今年のNAB Show 2017では新製品の発表はありませんでしたが、変わらず来場者が訪れていたTascam。ネットワークオーディオが注目される中、堅実な姿勢が目立つ格好となっていました。
マイク、レコーダー、フェーダーボックスに、ヘッドホンまで。全てTascam社製品となっており、なんとこちらのウィンドスクリーンもTascam社製品です。おおよそレコーディング業務にまつわる全てをまかなうことも可能なほどのラインナップになっています。
一方で業務機器も堅調で、CF機器の代名詞となっているDA6400にはAD/DAカードオプションの他、MADIも展示。Rock oN店頭でも展示機のあるCG-1000/2000など定番の機材も好調な様子がうかがえます。
こちらのSS-R250NにはDanteカードのオプションが。Danteの注目度の高さと対応機種の多さが目立ちます。
面白い物としてはこちらのマイクについているDR-10X。マイクのXLRについている物が本体になります。直接XLRに接続する形のレコーダーでmicro USBで給電/接続。内部SDカードに24bit/48kHzで録音できる、インタビューに特化したマイクになっています。全方向に集音してしまうハンドレコーダーと違って、直接マイクに付属させてしまうのは意外な発想だと思いました。
再生機も好調なようで、上からBru-lay、SDXC、CD、CD/カセットテープの展示もあります。下の2機種はオーディオインターフェイスで、そのラインナップの多さは驚くべきものがありますね。
配信を想定した簡単操作のインターフェイスもあり、業務からアマチュアまで幅広く、包括できるようなTascamの懐の深さを知るブースとなっていました。
Writer. Yamaguchi
記事内に掲載されている価格は 2017年4月25日 時点での価格となります。
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