AES NYの開催地アメリカでも人気の高いDPAのマイク。今回の展示会での新製品はハンドマイク。クリアなDPAサウンドを低コストに手に入れることのできる製品が登場しています。
それがこちらの2028と呼ばれるモデル。これまでにもd:factoシリーズ4018がリリースされていましたが、ほとんど同等のスペックを持った製品がこちらとなります。DPAですので、ハイエンドのコンデンサータイプのハンドヘルドマイクロフォンです。
実際の展示では、4018と比較試聴できるようになっていました。実際に試してみたのですが、流石に全く同じということはなく。繊細さや、音の信をしっかりと捉える感じは4018に軍配が上がります。しかし、ほぼはんぶんのコストということを考えるとDPAらしい、切れの良いサウンド、ハイレスポンスなところなど、しっかりと持ち味は受け継がれています。約$700程度を予定しているということです。
DPAのブースに面白いポスターが展示してあったので合わせてご紹介しますね。ハンドヘルドマイクの持ち方による周波数特性の変化。ちょっとした持ち方の違いで、かなり特性に変化があることがわかりますね。また、グリルを覆うような持ち方では、かなり周波数特性が荒れているのがわかります。エフェクトとして使うのは良いのかもしれませんが、きれいにサウンドを届けたい、というときには、普通に持ったほうが良いということがわかります。このような展示をしているのもMicrophone Universittyというコンテンツを自社で展開しているDPAらしいところですね。
DPA
https://www.dpamicrophones.com/
Writer.Yousuke
記事内に掲載されている価格は 2019年10月17日 時点での価格となります。
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