まだ国内では、紹介されていない3D Audio制作ツールを展開するSound Particles。今後の伸びしろを非常に感じる新興のメーカー。MAYAのデータから、Audioをそのオブジェクトに対して配置し、カメラアングルなどに合わせて、自動的にパンニングしてくれるという夢のようなアプリケーション。その実力をじっくりとデモを行ってもらいました。
スタンドアローンのソフトウェアであるSound Particlesのインターフェースはこのような画面。上部には、オブジェクトが3Dで表示され、下部には、そのオブジェクトに対応した音源データが並びます。
オレンジ色のラインが見えますが、これがMAYAのアニメーションに合わせて自動生成されたパンニングのオートメーション。すでにハリウッドの作品で活用が始まっているということ。MAYAのデータを読み込むと自動的にパンニングデータが生成されます。ワイヤーフレームの任意のポイントに対して音源を張り込むことで、センターをリスニングポイントとした出力が得られるという具合です。出力は、WAVもしくはAIFFでATMOSなどの3D Audio Formatにも対応しているということ。残念ながら、自動生成されたオブジェクトメタを持ったADMなどの書き出しは出来ませんが、まさに今後のToDoリストに乗っているとのことなので、期待できますね!
このように、オブジェクトの数は無制限。同じ音源を何千と配置して、CGの動きに合わせてミックスデータを得ることが出来るということ。もちろん、個別のオブジェクトに対してのパラメーターを調整することも出来ます。
日本国内では、ハリウッドのようにCGを多用したサック品はそれほど多くはないので、ゲーム向けのUnrealや、Unityとの連動は考えているのか?と聞いてみたところ、それも可能性を模索しているということ。まさに一つのワークフローが完成したところなので、これからの展開を考え始めているということだ。
是非次の展開に期待したメーカーである。
Writer. しまモン
Sound Particles
https://www.soundparticles.com/
記事内に掲載されている価格は 2019年10月19日 時点での価格となります。
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