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海外レポートでも毎回取り上げているエンタープライズ向けNASのメーカーGB labs。汎用性の高さとその高速性で国内でも多くの導入の見られるNASサーバーの一つです。そのGB labsの最新ソリューションであるNebula NASをご紹介したいと思います。合わせて、同社の独自OSであるCore.5.1の最新情報も。
まずは、簡単にCore.5のご紹介。Core4と殆ど変わりはなく、各種の修正が主な更新になっているということですが、ユーザーにとっては、Amazon S3とのコラボレーション機能(バックアップ、リプリケーション等)の機能が無償で使えるようになったという嬉しいアナウンスが。これで、アーカイブ・ストレージとして、AWS S3(もしくはその互換サービス:wasabi等)が使いやすくなります。
Nebula NASをご紹介する前に、GBlabsの持つ画期的なUnify Hubをご紹介しないければなりません。この機能は、On Premiseに置かれたサーバーへVPN等の一般回線を通じてどこからでもアクセスできて、そして、そくどが 担保されるという画期的なソリューション。その仕組は、Internet先のLocal Cliantにインテリジェントにキャッシュを行うことで、低速な回線下でもキャッシュを使用することで見かけ上高速に動作させるというもの。
もともとGBlabsのサーバーは、キャッシュを活用して高速化を行うFastNASというシリーズが有りましたが、そのインテリジェントなキャッシュ機能をInternetを超えたOn PremiseのNASとローカルのPCで行うという仕組み。具体的には、アクセスのあったファイルを優先的にローカルにだうんろどして キャッシングをすることで必要なデータを先にキャッシュに溜め込むという動作を行います。接続した直後は、Internetの回線速度の影響を受けますが、キャッシュが済んでしまえば、ローカルのキャッシュ先に指定したストレージの速度で動作するということです。
https://www.gblabs.com/technologies/unify-hub
そしてNebula NASは、Unify Hubで実現したインテリジェントなキャッシュ機能を、クラウド・ストレージとローカルで行うという画期的なもの。もちろんOn Premiseのサーバーも参加可能で、On PremiseにSPACE等の同社のNAS製品がある場合には、クラウド上のストレージとリプリケーションが行われるようになります。
クラウドへアクセスするためのセキュリティーは、ユーザー単位でのログインとなり、誰もが ログインしてどのファイルへアクセスしているかは、管理者が目で見れるような仕組みも有り、また、管理者は接続しているユーザーを強制的に切断するということも出来ます。エンタープライズ向けということで、このようなクラウドでの作業におけるセキュリティー対策もしっかりと行われています。もちろん、Unify Hubで接続された際のキャッシュデータは暗号化されており、接続解除とともに消去されます。
https://www.gblabs.com/products/nebulanas
低速でアーカイブにしか使えないと思われていたクラウドストレージを、On Premiseのストレージと同じようにダイレクトアクセスで作業できるようにする、まさにゲームチェンジャーとも言える機能。これは大注目のソリューションではないでしょうか。
GB labs
https://www.gblabs.com/
記事内に掲載されている価格は 2024年4月17日 時点での価格となります。
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