国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!
厳選されたライブラリ容量で軽量な動作と豊富な音色を誇り、惜しまれつつも生産完了となったHyper Sonic。その後継が開発中のHalion4エンジンに加え、大幅なパワーアップを果たして帰ってきました!
その名は「Halion Sonic」! 1200を超える膨大かつ意思を持った音色、Motif+αのアルペジエータ「Flex Phrase」、Cubase5付属のREVerence、モーションサウンドを生み出すHalion得意のスフィアコントロールなどなど、確実な進化を果たしたHalion Sonic発表会レポート! STEINBERGと言えばお馴染み青木繁男氏による解説ムービーも必見です!
●キメ細かく、芯のあるサウンドを生み出すHalion4エンジンと珠玉のライブラリ!
MOTIF直系と聞いて納得のアコースティック楽器サウンドを豊富に搭載! シンセサイザーにおいても4つのレイヤーのうち一つ一つを波形単位から選択可能です!
他にも新たな特徴としてはBEAT系ライブラリの音色では左半分のノートでピッチ別にLOOPサンプルを再生出来る他、右半分のノートにはスライスしたキットを配置。ピッチ別でもCUBASE譲りのタイムストレッチエンジンでBPMはキープされるためビットクラッシャー的なアプローチも可能です!
また16パートの各音色切替が一瞬です! ハードウェアなら当たり前のことですが昨今のソフトウェアでは少し忘れがちな部分だけに嬉しいところです。またYAMAHAらしいポイントですがDelay系の音色から素早くプリセットを切り替えても音切れがありません! 動作の軽量さも相まって今作はLIVEでの使用等もオススメです!
●アナログシンセ顔負けの全方位型シンセサイズ!!
1音色辺り4系統のトーンをレイヤー出来る仕様はYAMAHAユーザーにはお馴染みですが、今度のSonicは懐の深さが半端じゃ有りません! まずはその模様を青木繁夫氏によるの解説ムービーでご覧下さい!
1レイヤー毎に4系統のエフェクト、さらに1音色ごとに4系統のエフェクト、マスターにも4系統のFXと計12系統の超強力エフェクターを搭載! その中身もDelayやアンプシミュレーターからCUBASE5の上位版のみ搭載しているサンプリングリバーブ「REVelence」を搭載! その他にも24種類のFilterなどを搭載、音作りの可能性は大幅に強化されています!
ちなみにこのソフトシンセ「Undo」が効きます! 細かいポイントですがすばらしい配慮ですね。
●新機能Flex Phrase & スフィアのコントロール設定
MOTIF直系1400種類のアルペジオを進化させた新機能Flex Phraseを新搭載! ノートやベンド、モジュレーションといったMIDIコントロールに応じてアルペジーターが変化! エレキのチョーキングやピアノでの複雑なボイシングなど可能性は無限大です!
他にもコードを記録出来るノートパッドに2次元XY軸上でのMIDIコントロールが可能なスフィアコントローラーなど楽曲制作の助けになる機能をGUI上にコンパクトに再現! 欲しい音と自在なコントロールの両立により抜群の使い勝手を実現しています!
●大容量マルチ音源とは異なる明確な製品コンセプトの前作をしっかりと継承!
昨今マルチ音源というとDAWに標準付属するものからKONTAKT4のようなサンプラーまで様々ですが、多くの場合マルチ音源に求められるのは単純な音質だけでなく、
・即戦力サウンドをどれだけ豊富に搭載しているか
・動作が軽量で多くの音色をストレス無く使用出来るか
それが重要です。YAMAHAのフラッグシップシンセMotif同様即戦力サウンドを素早いブラウジングで呼び出し、Flex Phraseやビート系の音色で即座にトラックをくみ上げる様は大容量サンプラーとは異なる明確なコンセプトを打ち出しています!
即戦力Toolを豊富に備えたHALION SONIC、その価格はなんと¥29.800!! 最初の音源としてはもちろん、セカンドシステム用やREASONなどに代わるTool集としても非常に魅力です!! (アカデミック版もございますよ! 価格はなんと¥19.800 !)
発売は今月15日を予定、本日より初回予約開始です!!
記事内に掲載されている価格は 2010年9月3日 時点での価格となります。
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