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さて昨日から急に動員も増えて盛り上がってきましたが今日は更に混んでいます。土曜日ですから当然と言えば当然なのですが、まさか会場の駐車場を探すためにグルグル廻る羽目になるとは、、、(笑)。
Analog Case
地元LAの5ヶ月前にローンチしたばかりの会社、Analog Caseです。
ありそうで意外とない系のケースをリリースしていくとCEOのGreg Pritchard君が言っていました。東京にも何度か来た事があるそうで、「電車に乗って」移動する時にもトップ裏面のネットの中にケーブルを入れて行けば荷物が減るよ!との事でした。
確かに車移動が中心のLAですら意外と外に楽器を持ち出すとなるとピッタリのケースもないし、ケーブルはケーブル入れにまとめて突っ込んじゃうのでいざ現場でスパゲッティー状態になっている事多いんですよね(汗)。こういう小さいメーカーやネット上でブラウズしているだけでは巡り会えないものとエンカウンターできるのもNAMMやSynthPlexのようなコンベンションの良いところですね。写真のArturiaのKeyStep用のケースはリリース済みで49ドルです。
MORDAX
モジュラーシンセを使っているてあると超便利なのがオシロスコープなんです。CVの変化ってビジュアルで確認した方が把握&理解しやすいんですよね。特に最近流行りのFOLD系やMake NoiseのMathsを使ったようなモジュラーシンセ独特のCV値の変化やアッテネーターの効果の確認も目でした方が分かりやすいです。現在のファームウエアでは周波数の解析もできます。
最初のリリースからファームウエアのアップデートが進んで、今はオシロスコープのみならず、外部クロックにかなりの高精度クロックを出力したり、外部入力されたクロックに追従しマルチプライできる機能も追加されています。やっぱりこの画面の大きさが良いですね。リリース済みで395ドルです。ほんとうは昨年のSuperBoothで発表になったGXN(写真左下)のデモを期待していたんですが、まだプロトタイプのままでした。
https://www.mordax.net/products/data
Strange Electronic
Strange Electronicを紹介しましょう。彼らの新しいモジュールLight StormはモジュラーシンセのCVやGateでLED照明をコントロールするためのモジュールです。
使い方は簡単で例えば外部からハイアットのオープン、クローズのための2つのトリガーゲートをパラって各々をこのLight Stormに入力するとハイハットのパターンでLED照明が変化して行くんです。LEDへの出力は左下のソケットから出力するのですが、アメリカではクリスマス時期等によく街で売ってるLED照明に使うのと同じタイプ割とユニバーサルなコネクターを使えます。リリース時期はもう間も無くと言っていました。価格はまだ未定です。
https://www.strangeelectronic.com/product-page/lightstorm
それから全くの僕の専門外なので初耳でしたが、彼らの照明用のシステムSetlistは実はアメリカ国内で多くのアーティストが使用しているんですね。アリアナグランデを始めとする多くのアーティストのライブ会場で実績を上げています。Ableton Liveと同期させて使うアプリで、簡単に説明すると照明の切り替え等をMIDIデータ&曲単位で管理して、セットリストの組み替えにはその曲の構成を変えるようにエディットするので現場で直ぐに対応できる、とのことでした。それからライブならではですが、2台目のMacがトラブった時に即座に2代目に切り替えるセイフティーのモードも備わっています。こちらは既にリリース済みで299.99ドルです。
https://www.strangeelectronic.com/product-page/setlist
以上3日目の気になった機材でした。さていよいよ明日は最終日です!
Synthplex 2019
https://www.synthplex.com/
記事内に掲載されている価格は 2019年4月1日 時点での価格となります。
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