国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
コンパクトタイプのレコーダー戦国時代とも言えそうなくらい、昨年あたりからたくさんのメーカーが発売しているジャンルの製品ですが、その代表格と もいえる EDIROL R-09の新バージョンが発表されました。名称をR-09HRと変え、間もなく発売開始されます。Roland本社の発表会にて、一足先に触ってきました のでレポー トします。(by Web Master Morris)
操作性の向上
左 写真で一目瞭然。R-09からの進化の目玉は有機ELディスプレイの採用。サイズも大きくなって、さらに見やすくなっています。メニューも1つの階層内 で全てを操作出来るように設計されています。音楽制作に関わらず、会議録音での使用など、沢山の層の方々に歓迎されるでしょう。個人的には、暗いライブハ ウスの中での見やすさは 大変嬉しい!
いいポジションが見つかってさぁ録音!という時に、録音ボタンに手が届かない。。。なんて時は付属リモコンで遠隔操作。最大約4mまで届きます。録音、再 生はもちろん、マイクゲインも遠隔コントロールOK。入力ピークの状態をマイク間の赤いランプの点滅で知らせてくれます。レコーディング中にSPLITボ タンを押せば、新ファイルに分割してレコーディング出来ます。
付属ステレオマイクは新設計。R-09より音質がアップしてますので、 R-09ユーザーの方は、R-09HRへの乗り換えを検討する価値あり。残留ノイズレベル約10dB向上だそうです!マイクは無指向性。シビアな向きの調 節を必要とせず、録音対象にラフに向けても、かなりの範囲でいい音像をおさめることができるように、2つのマイクが角度を 持って固定されています。録音後、聞いてみてがっかり。。。といったがない設計です。フォーマットは24bit/96kHzに対応。さらに高音質のレコー ディン グが可能です。
32GBのSDCHカードを使えば、24bit/96kHzでも約880分のレコーディングが可能。どんな長いセッションや、ライブや講演や会議(!!)でも大丈夫です。( 付属するのは512MBのSDです)
R-09同様、リミッター、AGC(Auto Gain Control)搭載。スイッチが本体裏に付いてますので素早く ON/OFFができます。ちゃんと録れてるのか心配な場合は、本体裏に付いた確認用スピーカーでチェック。ファイルの編集は、USBでパソコンに 繋げ、付属ソフトAUDIO CREATOR LE(windows対応)で行えます。
個人的に好印象だったのが、本体ボディーの質感。ラバー調の塗装がされています。手触りの良さに加え、操作の際に発生する指先のノイズを軽減することにも繋がっていて、小さなサイズながらも、色々な工夫が盛り込まれており、感心しました!
操作性、音質とも 高いレベルで兼ね備えた、高い満足度を保証する製品といえるでしょう!
メーカー製品サイト : http://www.roland.co.jp/products/jp/R-09HR/
記事内に掲載されている価格は 2008年3月25日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ