ドイツのメーター専業メーカーRTWはハードウェア中心のラインナップですが、今年のAESでは、DAW用のプラグインを中心に展示を行っているため、Avid Connectivity Partnerコーナーでの出展。放送局を中心に導入の進む、TM7/9のアルゴリズムをプラグイン化したMastering Toolsの発表から、矢継ぎ早にプラグインを発表しています。
先ずは、Mastering Tools。こちらはラウドネスメーターはもちろんですが、サラウンドメーター、RTAなど様々なメーターを組合せて表示を行うことが可能です。プリセットを見せてもらいましたが非常に充実の仕様。Studer,Lawoなどヨーロッパ製の大型コンソールにビルトインされているRTWのメーター。視認性の良さが世界中から認められています。ラウドネス測定だけではなく、是非一度お試し頂きその実力を確認してもらいたい製品です。14日間のトライアルバージョンが本国サイトからダウンロード可能です。
https://www.rtw.com/en/products/software/trial-versions.html
そして、今回のAES 2016での発表は、こちらのCLC=Continuous Loudness Controlのメジャー・バージョンアップ。ラウドネス補正用のソフトウェア。リアルタイムの処理も、ファイルに対しても利用でき、スタンドアローン、プラグイン両方での提供となります。
Batch処理も可能になっているため、様々なケースで活躍するソフトウェア。これまでのラウドネス補正アルゴリズムは、ライブ用、ファイル用と別々のものが多かったのですが、両方で活躍することが出来る製品となっているのは、特筆すべきポイントです。
Writer. Y.Maeda
RTW
https://www.rtw.com/en/home.html
記事内に掲載されている価格は 2016年10月1日 時点での価格となります。
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