RockoNがYoutubeのムービーを幾度も取り上げていた、謎の木製の電子パーカッションaFrameの正体が明らかになりました!メーカーさえも不明だったaFrameはなんと、Rolandの創始者でである梯郁太郎氏率いるATV社の製品だったのです!
aFrameは、エレクトロオーガニック・パーカッションというコンセプトを持つ新しい楽器。「叩く」「押す」「擦る」というアコースティックなパーカッションが本来持っている奏法で、演奏はもちろんエフェクトのコントロールも可能にします。これは独自の「Adaptive Timbre Technology」(アダプティブ・ティンバー・テクノロジー)による表現力。従来のPCMパーカッションではできなかったことではないでしょうか。
https://youtu.be/rU-CHGJ0ceQ?t=3m30s
たしかに3:30からはリバーブ量を手のタッチでコントロールしていますね。
aFrameにはアコースティック系やエレクトロニック系のプリセット音色に加え、高品位なステレオエフェクターも搭載。ユーザー音色は80音色が保存可能。
これまでにないパーカッションということで、どうやって演奏すればよいのか、と考えてしまいそうですが、動画のように抱えたり、ストラップで首から吊るしたり、スタンドで立てたり、と奏者の好みでセッティングが可能。これまでに無かったからこそ、独自の自由な発想で演奏できるのではないでしょうか。
本体はギター製造で有名なフジゲン謹製の竹製(!)フレームを採用。そこにしなやかな皮の反発や摩擦を思わせる感触の素材が貼られ、手触りもコンセプトどおり「オーガニック」な仕上がりに。そして電源は市販のモバイルバッテリーで駆動します。
ATVはaFrameユーザーのために、ユーザー同士の交流も可能な専用サイト「aframe.jp」を開設しました。ここではaFrameの魅力を伝える動画や、ユーザー同士の情報交換や音色パラメーターファイルの交換ができるコミュニティーサイトとして運営されるということ。
ATVは電子ドラム音源aD5の開発コンセプトの解説で、「使い捨てにされていく電子楽器の流れとは一線を画す」という言葉を使い、長く使える製品作りをPRしていました。aFrameもコミュニティーサイトと共に「末長く使っていける楽器」として、期待ができそうです。
aFrameの発売日と価格はこれから発表されるということでさて、すが、それまでの間、下記のイベントで出展されることが予定されています。これからさらに話題になるであろうaFrameを実際に試したい方はぜひイベントに足を運んでください!
【aFrame出展イベント予定】
ATV aFrame
http://www.aframe.jp/jp/
記事内に掲載されている価格は 2016年9月28日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ