SONYが久々となるAESへの出展を行っていました。今年1月のCES出ニュースリリースを出した360 Reality Audioの紹介を行っていたので、実際に試させてもらいお話を聞いてきました。
まずは、視聴をさせてもらったのですが、360度の立体音響をバイノーラルで聞かせてもらいました。SONYの360 Reality Audioは音楽をターゲットとした新しいアプローチ。新しい方法で音楽を楽しんでもらおうという取り組み。音楽コンテンツをバイノーラルで上下、前後方向いろいろなところからサウンドが鳴るというミックスを楽しませてもらいました。やはり、立体音響は、音楽にとっても新しい表現の手法であり、表現の幅を広げつということだけではなく、バランスや、音色と言った部分の作り方も変わるという可能性を強く感じます。
そしてこのスクリーンショットが「Architect」という無償のアプリケーション。このソフトの中で3D空間にサウンドを配置していくということです。こちらのソフトは、SONYと直接契約書を取り交わしたユーザーに無償で提供を行っているということ。
このソフトで書き出されたマスターファイルは、MPEG-Hのフォーマット。それを配信してユーザーが自分のデバイス上でバイノーラルにエンコードを行いヘッドフォンで楽しむことが出来るソリューションとなっているということです。バイノーラルに重要なhrtfは、自分の耳を写真にとって送ると、みみの形にあったhrtfが提供されるということです。これにより、少しでも精度の高い状況で立体音響を楽しんでもらおうという意気込みを感じます。
まずは手軽に立体音響を今持っている携帯端末などで楽しむことができるという、手軽さはユーザーの幅を広げることに繋がると思います。まずは、体験してその良さを知ってもらうことにつながるこのソリューションは、引続きチェックしていきたいと思います。
Writer. Yousuke
SONY
https://www.sony.jp/
記事内に掲載されている価格は 2019年10月17日 時点での価格となります。
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