フランス音響研究機関IRCAMとの共同開発で発表されたSpatは、7.1/8.0までのマルチチャンネルに対応し、各入力ソースの距離感や位置を、まるで音源を空間内に再配置するように調整することができる、他に類のないプラグインとなっていました。その後継に当たるSpat 2のインターフェースは、Ultimate Immersive Audio 3Dと銘打ち、ダミーヘッドの周りをスピーカーがぐるりと囲むビジュアルが印象的ですね。
とかくこの手の製品は大量のパラメーターに圧倒されがちですが、Spat 2をよく見れば、左側でチャンネルやリバーブ、マスターセクションを選択、画面下で選択したパートのパラメータ調整と非常にシンプル。数十チャンネルを扱うプラグインにしてはとても理にかなったパラメーター配置となっています。
Dolby ATMOSをはじめ、Auroほか多チャンネル化が進むサラウンドオーディオに対応する新たなプラグインの登場、正式リリースに期待ですね!
Writer : Y.Okada
記事内に掲載されている価格は 2016年10月1日 時点での価格となります。
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