YAMAHAがステージキーボードYCシリーズの新製品として、アコースティックピアノやエレクトリックピアノ本来の演奏感を持つハンマーアクション鍵盤を備えた『YC88』『YC73』2機種を発表しました!
2020年4月に発売された『YC61』はオルガン奏法に対応し、トーンホイール方式のビンテージオルガンを忠実に再現するVCMオルガン音源を搭載。「必要とする基本音色が限りなく“本物(リアル)”である事」「演奏に集中できるシンプルで機能的な操作性を備えている事」「どんな現場にも自ら持ち運べる高い可搬性がある事」という現代のキーボーディストのニーズに高い次元で応える新世代のステージキーボードとして好評を博しました。
今回新たYCシリーズに加わった2製品は、グランドピアノさながらのリアルな鍵盤タッチを持つYC88、伝統的なエレクトリックピアノの演奏感を再現したYC73と、用途に合わせて選べる充実したラインナップとなっています。
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YCシリーズとは
ヤマハの初代YCシリーズ「YC10」は、ステージ上で高まる新たなニーズに対応するコンボオルガンとして発売されました。
その優れた可搬性と、のちのシンセサイザーにもつながるバリエーション豊かなサウンドは多くのアーティストのステージで認められ、その後YC-20/30/25D/45Dといったシリーズモデルが誕生しています。
ステージ上で必要とされる様々なサウンドを瞬時に呼び出す事ができる利便性は、現代のステージキーボードカテゴリーにおいても変わる事の無い普遍的ニーズであり、YCシリーズはその点においてもまさに先駆けであったと言う事ができます。
2020年4月に発売された『YC61』、今回発表されたた『YC88』『YC73』は、そういったYCシリーズのアイデンティティを受け継いだ新世代のステージキーボードと呼べる製品です。
そして今回、4種類の新ボイス追加を伴うOSバージョンアップ(OS v1.1)と同時に、鍵盤ユニットが異なる3機種をラインナップに揃え、「ライブ」「配信」「音楽制作」など多様化するシチュエーションにおいても、生演奏による表現にこだわるキーボーディスト向けに、個々のプレイスタイルに応じた最適なソリューションを提供致します。
YC88
●ナチュラルウッドグレードハンマー3(NW-GH3)鍵盤 搭載モデル
88鍵のNW-GH3鍵盤(白鍵:木製象牙調 / 黒鍵:黒檀調 仕上げ)を搭載するYC88は、ピアニストのダイナミックかつ繊細な演奏表現に対応するモデル。アコースティックピアノと同じく天然木の無垢材で作られた鍵盤は自然な重量感とタッチを生みだし、低音域で重く、高音域では軽くなるハンマーアクション機構はグランドピアノ本来の機構を再現したものです。ヤマハ独自のドリプルセンサー採用によりグランドピアノ同様に音切れのない高速の同音連打を可能としています。
YC73
●バランスドハンマースタンダード(BHS)鍵盤 搭載モデル
73鍵のBHS鍵盤は、エレクトリックピアノのスタンダードであるE-to-Eレイアウトを採用した鍵盤。
コンパクトでありながらピアノ曲にも対応できる音域、均一で癖のないハンマーアクションは、エレクトリックピアノはもちろんアコースティックピアノからオルガン、シンセサイザーサウンドまで、様々なサウンドと演奏表現に対応できる心地よい演奏感を実現。YCシリーズの中でも最も万能で汎用性の高い鍵盤と言えるでしょう。
YCシリーズOS v1.1アップデートによる音色数の拡張も!
YC88/YC73の発売と同時にYCシリーズ共通の新ファームウェアOS v1.1をリリースも発表されました。
新OSには4種類の新音色と、その新音色をフィーチャーした8種類のライブセットサウンドを追加収録されています。
●NASHVILLE C3
Nashville C3は世界的なミュージシャンとの関係を築くヤマハのアーティストリレーションチームとサウンドデザイナーの協力により新たに収音された個性豊かな小型グランドピアノです。このC3はアメリカ合衆国テネシー州にあるYamaha Entertainment Group Studiosで録音され、独特の雰囲気と個性を最大限活かせるよう、その信号はアナログのオープンリールデッキを介して処理されています。
●Live CF3
ヤマハのステージピアノCP300に収録されているクラシックなCF3音色は、これまで数々のプロミュージシャンを魅了してきました。その力強いサウンドは、特に海外のポップスやゴスペルミュージシャンに好まれ演奏され続けています。
●73 Rd Studio / 74 Rd Stage
OS v1.1にはバラードやジャズ、R&Bなどのコードワークにフィットするスムースで暖かみのある【73 Rd Studio】、アグレッシブで演奏にアクセントがつけやすく、ソロや「食う」と表現されるようなグルーブ感のあるリズムパートに最適な【74 Rd Stage】の2種類のエレクトリックピアノサウンドを追加収録。
YCシリーズは今後もファームウェアのアップデートと共に、新たなサンプリングを含むハイクオリティな音色コンテンツを追加していくとのこと。こちらも楽しみですね。
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NAMM 2020 Day 2 : YAMAHA / YC61(氏家克典氏による試奏動画もあり!)
記事はこちら
1月18日から開催されるNAMM 2021のレポートでも紹介しますので、ぜひお楽しみに!
記事内に掲載されている価格は 2021年1月15日 時点での価格となります。
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