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NAMM 2016

制作機材の最新動向がここに。現地アナハイムからの熱狂レポート、会場の空気を切り取る動画レポートも多数!

25
Jan.2016
REPORT

NAMM 2016:Modular Synth Part.2

Namm2016_4DayMODULAR-28

MOLDAX Modular Synthesis Systems

傷に強い大型2.8” のフルカラーディスプレイを装備したMOLDAX Modular Synthesis Systemsの新製品DATAが展示されていました。一際目をひくこのモジュールは電圧やオーディオシグナルの解析用モジュールという事になります。4chのオシロスコープ、チューナー、波形生成、クロック生成/分配などマルチファンクションなモジュール。プレオーダー期間ながら、即SOLD OUT次回生産時にも予約が殺到する見込みです。価格は395ドル。
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MOLDAX Modular Synthesis Systems

dave jones design & Grayscale

dave jones designのオシロスコープ&オーディオ・ツール「O’TOOL」も非常に人気があります。ビデオモジュールユーザーにも使える電圧解析や、オーディシグナルに対してはレベルメーター、VUメーター、スペクトラム・アナライザー、周波数メーターなど、コンパクトながら非常に多用途です。また隣に写っているのは多くのモジュール用パネルもリリースしているGrayscaleのAlgorhythmという8ステップ(8回のリピートで最大64ステップ)のトリガー・シーケンサーモジュール。Algorhythm同士はリンクさせる事で、さらに長く複座なパターンを生成できます。アナログリズムマシンのトリガーに使って非常に有機的なパターンを作っていました。
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Audio Damage

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Audio DamageはVSTプラグインからユーロラックモジュールまで幅広く手がける人気のメーカー。鍵盤を模したボタンが付いているため、ユーロラック互換のシーケンサーの中ではかなり扱いやすいSEQUENCER1や、ポップな絵とそぎ落としたユニークなパラメーターで豊富なラインナップを誇るシリーズも人気があります。
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・MAD HATTER:強烈なデジタルノイズジェネレイター。TR-606タイプのシンバル音源としても使用可能。
・Aeverb:テクノに特化したアルゴリズミック・リバーブ
・Freqshift:デジタル・フリケンシー・シフター
・Dub Jr:同社のヴィンテージディレイをシミュレートしたプラグインのユーロラック版。
・Grainshift:リアルタイムのグラニューラー・ピッチシフター。”CHAOS”にCVを送る事グレインをランダム化できるため、クレイジーな音に。
・Errorbox:サンプルレートを48kHz to 50Hで動かすSRR、ビット・デプスを16 bits to 1 bitで変化させるBRR、そして内部エラーのアルゴリズムERRを使ってオーディオを破壊するツール。

Art For The Ears LTD

木枠の質感やラックの角度が素晴らしいカナダを拠点とするモジュラーラックケースメーカー。
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ZVEX MODULAR

ハンドメイドの質感と独特のイラストで日本でも高い人気を誇るカリスマペダルブランドZVEXのモジュラーを発見!人気のFUZZ FACTORYとInstant Lo-Fi Junkyがユーロラックに埋め込まれています。FUZZのサウンドはやはりそのまま。大味で強烈な歪みはモジュラーシンセの中ではかなり異質な存在感を放っていました。また、Boards Of Canada風サウンドも作れるInstant Lo-Fi Junkyもアナログオシレーターと非常に相性が良さそうですね。豊富なラインナップからどこまでモジュラー化されるのか楽しみです!
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Writer:渋谷

記事内に掲載されている価格は 2016年1月25日 時点での価格となります。

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