SoundForce VCF/VCF 6は Juno 60/106のVCF、VCA、HPFセクションをEurorackで再現。オリジナルのサービスマニュアルのドキュメントを元に、現代的なコンポーネントを使用して構築されています。オリジナルのカスタムICは購入することができなくなったため、人気の高いテキサス・インスツルメンツ LM13700 デュアルOTA ICを使用してVCFとVCAを最新の広く入手可能なパーツで再現。必要とされるすべてのパッシブは、オリジナルの回路図から引き継がれており、このデザインをEurorackフォーマットに適応させるためにいくつかの調整が加えられています。このモジュールは、ブラックとグレーの背景色の両方が用意されています。
シグナルフロー
SoundForce VCF / VCA 6は、シンプルな2入力のオーディオミキサー、電圧制御されたローパスフィルター(VCF)、VCA、3つの固定カットオフ周波数とバスブーストポジションを持つハイパスフィルターを搭載しています。信号の流れはミキサー→VCF→VCA→HPFとなります。
VCF
VCFセクションは、4極(24db/オクターブ)または2極(12db/オクターブ)から選択できる電圧制御のローパスフィルターです。FREQスライダーのトラベルは、オリジナルの4極モードで最高の体験ができるように較正されています。FM1とFM2のCV入力は、フィルターのカットオフ周波数をモジュレートするために使用することができます。これらのCV信号はFREQスライダーのマニュアルポジションに加算されます。FM1 の極性はトグルスイッチで反転させることができます。VOCT 入力は、音楽的な CV ソースで演奏された音のピッチに応じてフィルタを閉じたり、閉じたりすることができます。また、フィルターが自己共振しているときにフィルターを「再生」することもできます。フィルターは約8オクターブにわたって同調します。自己共振は、RES スライダが 9 以上の位置にあるときに発生します。この信号は RES スライダのマニュアルポジションに加算されます。すべての CV 入力にはアッテネーターが付いていますが、VOCT 入力にはアッテネーターが付いています。
LDC
LDCは “loudness drop compensation “の略で、スイッチが上の位置にあるときに有効になります。この機能は、通常の入力信号のラウドネスドロップを回避します。LDCにはヘッドルームが必要なため、歪みを避けるために入力信号やVCAのレベルを下げる必要があります。
VCA
このセクションは “ヴィンテージスタイル “のシングルOTA VCAです。VCA 用の CV 入力の他に、マニュアルスライダーコントロールがあります。両方を合計したものです。
HPFを搭載
ハイパスフィルターセクションは、Juno 60 と 106 の両方の HPF を組み合わせたものです。ポジション 0 は 106 の低音をブーストします。ポジション1は全くフィルターをかけません。ポジション 2 から 4 までは徐々に低音がカットされ、カットオフ周波数は 225 Hz、339 Hz、720 Hz です。
シンセサイザー音色作りのキモとなるフィルター。JUNO-60のVCFは4つのOTAを含むカスタムICであるIR3109を中心に構築され、VCAは別のカスタムOTAチップであるBA662を使用しています。そしてJUNO-106には、IR3109とBA662の両方を含むIC/PCBモジュールである80017Aが使用されています。つまり、基本的にJUNO-60とJUNO-106のVCFは同じという事になります。JUNO-60の方が音が太いとか元気が良いと言われた理由は、DCOベースクロック周波数の違い、波形位相の違いにあるようです。このフィルターにソフトシンセの音を通せばアナログシンセの質感を手に入れられるので、アナログシンセフリークにはオススメです!
Soundforce
https://sound-force.nl/?page_id=3763
記事内に掲載されている価格は 2021年1月22日 時点での価格となります。
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