WavesではLV1システムをはじめとする、SoundGridネットワーク関連の展示や、アンドリュー・シェップスとWavesと共同開発したParallel Particlesの本人によるデモンストレーションに加え、今秋リリース予定の新製品も展示されていました
Abbey Road Vinyl
アビーロード・スタジオ常設のヴァイナル・カッティングマシンおよびそのマスタリング機材を精密にモデリングし、様々なアナログ・レコードによる暖かな特性を生み出すプラグイン。
アセテート盤からプリントマスター盤、さらにはカートリッジの違いによる変化まで再現しています。さらにカッティングマシン手前に使われているマスタリングコンソールはTG12345とのことですから、贅沢極まりないですね。
Primary Source Expander
なにやら聞きなれない名前ですが、こちらはおもにライブステージのマイクでの使用を念頭に設計されたプラグインとのこと。演奏時以外のときのフィードバックやバックグラウンドのノイズを適切に検知、減衰させ、パフォーマンスでのよりラウドで明瞭なゲインを得ることができるという優れものです。
ベーシックなスレッショルドとレンジ設定だけで、あとはオートマティックにフィードバックやバックグラウンドを減衰してくれるそう。なるほどエクスパンダーのプラグインなわけです。ボーカルはもちろんギター、キーボード、ストリングスほか音階を演奏する他の楽器に最適化されているため、よりフレキシブルな減衰が可能とのことです。
Greg Wells ToneCentric Plugin
こちらは、そのインターフェースからご存知の方もいるかもしれません。ケイティ・ペリー、アデル、ワン・リパブリックとヒットメーカーのプロデュースで知られ、エンジニア/コンポーザーでもあるグレッグ・ウェルズ氏との共同開発Artist Signatureからの新作です。ふくよかで音楽的なプレゼンスと太さを加えてくれるハーモニック・エンハンサー・プラグイン。
グレッグ氏いわく、自身のスタジオにある真空管コンプレッサーやテープマシン、カスタムの真空管コンソールなどの持つ独特の豊かなハイエンドを再現するために作った、とのこと。
WAVES
http://www.waves.com
Writer : Y.Okada
記事内に掲載されている価格は 2016年9月30日 時点での価格となります。
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