今年も行きます!ドイツはフランクフルトとベルリンの三大トレードショーを熱くレポート!
ヨーロッパ圏をリードする音楽大国ドイツから、Rock oN SYNTH HEAVEN館長のACID渋谷が2017年を牽引する最新プロダクト事情をお届けします!
NAMMの興奮から3ヶ月、今度はドイツから新製品の波が押し寄せる!musikmesseやSUPERBOOTHの特徴はアメリカ開催のNAMMに比べ、ヨーロッパの小〜中規模のブランドが多い事!ドイツに行かなければこれだけの規模のニッチなブランドや抜群のポテンシャルを秘めたスタートアップブランドを目にする事は出来ないのです。特にSUPERBOOTHは世界最大規模のシンセ展示会として、昨年から大注目のトレードショー。ベルリンらしいアーティスティックな打ち出し方で、プロダクトだけでなく現在進行形のミュージックカルチャーや新旧テクノロジーの共演を実現しています。またmusikmesseはレコーディング機材からライブサウンド、楽器、照明など幅広い分野で桁違いの大きさを誇りNAMMで発表されなかった新製品が多数登場するという側面があります!
またベルリンに本拠地を構える人気ブランドは多く、中でもNative Instrumentsの本社取材も予定しております!DJシーンを塗り替えた革新的プロダクトの秘密に迫ります。
そんな大興奮のドイツシーンを約3週間にわたってACID渋谷がレポート致します!
今回はDJI OSMO Mobileを導入し、よりライブなレポートで会場全体の熱気をリアルタイムにお届けします!人生発ジンバルに興奮しています。
もちろん私の個人的嗜好に基づいた現地のホットスポットやアングラな人気ベニューなどにも潜入し、ディープな体験もお届け予定です。ぜひお付き合いください。お楽しみに!
SUPERBOOTH17
昨年からベルリンで始まったシンセサイザーの祭典SUPERBOOTH。元々この時期のヨーロッパの大規模楽器トレードショーといえばRock oNレポートでもお馴染みのフランクフルトで毎年開催されているmusikmesseが有名でした。しかし昨年、ベルリンのシンセサイザー販売店『SchneidersLaden』を営む、この界隈ではかなり有名なAndreas Schneider氏が発起人となり、シンセサイザー絡みのメーカーが集まってSUPERBOOTHが生まれました。個人のビルダーから大手シンセメーカーまでが一丸となった圧倒的な展示量や、ベルリンローカルのアーティストやエンジニアによるリアルなシンセシーンに根付いたセミナーやライブなどカルチャー的な側面も非常に濃厚なこのイベント。昨年に引き続き今年も私ACID渋谷が潜入し、入魂のレポートをお届けします!
◎今年の開催場所はこんなところ!
ベルリン中心部から東側に位置するFEZ Berlinというアート〜カルチャー系の複合施設で開催されます。前回のFunkhausと同じくシュプレー川沿いにあり、豊富な緑に囲まれた素敵なスポット。一般的な大型ホールではないところが探究心をくすぐります!
FEZ Berlin HP:https://fez-berlin.de/en/
◎170近い出店者と深夜まで続く濃厚なイベント!
前回が約110の出店数でしたが、今回はさらにその数を増やし熱気はムンムン!カリフォルニアを拠点にサンプラーモジュールを製作する1010musicや、多機能シーケンサーを開発するスペイン発の超新星ブランドWinter Modular、そしてEMSのカスタムインターフェースを作るDIGITANA ELECTRONICS等さらにディープなブランド参入が相次いでいます!
もちろんMOOGやARPといった大御所ブランドからRolandやKORGなど国内組、そしてMake NoiseやMutableなど主要モジュラーブランドも集結!また前回も大好評だったブランドとアーティストが織りなす音楽的なワークショップも多数開催予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=eW5LkUo5HbY
musikmesse 2017
AI製品ラッシュなるか!?大注目のプラグイン市場。
昨年後半からプラグイン市場を席巻しているiZotope NEUTRONを筆頭に、AIを音楽的に利用する新製品の登場に期待です!音声解析に留まらない、ディープラーニングや著名エンジニアの思考/作業パターンのプリセット等、夢が尽きないジャンルですね。
爆発的に拡大が見込まれるVRマーケット。
Youtube 360、Facebook 360といった身近な環境で使用される技術「Ambisonic」。SENNHEISER AMBEO VR MIC等、Ambisonicを利用した製品が様々なメーカーから大挙出てくるでしょう。また、Rock oN AWARDのPlug In部門を受賞したAudio Ease 360pan SUITEなどVR用のミキシングを行えるプラグインのラインナップ充実にも期待が膨らみます。
大豊作のオーディオインターフェース市場
2016年末にPro Tools 12.6 HDX / HD NativeがオーディオI/Fの縛りを解放したことで、Pro Tools HD Systemに対応したオーディオインターフェースが活発です。特にSymphony I/O MK IIはPro Toolsのポストスタンダードになってきています。 またAntelope も人気のOrionシリーズをついにDigilink対応させ、Orion Studio HDを発表。AVID HD I/Oの独壇場だった所に門戸が開かれますます活性化が見込まれます!また毎年新発表で驚かせてくれるUniversal AudioはついにDSP4基搭載モデルが登場したApollo Twin Mk2シリーズが記憶に新しいですが、何か用意していることでしょう!
業界一のユーザー参加型Rock oN SHOWレポートでは現地からのリアルタイムなTweet、映像や写真の臨場感溢れるwebレポートで皆さんと一緒に祭典を盛り上げます!今年はライブな動画を多めにお届けする予定です!
ニュース更新の合間には様々なお楽しみ企画もご用意。昨年同様新製品の先行予約も受付予定です!!ぜひこのエキサイティングなイベントに一緒にご参加下さい!間も無く開幕です!!
過去数万ビューを記録する動画ひしめくRockoN Youtube Channel
たくさんの海外ユーザーが、日本発のコンテンツだと知らずに目にしているというRock oN Youtube Channel。会場の空気を切り取る動画レポートには、製品のリアルな姿はもちろん、開発に携わったキーマンも登場。取材スタッフが、カメラを携え、広大な会場を駆け巡ります。
Writer. ACID Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2017年3月31日 時点での価格となります。
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