遂に始まったAVID Connect 2017。NAB 2017のプリイベントとして早くも4年目。定番のイベントとして定着してきているように感じます。
今年も100以上の国から多くのユーザーが集まりAvidの未来を伺います。このイベントは、ACA = Avid Customer Assosiationのイベントという位置づけで、世界中のユーザーのコミュニティーからの要望、アイディアを集め、実現していこうという取り組みの一つです。Avidはこのようにユーザーに寄り添った、開発姿勢を打ち出しています。
朝8:00に開場し、朝食のサービスとともに、パートナー各社のブースが並ぶロビーでの歓談タイム。今日のメニューはクロワッサンサンド。コーヒーを片手に各ブースでの製品説明を熱心に聞く姿場が見られます。その傍らでは、世界中から集ったユーザー同士が、親交を温める姿や、再開を喜ぶ姿も。
そして、オープニングイベントであるGeneral Sessionがスタート。Jeff Rosica氏より、ACAの活動報告に続き、CEO Louis Fernandes Jr.氏のプレゼンがスタート。毎年、AVIDの今後の方針を占う重要なプレゼン。今年は、「基本方針はぶらさず積極的な発展を」というイメージ。世界的にも、必要とされるコンテンツ数は増加の一途、マスターを配信するプラットフォームも増加しているが、総予算は微増。
これが意味することは、いかに効率よく制作を行うかに今後の存続がかかっている、まさに変革の時を迎えているということ。生き残りをかけた、積極的な変革が求められているということになる。そのためのCloudサービスであり、制作の全てのツールを持つAvidの強みでもある、と話が続きます。
そして、Avidの製品がいかに世界中で利用されているかという話が続きます。この写真の右下にあるように、世界中のストリーミング・コンテンツの80~90%が何かしらのAvid製品を利用して作られているということです。
更に、世界中の企業がAvid製品を利用していることもこのようなスライドで紹介された。日本の企業もここに入っている。このように業界にとって無くてはならない存在であるAvid製品がいかに発展をし、ユーザーの利益に結びつかなければいけないかは説明するまでもないでしょう。
Avidの現状についても触れられ、順調に業務を遂行している姿勢が強調された。遠くに特許技術の開発については、非常に積極的に行なっており今後のメーカーとしてのベースとなる部分です。
プレゼンの最後に、この4つが近い将来のキーテクノロジーとして紹介されました。これに関して異論のある方はいないでしょう。IP Video、VR/AR、4K/UHD、Cloudがその4つ。IP Videoは馴染みがないかもしれませんが、Video業界では一番ホットな話題として語られている技術的トピック。
この後、副社長にバトンが渡され、新製品発表に続きます。こちらは、別Reportとして製品ごとにご案内していきます。
Writer. Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2017年4月23日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ