◎Ehrlund
三角形のダイアフラム(!)で注目を浴びたスウェーデンのマイクメーカーEhrlund。パッと見た目でまず読み方に悩んでしまいますが、日本語的には「アーランド」でいいのではないでしょうか、若干「ゥアーランド」な聞こえ方でしたが、、書けません。本稿はアーランドでいきます。
一般的な丸型よりも三角形の方が振動を早く減衰させ、共振を抑えるという発想は周波数範囲 7~87,000 Hzという驚異のスペックを実現しています。こちらは国内でも紹介している「EHR-M」ですが、そのほかにもギターアンプ用のEHR-E(下写真手前)、ドラム用のEHR-M1(下写真中央)も併せて展示。同じくトライアングルのダイヤフラムが採用されています。
また、昨年のNAMMで発表されたハンドヘルドの「EHR-H」がNAMM TEC AWARDSにノミネートされたとのこと、ブースの存在感も昨年より増しており、新興メーカーが革新的な発想の技術でメジャーメーカーへ続く階段を一歩登っているようです!
Ehrlund:https://ehrlund.se/
◎ROSWELL
続いては、地元カリフォルニアのブティックメーカー「ROSWELL」へ。ROSWELLはMatt McGlynn氏が立ち上げたメーカーですが、このMatt氏が運営する「Recording Hacks.com」はマイク界のウィキペディア(!)とも呼ばれているそうです。実際にのぞいてみると各社膨大な量のマイクがそれぞれ個別に紹介され周波数特性などデータも豊富。そのMatt氏がリリースした新製品が67をイメージして開発したというDelphosの新バージョンが「Delphos 2」。
今回のバージョンアップではポーラパターンを増やしており、リリース価格は現地$1099とのこと。ほかにも「47typeカプセル」のmini K47(現地$299)、オレンジの筐体となるTelefunken ELA M251インスパイアドのColares(現地$1259)などを展示。実は現地のファンが熱心に試聴されており、なかなか正面の3ショットが撮れずでした、、申し訳ありません!詳細はオタリテック様HPをご覧ください!
ROSWELL:https://roswellproaudio.com/
Writer : Miyagawa
記事内に掲載されている価格は 2019年1月26日 時点での価格となります。
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