本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
namm2019

27
Jan.2019
REPORT

NAMM 2019 Day 3:ELEKTRON

ELEKTRONブース

ELEKTRONブースにある液晶モニタ

to NAMM 2019 HOME

ELEKTRONからはビッグニュースが二つ!まず一つ目はここ二、三年ユーザーが待ち望んでいたOVERBRIDGE2.0(β版)の登場です。
OVERBRIDGE2.0では、Analog DriveとOctatrackを除く下記マシンが対象になります。

• Analog Four MKI/MKII
• Analog Keys
• Analog Rytm MKI/MKII
• Analog Heat MKI/MKII
• Digitakt
• Digitone(ただし現時点のパブリックβ版には含まれず)

では、ここで皆様お馴染みのMR.Datalineこと、Cenk Sayınlı氏のOVERBRIDGE解説MOVIEをご覧ください!

///////

概要はableton Live10上で、OVERBRIDGEがVSTプラグインとしてもスタンドアローンとしても動作し、その際にどちらもMACHINEごとのトラック+2in/2outのUSBオーディオI/Oとして機能するというところですね。(今のβ版のマニュアルにはRYTMのみExternal Inの表記なし。これは要確認ですね)

///////

Overbridge画面

Digitaktユーザーの方は待ってましたという感じですよね。ableton Live10内にDigitaktがOverbridgeを介してプラグインとして立ち上げられており、全音色がパラでマルチトラックに送られ、パラメータもリアルタイムに同期しています。そしてAbleton Live側で複数のエフェクトのデバイスを立ち上げ、それらをMIDIコントローラーで操作し、Digitakt単体では得られないエフェクティブなプレイをしているのが分かります。また、AbletonのシーケンサーとDigitaktのクロックも同期しており、クリップに入れられたループサンプルともタイミングバッチリ合っていますね。バシバシとサンプルクリップを切り替えても全くズレていません。例えばDAWで作った曲の上物やベースだけをabletonで再生し、リズムは丸ごとDigitaktに取り替えてしまてライブパフォーマンスとかが簡単にできますね。

Overbridge画面

そしてAnalog Heatも同様にAnalog Heatプラグインとして立ち上がっており、同じくパラメータが同期しています。DigitaktとAnalog HeatはどちらもUSBケーブルでiMacと接続されているだけで、オーディオケーブルがありません。Digitaktのサウンドがマルチトラックでableton Liveに送られ、そこからAnalog Heatに行き、またUSBケーブルによってiMacに戻っています。OVERBRIDGEが複数マシン分立ち上げっていてサウンドの橋渡しをしているのでまさにOVERBRIDGEプラグインと言えそうです。

Monitor Gain

また今度は一旦DAWを閉じ状態にし、Overbridgeをアプリケーションとしてスタンドアローンで立ち上げます。そして当然パラメータの同期はできるのですが凄いことにDAWを介さなくてもDigitaktのサウンドはマルチトラックでキャプチャーすることができるようになっています。そしてinputも2つあり、digitaktが2in/2outのUSBオーディオインターフェースとして機能していることがわかります。Digitaktで曲を作ってサクッとパフォーマンスを保存しておきたいときに便利ですね。将来的にもしOVERBRIDGEがiOS対応などになればさらにいつでもどこでも自分のライブセッションをキャプチャーできるようになりますね!色々夢が広がるOVERBRIDGE2.0は絶賛フィードバックを募集中です。気になる方はELEKTRONAUTSからDLしてみましょう。

ELEKTONAUTS:https://www.elektronauts.com/news

Moel:Samples

さぁ続いて新しいハードウェアマシンがファミリーの仲間入り!その名もModel:Samples!今までのMASCIHINEとは違い、ロータリーエンコーダーのパラメーターが固定で深い階層がないため、より直感的にサウンドメイクができる点が特徴です。また、エンコーダーをこねくり回してパラメーターロックに記録していき、気に入ったパターンになったらTEMP SAVEで一旦保存。その状態から再びエディットを開始してもいつでもリロードすることができるのも嬉しい機能。またChanceパラーメータが搭載され発音確率をシンプルに%で設定するだけですが、これが効果は抜群。単純にハイハットのサンプルを16stepに全て入れて確率を変えるだけで新しい予想外のステップパターンが生まれてきます。それではELEKTRON User Care Support SpesialistのMario氏のデモムービーをご覧ください

また、Model:Samples専用のアクセサリも充実しており、専用カバーPL-4、カスタムキャリースリーブバッグECC-5などが用意。さらに将来的には持ち運び用のハンドル兼スタンド代わりになるアクセサリも登場するとのこと。おそらくArturiaのRack Bruteのあの取っ手みたいなイメージだと思います。しかもその中にバッテリーを入れられる予定とのこと。楽しみですね!
NAMM2019_Day3_miyagawa-125

NAMM2019_Day3_miyagawa-128

NAMM2019_Day3_miyagawa-114

Model:Samplesはすでに予約開始しています!

ELEKTRON
Model:Samples
¥55,525
本体価格:¥50,477
0ポイント還元

Elektron Model:Samples:https://www.elektron.se/products/modelsamples/
Writer:Shibuya

to NAMM 2019 HOME

記事内に掲載されている価格は 2019年1月27日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAMM2025 : TOPPING Professional
中国の広州に本社があるオーディオ機器メーカーTOPPING。元々はリスニングオーディオの分野で高い技術力と開発実績を持っており、世界中から高い評価を得ているメーカーです。その約17年に渡る実績を経て、満を持して音楽制作関 [……
NAMM Show 2025 : Report!!!!!!!!
NAMM Show 2025 行ってきます!!! ReporterMorimoto ReporterSato Shota 怒涛の新製品ラッシュで盛り上がりを見せるNAMM Showがついに開催!今年はプロオーディオに精通 [……
NAMM2025 : MUSICUS
ありそうでなかったロフトベッド+防音室の組み合わせを発見! これは韓国発MUSICUSから発売されている、ロフトベッドの柱に沿って壁や天井に吸音材、遮音材を貼り付けるタイプの防音室です。 本製品は居住スペースの限られてる [……
NAMM2025:MNTRA
GPU処理で5次アンビソニックスまで対応のリバーブ!?MNTRAリビングスカイ登場! みなさんはNAMM2023で話題になったGPU Audioをご存知ですか?GPU Audioは、WindowsPCの外付けGPUやAp [……
NAMM2025 : Solid State Logic
SSLから新製品2種登場!さらにHarrisonからチャンネルストリップが登場! Solid State Logicブースには見慣れた製品が多く並ぶ中、新製品の展示もされておりました。 SSL 18は既存のSSL社のオー [……
NAMM2025 : Audiomovers
Audiomoversブースでは、現在開発中の OMNIBUS Windows版 のデモが行われていました。 これまで「Mac専用バーチャルパッチベイ」として、アプリケーション間とハードウェア入出力間でオーディオ信号を自 [……
NAMM2025 : BLACK LION AUDIO
BLACK LION AUDIOのブースでは、希少なハードウェアコンプを再現したLevel-Locや、48ポイントのTRSパッチベイPBR TRS³ LITをはじめとしたパッチベイ群が展示されていました。Level-Lo [……
NAMM2025 Adamson
1983年にカナダで設立されたメーカーAdamsonのブースでは、モニタースピーカーの新製品、MG10を展示! MG10は完全自己駆動の高性能デュアル10インチモニターラウドスピーカーです。 このMシリーズは重量やフット [……
NAMM2025 : AMS Neve
AMS Neve新製品88Cの詳細を特別インタビュー! AMS Neveからフラッグシップコンソールである88RSのチャンネルセクションにしようされているコンプレッサーを抜き取ったアウトボード88Cが登場です。 会場内で [……
NAMM2025 : KARNO
次世代のアナログプロセッサーSepiaを発見! 会場内にてドリンクバーのボタンのような展示を見つけ立ち寄ったところなかなか面白いデバイスを発見しました。 Sepiaはファミコンのカセットのようなものが1Uラックに6個刺さ [……
NAMM2025 : Focal
Focalからラージサイズのスタジオモニターが初登場! Focal Professionalから初のラージスピーカーが登場しました。 その昔KRKなどのラージサイズのユニットを製造するところからスタートしたFocal P [……
NAMM2025 ROLI
ROLIから新製品”Piano”が登場! コロナ前に日本でも販売されていたROLIから革新的な製品が登場です。 Airwaveという2個の赤外線カメラを搭載したハンドトラッキングデバイスと組み合わせることで、鍵盤から手を [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company