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NAB 2016のNorth hallは、昨年までの副調整室関連の機器一色の様相からかなりの変化を見せ、ラジオ関連のオーディオメーカー、そしてVR関連が展開されるなど、かなり趣を変えています。そんな中でハイエンドKVMとして評価の高いG&Dを見つけたのでレポートしたいと思います。今年の目玉は、なんと非圧縮4K60Pを実現したKVMシステム!!
こちらのDP1.2-VisionXG-FiberはPCのポート全てが送れるのではないかという充実の仕様。DP PortはUHD 4K60Hzに対応、FullSpeed USB2.0とKVM用のUSB,そして2本のGigaEther、AnalogAudioにSerialを備えます。伝送路は2対のFiberとなります。他のメーカーのKVMシステムは4K対応のために圧縮技術を使う物がほとんどですが、こちらのシステムは非圧縮の伝送を行うということ。
次に紹介してもらったのがDisplay PostのSplitter、シンプルに1in-2outのSpritterなのですが、Digital AudioのOutが付いているのが気が利いています。こちらのSpritterも4K60Hzに対応!!何気なく置いてあるとスルーしてしまいそうな製品ですが、4Kのシステムアップには欠かせない1製品。
次にKVM Matrixシステムを見せてもらいました。G&DのKVM Matrixは切替の速さが特徴。同じ解像度の信号であればフラッシュすること無く一瞬で切り替わります。見失いがちなMouseも画面が切り替わった瞬間にその動作を再開します。更に、複数のPCの画面を セレクトしていてもPCをまたいでのMouse Overが出来ます。KVMでどんどん、接続PCを切り替えても普通にMouse Overが出来るという美点を持ちます。今後、制作システムは多くのPCを制御した形へと変貌をしてゆくでしょう。そんな時にこのようなKVMが活用されるようになると思います。
Writer. Yosuke
G&D >>
記事内に掲載されている価格は 2016年4月20日 時点での価格となります。
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