本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
nab2019

07
Apr.2019
REPORT

Avid Connect 2019 : Day1-2

最初の発表はこちらのAvid Link。

nab2019_index_bannar

Avid Connect 2019 : Day1-1 >>から続きます。

最初の発表はこちらのAvid Link。iOS / Andoroid / MacOS / Windowsに対応したコラボレーションソフト。AVIDのユーザー同士が繋がりを持てる、ソーシャルツールです。

のAvid Link。iOS / Andoroid / MacOS / Windowsに対応したコラボレーションソフト。AVIDのユーザー同士が繋がりを持てる、ソーシャルツールです。

Media Composer、Pro Tools,Sibeliusというクリエイターツールだけではなく、プラグインの購入なども行える総合的ツールに進化しています。

Avid Firstプロダクトのダウンロード数は1.4million=140万

AVID linkを使うメリットとして提示されたのがこちらの数字。Avid Firstプロダクトのダウンロード数は1.4million=140万。今でも3ヶ月に1万件ほどの増加を続けているということ。この数字が意味するところは、それだけの数のユーザーが存在しているということ。これらの数のユーザーとつながりを持てるということは大きなメリットです。そして、各ソフトウェアの次期バージョンについての紹介。リリース時期は特に明言されませんでしたが、どのような機能が開発されているのかを伺うことが出来ます。

まずは、Pro Toolsから

まずは、Pro Toolsから。シームレス・プレイバック、これは、従来のバージョンでは再生を停止しないと行けない、もしくは、瞬間的に音が途切れてしまう操作。例えば、センドのインサートなど、再生を止めることなく音の途切れなく行えるという、地味ではありますが、ユーザーにとって大きなメリットとなる機能。

MIDIのトラック数が倍増。Over 750 VoiceはHD nativeを使ったシステムでのVoice数の増強。これにより、HDXとHD native間でのボイス数の共通化が行なえ、セッションの互換性が更に完全な物となるということ。

AvidConnect2-05
AvidConnect2-06

そしてSibeliusとMedia Composerのスライド。Media Composerに関しては、別記事で詳細にご紹介を行います。

Media Composerのコラボレーション用のツールであるEditrial Managementも機能が増強。

Media Composerのコラボレーション用のツールであるEditrial Managementも機能が増強。マーカー、メタの埋め込み機能の強化、そしてそれを使った検索機能の強化が実装されます。

サーバージョンの素材をすばやく見つけ出せるこれらの機能は、アセット管理ツールにとって非常に重要。
サーバージョンの素材をすばやく見つけ出せるこれらの機能は、アセット管理ツールにとって非常に重要。

サーバージョンの素材をすばやく見つけ出せるこれらの機能は、アセット管理ツールにとって非常に重要。昨年の登場から順調に成長していることが伺えます。

AVID | NEXIS Cloudspaces
AVID | NEXIS Cloudspaces

そして、大きな発表となったのが「AVID | NEXIS Cloudspaces」。従来のNEXISの管理画面からCloud上のストレージを統合管理が行えるというもの。このCloud StrageはMicrosoft Azureにより提供されるサービスですが、ユーザーはAvidに利用料(必要な容量と、通信料)を支払うことでサービスが利用可能となります。面倒なCloud環境の構築などは必要なく、Avid Accountで管理された中で、シームレスにCloud Strageが活用できるようになるということ。更にCloudサービスでは一般的な従量課金ではなく、定額制になるということでユーザーにとっても導入しやすいCLoud Storageとなるのではないでしょうか。

NEXISの管理画面の右上にCloudというボタンがあるのがわかります。

NEXISの管理画面の右上にCloudというボタンがあるのがわかります。ここからClooudスペースの管理が行なえます。

こちらが、Cloudストレージからワークスペースを作成する画面。

こちらが、Cloudストレージからワークスペースを作成する画面。StragegroupがCloudspacesを担っているのがわかりますね。それ以外は、これまでのOn PremiseのNEXISと同じです。

ワークスペースを作ったあとの操作は、NEXISと同じ

ワークスペースを作った後の操作はNEXISと同じ。ユーザーのアクセス管理、ストレージサイズの調整など、特に意識することなく設定が行なえます。ただし、速度に関しては、あくまでもニアライン用途ということでストリーミング再生を約束するものではなく、ベストエフォートでの運用となるということです。

このサービスの開始は4/8、月曜日からということ。

このサービスの開始は2019年4月8日、月曜日からということ。NEXISのバージョンを上げることでこの機能が実装されるということです。更に2TBの容量が3ヶ月間、ただで試せるということ。NEXISをお持ちの方は是非ともチェックしていただきたい内容です。

ライブサウンドからは、S6L-48Dがやっと発売

ライブサウンドからはS6L-48Dがやっと発売。昨年発表があったS6Lの一番大きなサイズのコンソールS6L-48Dが6月にリリースとなります。

Pro mixingからは、MTRXに待望のDigilink Optionが登場です

そして、Pro mixingからはMTRXに待望のDigilink Optionが登場です。スライドはなく、実物を手に持っての紹介でしたので写真はNABの会場からとなりますが情報だけ先にご案内します。

8SlotあるMTRXのオプションスロットを搭載して利用するDigilink Option。Digilink portは2口ついていますので最大64chの入出力となります。これにより、一台のMTRXでDolby Atmosのシステムアップなど他チャンネルのハンドリングが劇的にコンパクトなシステムで実現可能になります。HDXカード3枚の環境であっても、MTRX1台でDigilink経由で出力される192chすべてを受け取ることができるということになります。更に詳細はNAB会場からのレポートをお楽しみに!

それ以外の最新情報に関しては、夏まで待ってほしいと、、、

それ以外の最新情報に関しては、夏まで待ってほしいと、、、
逆に言えば、何かしらの準備は行っているということなので、次の発表を楽しみに待ちましょう。

Media Enterpraise

そしてMedia Enterpraise。アセット管理などのツールを中心にMedia Centralが着実な進化を遂げているということがアピールされました。今回の最新トピックとしてはMaestro(リアルタイムCG)の統合。着実にAVIDの持つ様々なソリューションが一つに統合されていっています。

このようにサードパーティー各社との連携が進んでいるということもアピールがされました。

このようにサードパーティー各社との連携が進んでいるということもアピールがされました。Media Centralの一つ一つの機能をレゴブロックという表現をしていました。そのブロックをユーザーのニーズ、ワークフローに合わせて組み立てることでサービスが完成する。

このようなスライドで、そのビジョンが提示されています。

このようなスライドで、そのビジョンが提示されています。webにも公開されると思いますんど絵是非ともご興味ある方はチェックしてみていただければと思います。

最後にMedia Composerの最新版の発表なのですが、内容が多いため、別記事とさせてもらいますので、是非チェック下さい!

Writer : Yosuke

AVID
https://www.avid.com/


前半記事「Avid Connect 2019 : Day1-1」はこちらから>>

nab2019_i_avid_c01

 


ROCK ON PRO POST NAB セミナーもお見逃しなく!>>
PostNAB2019_miroc

 

この記事、あなたの評価は?

    記事内に掲載されている価格は 2019年4月7日 時点での価格となります。

    最新記事ピックアップ

    NAB 2024 Day 4 : Audio-Technica
    Audio-Technicaブースにはモータースポーツの収録に適したマイク、BPシリーズがレーシングスーツと共に展示されてます。中央のBP4027はステレオ仕様のショットガンマイクで、単一・双指向性に対応した高感度ユニッ [……
    NAB 2024 Day 4 : Sonnet Technologies
    Sonnet Technologiesブースには、Thunderbolt 5 eGPUの看板が!Thunderbolt 5は”双方向80ギガビット/秒(Gbps)の帯域幅を実現し、Bandwidth Boos [……
    NAB 2024 Day 4 : Cerevo
    Cerevoブースには新商品であるFlexTall Proの姿が!FlexTall Proは有線・ワイヤレスに対応したタリーランプで、有線の場合はEthernetによるPoEに対応。ワイヤレスの場合はランプ1台を親機とし [……
    NAB 2024 Day 4 : WavesLive
    2024NAMMショーでも話題になったオールインワンのプラグイン・エフェクトラック、WavesLive SuperRack LiveBoxの実機をLawoブースで確認することができました。背面の端子類を確認できたのは、こ [……
    NAB 2024 Day 4 : 3PlayMedia
    NAB 2024のIT系の企業が集まるWest Hallで面白いソリューションを展開しているメーカーが有りましたのでご紹介したいと思います。その名もAI DUBBING。メーカーは3PLAY MEDIAという会社。 ht [……
    NAB 2024 Day 4 : SENNHEISER
    ゼンハイザーは、ロケーション用のマイク、ワイヤレスといった製品を中心に展開。その一角には、もちろんNEUMANNも。さらには、グループの一員となったMERGINGの姿もありました。 Neumannコーナーでマイクは別の場 [……
    NAB 2024 Day 4 : Salsa Sound
    IBCでもレポートをお届けしたSalsa Sound。汎用PCベースで、MPEG-Hのエンコードの出来るこのアプリケーションですが、MPEG-Hのオブジェクト性と同様の考え方で、同時に5.1chと2ch、更には、ナレーシ [……
    NAB 2024 Day 3 : GB labs
    海外レポートでも毎回取り上げているエンタープライズ向けNASのメーカーGB labs。汎用性の高さとその高速性で国内でも多くの導入の見られるNASサーバーの一つです。そのGB labsの最新ソリューションであるNebula NASをご紹介し…
    NAB 2024 Day 3 : Fraunhofer
    MPEG-Hが、世界の放送局、日本の放送局でも次世代放送規格として採用が決まり始めたFraunhofer。NAB 2024ではその最新情報を聞くことが出来ました。
    NAB 2024 Day 3 : Neutrik
    コネクターのリーディングカンパニーNeutrik。XLRのケーブルはもちろんTSR、スピコン、パワコン、イーサコンなどいたるところでお世話になっている同社からDanteのInterfaceが登場しました。 ラインナップは [……
    NAB 2024 Day 3 : AJA
    アメリカ製にこだわるAJA。新製品では有りませんが、NABの会場でも各社の採用が目立つNDIの製品がありますので、ご紹介したいと思います。 こちらがその製品。AJA Bridge NDI 3Gとなります。3G-SDI信号 [……
    NAB 2024 Day 2 : Vizrt
    Rock oNレポートでは初登場となるVizrt。なぜこのメーカーを取り上げるのかというと、Rock oN Awardも獲得しているNDIの開発メーカーであるNewtekを買収し、傘下に収めたため。Vizrtの一部となったNDI、そしてTr…
    Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company