誰もがリリースを楽しみにしていたPro Tools12.6の展示で、ブースには常に熱気があふれていました。日本でも待ち望んでいた方も多いはずのPro Tools 12.6を早速レポートします。
まずはムービーをどうぞ。
いかがでしょうか?内容はすでに公開されていたとはいえ、この素晴らしい機能の数々に、Avidの本気が伺えますね。Avid Brogでもその制作秘話が公開されるほど、Avidが丹精込めて作り上げてきたことが伺えます。このPro Tools 12.6という新しいバージョンは、Pro ToolsのUpgrade and Support Planに加入済みであればどのユーザーでも使用できるので、みなさん、ぜひお試しください。
特に、Clip Effectの部分の機能を待ち望んでいた方も多いはずです。今まで、Audio SuiteでクリップごとにかけていたEQやDynamicsを修正できる点は素晴らしいです。しかも、複数のクリップにEffectをかけてもクリップが1本化しないのも嬉しいですね。
クリップにEffectがかかると、Effectの種類のサインがクリップ上に現れるのも、大きなポイントです。このサインによってEQ/Dynのどれがかかっているかが判別できます。もちろん、これらの設定は5つのプリセットに保存することもできるので、Audio Suiteのように設定を保存して、他のクリップを選んで、プリセットをロードして、Prosess!という幾つもの手順をボタン一つで反映させることができます。
また、今回のバージョンからDigiLinkオプションというライセンスが増え、HDXまたはHD NativeからDigiLinkケーブルを使用してI/Oを使用するシステムに関して、別途ライセンスが必要となるということなので、3rd Party製I/Oをご使用の方は注意が必要です。
Upgrade and Support Planに加入済みユーザーは順次Pro ToolsとDigiLinkオプションのライセンスが順次発行されるとのことなので、ライセンスが届くのが待ち遠しいですね。
Writer : Akao
記事内に掲載されている価格は 2016年9月30日 時点での価格となります。
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