定番のスピーカーブランドGenelecは、その進化の速度を止めません。IBC2019で発表の同軸3way Speaker “The ONE”シリーズの最新作である8361が、ここAES NYでアメリカ初の登場となっています。
7.1.4のImmarsive環境が構築され、多くの方がそのサウンドを体験しています。十分な差渦を持った8361とその隣のW371 ウーファーと8341の組み合わせを切り替えて試すことの出来るシステムアップ。
8361はすでに説明不要かと思いますが、同軸3wayという世界初の構造を2wayのユニットと、それを挟むように設置された2本のウーファーの仮想軸を一致させるということで実現しています。Immarsive Audioなどの環境構築時、スピーカーの本数が増えた際に重要となるスピーカーユニットとしての位相差。これを理論上なくすることのできるThe ONEシリーズは、まさにImmarsive Audio向けの製品とも捉えることが出来ます。もちろん、コンパクトながら、一回り大きなスピーカーサイズのサウンドが楽しめるという、もう一つの魅力もあります。
そして、W371は、The ONEシリーズと組み合わせて、更に低域を補強することの出来るウーファー。SAMにより上に置かれた8341と合わせて1本のスピーカーとして動作します。サブウーファーではなく、あくまでも8341/8351/8361との組み合わせを前提としたウーファーです。その証拠に、この展示を見ていただいてもわかるようにそれぞれの8341の下に置かれています。サブウーファーなら、中央に1本になり2.1chシステムなどと呼ばれることになります。
積極的に技術革新を進め続けるGenelec。これからもwebで謳われているように「World Leader in Studio Monitor」であり続けることでしょう。
Writer. Yousuke
Genelec
https://www.genelec.jp/
記事内に掲載されている価格は 2019年10月17日 時点での価格となります。
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