Lynxは世界的に評価の高いAD/DA コンバーターAURORAシリーズの後継機『AURORA(n)』シリーズを発表しました。(n)は『(n)ext Generation Mastering AD/DA Converter』を指します。
LYNX(n)のラインナップは従来の8ch、16chに新しく24chと32chモデルが加わりました。ラインナップはch数と接続フォーマットごとに分かれ、全てで14モデルがリリースされます。本国出荷は2月が予定されています。
ラインナップ
32CHANNELS 各3モデル
Dante ($6,599), Pro Tools HD ($6,099), Thunderbolt ($6,499)
24CHANNELS 各3モデル
Dante ($5,499), Pro Tools HD ($4,999), Thunderbolt ($5,399)
16CHANNELS 各4モデル
Dante ($4,399), Pro Tools HD ($3,899), Thunderbolt ($4,299),USB ($3,899)
8CHANNELS 各4モデル
Dante ($3,299), Pro Tools HD ($2,799), Thunderbolt ($3,199), USB ($2,799)
LYNX(n)はLYNX独自の拡張スロット LSlotのオプションI/Oカードを差し替えることにより、Dante , Pro Tools HD , Thunderbolt ,USB ,そして将来的なほかの接続フォーマットに対応させることが可能です。LSlotは2017年中にプリアンプ、アナログサミング、デジタルI / O(AES3 + ADAT)が登場予定です。
もちろんマスタリンググレードのサウンドもより向上。Hiloの開発で生まれた『Hilo Converter Technology(HCT)』をアナログI/O部に採用。Lynx独自の第2世代のSynchroLock-2 sample clock技術を搭載した新しい1-in 3-WordワードクロックI / Oを搭載するなどオーディオ部の大幅なリデザインを行うことで、さらなる低歪みと低ノイズを実現しています。
このほか興味深い機能として、本体のスロットに挿したSDカードに直接オーディオを録音することができます。そのほか独立ボリュームのヘッドホンアウトを2基搭載。視認性の高い480 x 128 TFT LCDディスプレイによるch管理や設定もこれまでになかった快適さを提供してくれそうです。
32chで1Uに収まるマスタリングクラスのAD/ADコンバーター。ヘッドホンアウトやThunderbolt接続も可能にするなどオーディオI/Fとしての使い勝手も大いに考えられます。大きく進化したAURORA(n)。発売が楽しみです。
Writer. Tomita
LYNX Audiohttp://www.lynxstudio.com/
記事内に掲載されている価格は 2017年1月20日 時点での価格となります。
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