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May.2013
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SHUREマイクロフォンの魅力をサウンド・プロデューサー&レコーディング・エンジニアの伊藤圭一氏が使用レポート!!

【SHUREの歴史】
まず、このマイクが作られた背景をお話ししたいと思います。そのためには、SHUREというメーカーの歴史を知る必要があるでしょう。
SHUREといえば、言わずと知れた、58(ゴッパ)すなわちSM58を連想する方が多いに違いありません。あの球形の金属グリルの下に、円錐形のグリップが付いた、ちょうどアイスクリームをコーンに乗っけたような形をした、今やハンドマイクの典型となったスタイルは、どこに行っても見かけることでしょう。最近では、似たようなスタイルのマイクは沢山ありますが、実は、あのスタイルの元祖なのです。改めて考えると、あの球形のグリルボールは、登場した頃は斬新だったに違いありません。
おなじくSM57もまた、ダイナミック・マイクのスタンダードとして無くてはならないマイクです。何処の国のレコーディング・スタジオでも、また、どんなライブ・ステージでも、無い場所がないくらい、スタンダードなマイクで、レコーディングを志す者にとって、最初の1本と言えるくらいでしょう。
型番の頭に付く「SM」は、Studio Microphoneの略称だったとのことですが、レコーディング・スタジオはもちろん、ステージやライブハウスでは、無い場所を探すのが難しいくらいです。
それから、「ガイコツマイク」という愛称を持つ55も、1939年に生まれた世界初の単一指向性マイクとして、マイクロフォン・メーカーとしてSHUREの歴史の黎明期を語る意味で 重要なマイクと言えるでしょう。あの個性的で、アンティークでありながら、お洒落なマイクは、あらゆるジャンルのボーカリストに愛されています。
ルーズベルト大統領が演説で使ったマイクであり、ケネディー大統領や、「I Have a Dream」の名言で知られるキング牧師が使い、プレスリーが歌ったマイクです。そういえば、55を「エルビス・マイク」と呼ぶアメリカ人も多いですよね。SHUREでは、その当時のルックスのままのモデル、55SH レジェンダリー・エルビス・マイクロホンもリリースしています。
現行のモデルである、SUPER 55 デラックス・ボーカル・マイクロホンでは、不用意なスイッチOFFを回避する為、On/Offスイッチが排除されています。実は、歌いながらマイク・スタンドやマイクを持つ人は意外と多く、うっかり自分でスイッチを切ってしまうという “事故” は、かなり多かったので、これは賢明な処置でしょうね。
そして、1964年のジョンソン大統領以降、現代に至るまで、米国大統領の演説では、左右から2本のSHUREが立っているのです。ということは、私たちの記憶に残っている名演説・名ゼリフの歴史上の人物の声は、SHUREのマイクを通した声なのです。もしこれが、SHUREじゃなかったなら、明瞭度が足りずに聞き取れず、もっとメリハリのない力のない声で、説得力のないスピーチになっていたかもしれませんね(笑)。
とにかく、58と57、そして55と、SHUREのダイナミック・マイクの存在感と人気は、圧倒的です。エルビスが使った55、大統領が使い続ける57は、アメリカを代表するマイクとしてだけでなく、業界標準というか、もはや世界のスタンダードとなっています。その背景には、高品質で頑丈なマイクロホンとして、信頼性の基準として最高とも言える厳重な軍用規格(MILSPEC)をクリアーしています。グラミー賞の授賞式なども、生中継の現場でSHUREが選ばれることが非常に多いです。私は自分のスタジオ『Kim Studio』を作って20数年が経過していますが、これまでSHUREのマイクを修理に出したことは、一度もありません。信頼できるということは、プロが使う道具として、必要不可欠な絶対条件です。
一方でSHUREを、DJには欠かせないアイテムであるフォノ・カートリッジ(レコード針)の世界定番として認識している方も多いはず。私も子どもの頃、SHUREのMM型カートリッジV15は憧れでした。(高価で買えなかったけど・・・笑)
私は、この業界で仕事を始めた頃、ドラムやギター・アンプの録音などに、毎日のようにSM57を使いながらも、それがDJカートリッジの定番・M44Gのメーカーと同じであることに気付いたのは、随分後になってからでした。同じ名前なのに、何故か一致しなかったのです(笑)。
しかし、マイクとレコード針、この2者は一件全く異なった製品のように見えますが、物理的に考えると、そこに必要な原理や理論は共通するものが多いのです。マイクは空気振動を捉え、電気信号に変換するものですし、レコードのカートリッジは、レコード盤の溝に刻まれた振動を拾って、電気信号に変換するわけで、どちらも物理的な振動を電気信号に変換するという点で、同じ様な動作原理があるわけです。しかもアウトプットされる電気信号は、どちらも “音楽的” でなければならないと言う点でも、共通したノウハウやスピリッツが必要に違いありません。
【SHUREのコンデンサー・マイク】
さて、このKSM44Aは、そのSHUREが作ったコンデンサー・マイクです。実は、同社が初めて作ったコンデンサー・マイクが1936年と、ガイコツマイクより長い歴史があるのですが、今私たちが手にするコンデンサー・マイクのシリーズを本格的に作りだしたのは、デジタル・レコーディングの黎明期とのことで、比較的新しいと言えるでしょう。SHUREの輝かしいダイナミック・マイクの歴史と人気とは裏腹に、我が国に於けるコンデンサー・マイクの浸透度は、意外と浅いようです。
レコーディング・スタジオでは、ダイナミック・マイクよりも、コンデンサー・マイクの方が、より多く使われますが、我が国のレコーディング・スタジオでは、NEUMANNやAKGなど、ヨーロッパ製のコンデンサー・マイクの方が一般的なようですが、考えてみると、これらのコンデンサー・マイクは、クラシック音楽をアナロク・レコーダーで録音する時代に開発され、普及してきたものです。クラシックは、基本的にオフ・マイクでの収録となります。したがって、比較的アタックの強い(トランジェントのある)音を拾う必要はなく、オン・マイクと違って、大きなピーク・マージンも必要としません。
しかし、私たち現代人は、そうした目的で設計されたはずのコンデンサー・マイクを、口の真ん前、数センチのところに置いてボーカルを録音したり、パーカッションのアタックがまともに飛んでくるような位置にセッティングしたり、挙げ句の果ては、ギター・アンプの真ん前に立てたりして使用しています。もし、この光景を開発者が見たら、仰天することでしょうね(笑)。ストラトキャスターをブースター経由でアンプにつなぎ、オーバー・ドライブさせて過激に歪ませてアーム・ダウンしている様をみたら、開発者のレオ・フェンダーさんは、さぞかし驚いただろうと思いますが、まさにそんな感じでしょう。
しかし、ギターがそうであるように、そうした奏法が生まれた段階で、それに適した楽器が 開発されたように、マイクも現代にマッチした使い方に即したマイクがあっても良いと思います。また、レコーディングやPAの設備が、完全にデジタル機器に入れ替わったにもかかわらず、未だにアナログ全盛期のマイクを使っているのも,不思議な話です。
ところで、例えば、古くからスタジオのスタンダードとして人気だったコンデンサー・マイク達は、共通の特徴がありました。それは、ハイエンドに、ちょっとしたピークがあることです。それは、故意にそうしたというよりも、位相ひずみなどの問題で、どうしても高音域が暴れるからなのかもしれません。つまり、素直に伸びた高音域というより、ややドぎついというか、金属的な倍音です。しかし幸いなことに、これをアナログ・テープに録ると、その嫌な部分が緩和されて、ちょうど良い感じになりました。特にアナログ・テープの時代は、ハイ・エンドの特性そのものが鈍っていたこともさることながら、アナログ・マルチ・テープを何度も回す度に、高音域が落ちてきましたから、初めはちょっとハイエンドが持ち上がった特性のマイクの方が、最終的にベストな音になったりしたわけです。しかし、今やアナログ・テープを使って録音している人は、殆どいません。私のスタジオにも、STUDER A-820があって、そのサウンドは大好きなのですが、テープを確保するのさえ難しい状況です。つまり、全ての音は、デジタル・レコーダーに記録されるわけです。デジタル領域では、回す度に音質が劣化すると言う問題は、全く考えなくてよくなりました。また、最近のADはかなり優秀で、周波数特性はほぼ完璧にフラットです。したがって、マイクの特性がそのまま記録され、それが最後まで保持されるわけです。このことは、マイクの話に限らず、レコーディング・テクニックの全てを書き換えてしまいました。
私は、世代的に、アナログ・マルチで仕事をしたことがなく、スタジオ・ワークを始めた頃には、既にSONY-3324の時代でした。当時のデジタル・マルチの音は、今になって考えると、お世辞にも良い音とは言えない代物でしたが、それでも、テープヒスが無いことやその利便性から、瞬く間に浸透し、今やアナログ・テープが生産されないくらいの状況なってしまったわけです。そんな中、アナログ・マルチの時代を知らない私にとって、NEUMANNやAKGのコンデンサー・マイクが持つ、ハイ・エンドのクセがどうしても好きになれず、非常に困った経験があります。そこで、あらゆるマイクを探し回って、好みの音を見つけました。それは、後になって分かったのですが、単にフラットな特性を探し回っていただけだったのです。
さて、KSM44Aの詳細をご報告していきましょう。
【3つの指向性】
カーディオイド(単一指向性)、無指向性、双方向性から選択可能なコンデンサー・マイクです 。この指向性切り替えは、これまで以上に、その差を感じさせてくれます。無理なく、自然なサウンドで指向性が切り替わります。これは、2 枚のラージ・ダイヤフラムを近接して平行に配置したデュアル・ダイヤフラム構成となっていて、後方のダイヤフラムで指向特性をコントロールしているとのこと。そのためカーディオイドでも全帯域に渡って均一な特性が得られ、原音を色付けすることなくそのまま収音可能で、近接効果の影響も最小限に抑えてくれているので、ボーカル・マイクとしても最適なのでしょう。
無指向性のサウンドも素晴らしく、ポップスではとかく単一指向性ばかり使いがちですが、このマイクの無指向性サウンドも、是非試してください。人間の耳は、ほぼ無指向性ですから、耳で聞いて良い音だと感じた場所に、無指向性の設定で、マイクを置いてみてください。非常に伸びのある自然なサウンドが得られ、きっと新しい発見があるはずです。言うまでも無いことですが、それはレコーディング・スタジオでの話であり、ライブ・ステージではモニターからのハウリングを避けるためにも、単一指向性は必須の機能です。そう言った意味では、SHUREの高い耐久性を活かして、ライブ・ステージでも活用して欲しいと思います。
【機能】
SHURE独自の、Prethos™アドバンスド・プリアンプ技術と称される、A級ディスクリート&トランスレスのアンプが採用されているとのことで、クロスオーバーによる歪みを排除し、高調波および相互変調歪みを最小化しているといいます。その成果なのでしょうか、透明感のあるサウンドで、ボーカルや楽器のディテールを生々しく感じる録音が可能です。それから、急激なトランジェントにも追従する早いレスポンスを持ち、非常にスピーディなアタックが得られます。
高域特性が非常に滑らかで、クリアーで輝きのある、抜けの良いサウンドが得られます。無理に高音域をEQでブーストする必要は無いでしょう。
全体の印象としては、まさに現代的なサウンドで、DAWやADコンバーターは最新のモデルを使いながらも、マイクだけは、未だに古いものを使っていることに違和感を感じることでしょう。
【伸びのある低域と、機能的なロー・カット・フィルター】
ロー・エンドにも十分な伸びがあります。超低域までフラットな特性を保ちながら、17Hz以下をカットするサブソニック・フィルターが入っているため、可聴域外の不要なノイズに妨げられる事がないことが功を奏しています。
また、ロー・カット・フィルターが充実しており、カーブの違いで、115Hz以下 6dB/octaveと、80Hz以下 -18dB/octaveの2種類(フラットな特性も含めると3つ)から選ぶことができます。前述の様に、マイクに対して至近距離で歌う人が多いこともあり、重宝するだろうし、KSM44Aは、非常にワイド・レンジなので、超低域成分を含まない音源の収録時、それも複数のマイクが並ぶようなシーンでは、このカーブの切り替えは、ありがたい。というのは、一般的な緩やかなロー・カット・カーブしか持たない場合、基音としては低域成分がない音源(例えば女声ボーカルなど)であっても、完全に切ることで、空気感や存在感が失われ、リアリティーがなくなることがある。とはいえ、本当に不要なロー・エンドは切りたい・・・そんな時にこの機能は、ピッタリです。
具体的には、近接効果などで、緩やかなロール・オフを期待する時は、115Hz以下 6dB/octave。ボーカル録りや、アコースティック楽器の収録で、スパっとローを切りたい時には、80Hz以下 -18dB/octaveがベストでしょう。特に後者は、これまでにない発想のフィルターで、ライバル機には無い、SHUREならではの設定で、全てのジャンルの音楽で非常に有効でしょう。
これは、正に現場を知っている人が設計し製品化していることが伺えますし、SHUREの膨大な数に及ぶ愛用者からのレスポンスが、こうした点に活かされているのでしょう。
【ノイズ・レベルの低さ】
ノイズの少なさは、特筆ものです。レコーディングでは、どんなシチュエーションであっても、ノイズは嫌われます。ソロであればゲインを稼ぐので目立ちますし、逆に沢山のマルチ・マイクであれば、1本ずつは大したことないように思えても、サミングされると大変なことになります。KSM44Aは、ダイナミック・レンジが、127dBもあり、これまでの概念を越えています。SN比が80dBぐらいの一般的なコンデンサー・マイクと切り替えて比較すると、まるでノイズ・リダクションをOn/Offをしているかのような差を感じます。
セルフ・ノイズが小さいだけでなく、マイク自体の出力ゲインが高いこともあって、HAでゲイン・アップする利得は比較的小さくてすみますので、HAでのノイズ・レベルも、極めて低くなります。実際にスタジオで使用していると、ミュージシャンや作曲家から、「ノイズが無いね」「静かですね」と言われるくらいです。スタジオ・ワークに慣れた人ほど、それに気付くようです。彼らは、マイクのノイズを聞いて、マイクのOn/Offや、ゲインの高さを無意識のうちに感じているからです。
【オン・マイクに強い】
このマイクの特徴の一つとして、最大音圧レベル(SPL)が、131 dBもあることでしょう。これは、オン・マイクに強いマイクということであり、それは個性であり他にない強みです。どんな目的で使うにしても、かなりクローズドにセッティングしても、そこで歪むことはなく、さらに-15dBのパッドも備えているので、前述のロー・ノイズと相まって、極めて微細な音から、高い音圧まで対応できるマイクと言えるでしょう。
これは、ヘッド・マージンに余裕が生まれ、プロとしては、こんなに安心なことはありませんし、レコーディングに慣れない方でも、いい加減なシステム・レベルでも大丈夫ということになりますし、ヘッド・アンプを選ばないという点でも、非常に使いやすいでしょうから、初めてのコンデンサー・マイクを選ぶ際の最有力候補となることでしょう。絶対価格、コスト・パフォーマンスも含め、お薦めです。
【耐久性】
私たちプロにとって、信頼性や耐久性は、音質と同じくらい重要なポイントとなります。工業製品の品質基準を表す一つの目安として、日本にはJIS規格などがありますが、アメリカには、もっと厳格な規格があって、最も厳しいランクは、軍用規格として通用できる物という意味で、MILSPEC(ミルスペック・Military Specificationの略)と呼ばれる規格があります。医療より、NASAより、まず軍事が最優先されるところが実にアメリカらしいですが、この規格は、武器など軍用品に限らず、軍で使用される全ての物品に及ぶので、SHUREのマイクは、それを見事にクリアーしているわけです。当然ですが、耐久性は確かで、コンデンサー・マイクをライブやPAで使用しても、全く安心なのです。
SHURE製品の耐久性を物語ることとして、私のスタジオは20数年のキャリアがありますが、SHURE製品を修理に出したことはこれまでに一度もありません。また、グラミー賞の表彰式のような大舞台で使用されたり、TOTOでも活躍したドラマーのサイモン・フィリップスは、自分のドラム・セットとともに、SHUREのコンデンサー・マイクを持ち歩いているというくらいですから、その信頼性は確かなことでしょう。信頼性の基準として最高とも言える厳重な軍用規格・ミルスペックをクリアーしていることで、充分でしょう。
【充実した付属品】
オプション品(別売)としてではなく、購入時の付属品として、以下の様な物が付属するゴージャスな仕様が嬉しいですね。
・ショック・マウント・アダプター(サスペンション・フォルダー)
・アルミ製のキャリーバッグ
・赤いベルベット製のポーチ
特に、サスペンション・フォルダーは必需品なのに、ライバル製品では、別売であることが殆どで、しかも数万円したりするから、セット販売価格が、別に設定されているケースがあったりするので、マイクの価格を比べるときに、サスペンションも込みで比較すべきです。結局、そのコスト・パフォーマンスの差は広がるばかりです。実売価格で比較すると、ライバル機では、倍以上の価格になっていることになります。そして、そのフォルダーが、本体と同色で軽量な材質なので、取り付けたときの美しい姿も魅力です。
ベルベットのポーチも、意外と実用的で、このマイクの質感の高い仕上げを、美しいまま保持するためにこれを活用することで、傷から守ってくれるので、いつまでも美しい姿を保ってくれるでしょう。ボーカル録りには、口の真ん前に置くことになる代物だから、美しい方が気持ちも込められるというものです。
【最後に】
私たちがイメージする、誰かの “声” は、マイク越しのものが殆どです。直接対面することのない人の数の方が圧倒的に多く、ボーカリストや司会者など、私たちが覚えている声は、彼らが使っていたマイクとセットで成り立っているのです。それを考えると、実は、マイクが非常に重要な役割を演じていることになります。私は2012年10月からラジオ番組のパーソナリティーもお引き受けしているのですが、マイクを変えただけで、リスナーからの反応が変わりました。『声に癒されています』とのお便りを頂くなど、いかにマイクが重要であるかを、改めて身をもって体験している次第です。
これは楽器の演奏家にとっても同じことです。楽器に拘るだけでなく、マイクにも拘って欲しいと思います。楽器自体には、多くの予算と時間を掛けるのに、マイクはスタジオにあるものや、音響さんやPAさんが持ってきた物を使っているのでは、本当にもったいない話です。自分が持っている楽器の数と同じくらい、マイクを持っている人は、そんなにいないでしょう。もっと真剣に選ぶようにしましょう。
音楽を志す方が、もっともっとマイクに注目すべきだと思います。そういった意味では、ADコンバーターやHAは、その機種ごとの音の差や、値段に対する品質の差は、マイクの差に比べたら非常に小さな差しかありません。同じ予算をかけるなら、まずマイクから入るべきでしょう。
SHURE/KSM44Aは、高音質でロー・ノイズなのでとても使い易く、何にでも使える非常に良くできたマイクだと思います。英語の“Versatile”(バーサタイル、何でもできる、多様な才能や技術を持っている、多目的の、用途の広い…などの意味)という言葉は、このマイクの為の形容詞のような気がするくらいです。そしてコスト・パフォーマンスの高さも最高です。趣味で音楽をやっている方でも楽に手が届くでしょう。またプロは、その値段のリーズナブルさに騙されることなく、ブラインドでテストしてみて下さい。倍以上の価格設定がされている有名ブランドのベストセラー機を凌駕することでしょう。
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まだまだSHUREマイクロフォンコンテンツは盛沢山! さらにKSM44AにRockoN限定W特典も付いてます! 在庫限りですのでお見逃し無く!!
●『伊藤圭一のサウンド・クオリア』よりSHUREマイクロフォン対談!!
●GW特別企画!! 店頭で、WEBで、SHUREマイクロフォンのリアルに触れてその魅力を知ろう!!

詳しいスペック&在庫状況はこちら!

記事内に掲載されている価格は 2013年5月1日 時点での価格となります。

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