国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
こちらも2つのメーカーのコラボ製品です。Erica Synthの新しいモジュール、Plasma Drive。
https://www.ericasynths.lv/news/plasma-drive/
このビカビカは見覚えある人も多いと思います。そうです、昨年Game Changer AudioがリリースしたPlasma Pedalとのコラボですね。
ロジカルな部分は置いといてサウンド的にはPlasma Drive同様第一印象はFuzzサウンドに近いです。
Oct Upの切り替えは奇数倍音へのアプローチを変化させるためのスイッチでよりハイが出ている印象になります。
エレキギターに於けるFuzzもそうですが、歪ませすぎると音が引っ込んでしまう欠点があるんですよね。
Plasma Driveはそこが一般的なFuzzとは違っていて歪ませていっても押し出しが(transient)上手く残るように味付けされているように感じました。
もちろんCVで外部から各パラメーターを変化させられるので、シーケンサーに同期させた急激なパラメーターの変化も可能となっています。既にリリース済みで330ユーロです。
そして左隣に写っているBASSLINEというVCOモジュールは同社のベースマシン、ACIDBOXにインスパイアされたフィルターを搭載。
これが非常に個性的なサウンドでTB-303タイプとは全く違い、なんとソ連で80年代に作られた激レアシンセPolivoksのフィルターをエミュレートしたVCFなんです。
独特な発振サウンドは病みつきになります。BASSLINEはLP/BP切り替え可能で、VCOには三種類のウェーブフォームが搭載され、TECHNO SYSTEMのシンセサウンドを司ります。
ちなみに現在Polivoksは小型化されて100台限定でリイシューされています。
また、Erica SynthはそのBASSLINEもインストールされている究極のドラムモジュールシステム、その名も「TECHNO SYSTEM」をリリースしたばかり。
TR-909のステップボタンを思わせる高機能シーケンサーDRUM SEQUENCERは精悍なブラックバージョンを搭載。
トリガーやアクセントは内部でパッチングされているため、プレイヤーはオーディオシグナルのパッチングに専念できますね。荒々しい90年代テクノを彷彿とさせるサウンドに心が躍ります。
発売されたばかりのSAMPLE DRUMもあるので幅広いプレイが出来るでしょう。
こちらはErica Synthの人気VCOモジュールGraphic VCO。強力なWAVETABLEデザイン機能を持ち二つのWAVETABLEをモーフィング可能です。
記事内に掲載されている価格は 2019年4月1日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ