Universal Audio製品の国内代理店として有名なフックアップは宮地楽器ブース内の一角で出張展示です。
Rupert Neve Designの新製品 Shelford Channelは1ch チャンネルストリップ。これまでのRupert Neve Designのプロダクトラインの持つ現代的サウンドの特徴を持ちながらも、より「ヴィンテージニーヴ」に寄せたサウンド設計になっているとのこと。新旧トレンドのハイブリッドとして、新たなコンセプトの試みが垣間見れます。
価格は360,000円(税別)
Transformer Gain Mic Input – トランスフォーマーゲインマイク入力
Rupert 氏のクラシックな設計と同様に、Shelford Channel のマイク入力は15dBのゲインを持つダイレクトトランスフォーマーカップリング仕様です。新たに用意されたトランスフォーマー : RN4012 の性能を最大限に引き出すため、周辺回路を含め開発に数年が費やされました。その結果、1073 などのビンテージ機に見られる高域と低域、より存在感のある中域を実現します。
Direct Input – ダイレクト入力
Rupert Neve Designs の人気のDI、RNDI と同じく、トランスフォーマーを装備したディスクリートクラスA FET構成のHi-Z入力を装備します。Shelford Channel では新設計のトランスフォーマー : RN4012 によって、処理された信号はマイクロフォンプリアンプに直接送られます。結果、比類なきクリアさと存在感たっぷりの低域、極めて滑らかな高域を実現します。さらにパッシブスルー(THRU)端子で、入力信号を他のアンプに送ることも可能です。
Dual Tap Output – デュアルタップ出力
新設計のスクエアコア出力トランスフォーマー : RN2042 を実装し、デュアルタップ仕様により高低のヘッドルームどちらにも最適化された出力を得ることに成功しています。高ヘッドルームタップでは、Shelford の高電圧設計の利点を活かした高精度で忠実な出力を実現します。低ヘッドルームタップでは、業務用インターフェイスを歪ませることなくフルボルテージレンジのドライブに最適化されており(最大出力レベル+19dBu)、ダイナミックなトーンと固有のキャラクターが魅力です。ドラム、ボーカル、ギターあるいはその他の楽器の収録でこの出力は絶大な威力を発揮します。
Silk & Texture – シルク/テクスチャー
Shelford Channel の出力段に備わる定評のバリアブル “Silk” 回路によって、必要な倍音成分とトランスフォーマーのサチュレーション効果を完璧にコントロール出来ます。Silkオフ時はNeve固有の定評あるトランスフォーマーサウンドの魅力を残しつつ、モダンサウンドを出力します。Silkをオンにした際には、1073 などのビンテージユニットに見られる倍音効果を得ることができます。信号ソースに合わせて2つのモード(Silk Red と Silk Blue)を切り替えることで、サウンドキャラクターを容易に操ることができます。
Writer. Tsuneyoshi
フックアップ
hookup.co.jp
記事内に掲載されている価格は 2016年11月16日 時点での価格となります。
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