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2015年10月に創業した新しいモニタースピーカーメーカーHEDD AUDIO。ADAMの創業者が立ち上げた会社ということで注目が集まっています。1980年代からリボンツイーターの魅力を伝えるための製品開発を続けてきたKlaus Heinz氏。本人に直接のインタビューを行うことが出来ました!
ADAMの創業者、そしてリボンツイーターの伝道師であるKlaus Heinz氏。新しく立ち上げたHEDD AUDIOでもリボンツイータを採用した製品を発表しています。HEDD Air Motion Transformerという名が与えられたツイーターがその最大の特徴。実際の製品のリリースは3月頃を予定しているということ。
ラインナップは3機種、右から一番コンパクトな5-inch WooferのType-05、中央が7-inch WooferのType-07、左がダブル7-inch Wooferの3WayモデルType-30。Type-30は30Hz~50kHzという広い再生帯域を持つフラッグシップとなります。
また、オプションでAoIPにも対応!!オプションカードは$250程度で提供されるということです。HEDD Bridgeと呼ばれるオプションが5種類発表されています。普及しているDante,Ravennaへの対応はもちろんですが、通常のAES3、USBそして、Wireless LANがランナップされています。このHEDD Bridgeが登場すれば、スピーカーまでがEthernetで接続されることになりますね。
HEDDのシステムは、ステレオの場合には片方のスピーカーにAoIPのオプションカードをインストールして、もう一本のスピーカーへはアナログで接続することになるとのこと。サラウンド、Dolby Atmos,Auro 3Dなど多チャンネルのセッティングではそれぞれにAoIPオプションをインストールし、PCから一括での制御を実現するということを目指しているとのこと、Audio とコントロールが1本の回線で実現することとなり、シンプルなセッティングが可能となります。実現が非常に楽しみなテクノロジーですね。
更にAoIPということでWireless(無線LAN)がラインアップされています。興味深いテクノロジーとして開発を進めているということです。無線LANでのAoIPが実現すればまさに次世代のシステムとなることでしょう。新しいメーカーならではの勢いある開発力で是非とも早期に実現してもらいたいですね!!
ADAMが業界のスタンダードとしての地位を築いたリボンツイーター。EVE Audioに続きHEDD Audioの誕生と選択肢が増えたのは、ユーザーにとっては嬉しいニュースです。HEDD Audioがどのようなサウンドを聞かせてくれるのか。登場が楽しみですね!!!
Writer . Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2016年1月23日 時点での価格となります。
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