nと同様、XYマイクは位相感がとても良く、ソロ演奏だけでなく、ライブ演奏もバランスよくとれる。
・H4nよりも1.5倍大きくなった14.6mmの大口径ダイアフラム採用により低域の音像もクッキリ録音
・最大音圧136dbSPL、バンド演奏で120dbSPLまで耐ええれば歪まないが、更に歪まない設計になっている。
中規模ライブ収録にも対応出来る圧倒的な性能は魅力ですよね。ちなみに交換式マイクユニットの接続部分はコチラ!
●付属MSマイクの特徴
・中央の集音用Midマイクと左右の集音用Sideマイクを搭載
・Sideマイクレベルを変更する事により、ステレオの広がりを調整
・MS-RAMファイル収録でホストプロダクション時に広がりを変更可能
・オーケストラ等による広い空間でのレコーディングに適している
・Side成分無しで歌や楽器、ナレーション等のモノラル収録が可能
●レコーダー部分の注目ポイント
一眼レフ搭載時にも視認性を損なわない傾斜付きディスプレイも魅力ですが本体にも実に様々な機能が搭載されています!
・通常に録音したデータと更に12db録音レベルを下げたファイルを同時に作成してくれるバックアップレコード機能
・思わぬ事故で録音中にACアダプターが抜けてしまった場合、ヘッダー情報が消えてしまいファイルが読み込めなくなってしまった場合、ファイルの再構築が可能なリカバリー機能
・録音後、音声でメモを付ける事が可能。録音データが多くなってしまった場合、この機能でメモする事で後の編集効率が向上
とにかくレコーディングの信頼性を高める機能が満載。この他にもコンプ、リミッターと言ったエフェクト機能や、クリックからレコーディングがスタートするプリカウント機能があり、レコーディングで役立つ機能を備えています。¥39,800という価格設定であっても機能面の妥協はありませんね。(しかも標準ハードケース付属!)
駆け足でおさらいしましたが、じっくり聞きたい! という方はZOOM ヴァイスプレジデントの玉津氏による基本機能解説動画をご覧下さい!!
●お馴染みレコーディングエンジニア岡部潔氏による6チャンネル同時レコーディング!
●ZOOM NORTH AMERICA設立発表など更なる世界展開を見据えるZOOM
今回のH6発表会ではZOOM North America設立など更なる事業拡大も発表され今後のプロダクト展開にも期待が高まりますね。
これだけの機能性、汎用性を両立しながら¥39,800という実勢価格。傾斜ディスプレイも相まってもう一眼レフユーザーは買うっきゃないですよね。(僕は買います!) ほぼ完璧な仕様なんですが、これでさらに付属マイクロフォンが本体からワイアードで距離が取れたり、更なる拡張マイクユニット(より上のレンジ)などが出てきたらもう心は鷲掴みですよね。(ZOOMさん、宜しくお願い致します。) 発売は6月末、間もなくです!!
記事内に掲載されている価格は 2013年6月14日 時点での価格となります。
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