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ブース中央にはNHKと共同開発したNT900が22.2マルチチャンネル音響(以下22.2)環境と共に展示。
こちらのNT900は従来のNT880に比べてコンソールの高さが低く作られているのが特徴です。というのも22.2環境はTop Layer・Mid Layer・Bottom Layer+LFEという構造から成立しています。注目して欲しいのは、他のDolby Atmos等の3D 立体音響とは構造が異なり、Bottom Layer つまり、前方下層からの音声が存在していること。このBottom Layerからの音声を妨げないように、NT880よりも低く設計されているそうです。
また、NHKブースに展示されていた8K対応の中継車とは別に作られた音中車もあり、このNT900は搭載されているとのことです。車に搭載するため、高さの他にも重量などにも配慮した仕様となっているそうです。
また、注目のパンニングはコンソールに埋め込まれたトラックボールで行います。そのままコントロールをすると水平方向のコントロール。横に配置されたShiftキーを押すことで、上下方向へのコントロールが可能に。
百聞は一見にしかず!ということで実際にオペレートしている様子を映像に収めました。実際の音像変化は映像では確認いただけませんが、ぜひご覧ください。
TAMURAブースではデジタルコンソールのNT660や小型コンソールのNT110、22.2 マルチチャンネル音響対応のNT900などを展示。
こちらのNT600はフラグシップモデルであるNT880の弟分的位置付け。コンパクトかつ軽量化に配慮し、ボタンやスイッチの数を約半分にまで減らしたそうです。ただし、一番操作する部分であるFader感覚はNT880と同等。そしてDSP Coreも同等になっています。小さくてもパワーは妥協しないんですね。
Writer. Yosuke
TAMURA >>
記事内に掲載されている価格は 2016年4月20日 時点での価格となります。
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