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Pro Tools最新情報
AVIDのブースでは、Pro Toolsの新情報が展開されていました。具体的には次のバージョンで実装を予定されている新機能のプレビュー。かなり多くの機能追加が予定されています!どれも便利な機能ばかり。あまりにも多かったため全ては網羅できませんが、これは便利!と思う機能をご紹介します。
ちなみに2024.6としてのリリースに向けて準備を行っているということ。現時点ではプレビュー段階ですので、不具合の修正の間に合わなかった機能は、実装されない可能性もありますので、その点はご了承ください。
まずは2023.12で実装された、Dolby Atmosレンダラーのブラッシュアップ情報。ウィンドウ上部にDrum、Synthなどと書かれたボタンがあります。これは、Pro ToolsのGroup情報が自動的にここにボタンとして表示され、そのグループのMuteがここで出来るようになるということ。レンダラーとEdit/Mixウィンドウを行き来せずに出来るため、作業効率が向上しますね。
次は2.0 Direct Outの実装。これまでは5.1ch Downmixから更にstereo Downmixという状況でしたが、2.0chのダイレクトアウトが実装されるとのこと。現場からの要望の多かった機能ですとのこと。実際にAtmos Mixを手掛けている方ならば、このありがたみがわかるはずです。
そして各トラックからのオブジェクトのバイノーラルステータスの変更が可能になりました。これは再生しながらでも変更できるということなので、バイノーラルの調整をする際には、大きな助けとなる機能です。これまでは別ウィンドウでひらかなければ 設定変更のできなかったこのパラメーター。バイノーラルミックスにとって重要なものなのに、設定変更が面倒でしたが、これからは積極的に調整の一環として触っていくことができますね!
次にご紹介するのは20年以上ぶりの更新となるのではないでしょうか。セッション・インポート・ウィンドウが新しくなりました!!!多くのトラックを扱うようになると、「見にくい」「見渡せない」と、できれば触りたくないウィンドウの上位候補とも言える、セッション・インポート・ウィンドウが、ご覧の通り、スッキリと見やすく、見渡しやすくなります。これは長年Pro Toolsを使っている方も、そうでない方も嬉しい更新ですね。
iZotope RXが追加されたことで注目を集めるARAですが、更に多くのプラグインがここに追加される予定だということ!!Auto-Align、Re-Pitch、Revoice Pro Link,VocAlighが見えています。今後も増やして行きたいということなので、楽しみですね!
他にもいくつもの新規の準備を進めているとのこと。早く登場して欲しい機能満載です!!
記事内に掲載されている価格は 2024年4月15日 時点での価格となります。
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